今の世の中では、経済が停滞、感染症の拡大、自然災害の多発など、人びとの暮らしにあまり余裕がありません。
その余裕とは、金銭的なものもさしますが、人と人の間の人間関係の余裕、心の余裕のことでもあります。
SNSが行き渡り、男女に関係なく、強い個性を打ち出すようなおもしろい話題を提供したり、ユニークなことを言う人も少なくなったように思います。
友だち同士の中でも、「よけいなことは言わないでおこう」という雰囲気がたちこめた、「閉じられたなかま関係」になっているように思います。
1980年代中頃から女性の権利が社会的に認められるようになりました。1986年には男女雇用機会均等法が施行されました。
もちろん法ができたからといって、世の中、社会が急に変わるのではないのですが、法というものは大きな力をもっています。
徐々に、法が人びとの行動規範を定めるので、行動が変わります。すると意識や考え方の基準まで変化してくるのです。
それ以前まで、男女間には雇用上の不平等が明確にあり、女性が生きていくのはたいへんでした。
しかし、1980年代後半からは経済力を持つ女性が増えてきましたし、社会で発言する場面や機会も増えてきたのでした。
それとともに、女性の意見を聞こうというか聞こうとする社会になってきたように思います。
そのとき、世間で盛んに言われたのが「草食男子」でした。男性が優しさと煮え切らない態度を前面に出していて、揶揄されることもありましたが、世の中はバブルの頃で、一方で華やかな服装をした女性、キラキラした女性が現れました。
いまは時代も変わり、自分の人生をキャリアで捉え、自分のキャリアを確立するうえでふさわしいパートナーを求める時代になっているように思います。
令和の時代は、もう明らかに平成とは違います。女性も男性も一人でも生活している時代です。
だから、パートナーがなんとしてでもほしい人は、マッチングアプリなどを使い探せばいいです。パートナーがいなくてもいい人はそうしなくてもいい。
少子化の問題に対応する部署や人は、このあたりの若い世代の男女の意識の変化を十分に把握していないと施策はうまく届かないでしょう。
たんに子育てにお金がかかるから、結婚したり、子どもを出産しようとしないと短絡的に考えていては少子化の波は止まらないでしょう。
学校教育でも、教職員はそのような時代の男女関係の社会に今の子どもたちは入っていくことを意識して、子どもたちと接するようにしたほうがいいと思います。
その中で、人と人がつながること、男子と女子の尊重し合う関係などを育んでいくべきです。
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