中学生になると、子どもは優劣をつけられることがふえてきます。
このことは、以前にもブログで触れました。
中学校は小学校と違い、生徒間の差が見えやすいしくみになっているからなのです。
このことに関して、わが子が「できない」ことが出てくると、本人も最初は驚き、次に自信をなくすことがあるのですが、本人以上にいらだつのは親御さんでもあるのです。
すると、親はとかく「ああしなさい、こうしなさいと子どもを「できる」ようになることを願い、わか子にせっつくようになります。
数学が苦手な子に、こうやって問題を解くのよ。
「こんなのが、わからないの!」とイライラします。
そうではなく、
少し易しい問題をさせると、「そんなのはわかってるよ」。
「最初からやっていけば、どこでつまづいたのかがわかるのよ」
そうすると、「あ、ここからわからなくなったのか」と自分で気づくことができます。
本人が気づくことができれば、自分から取り組めるようになります。
だから、親はああしなさい、こうしなさいではなくて、
「最近どうなの? お母さんが手伝えることはある?」と聞きます。
「なにもないよ」ならほっておけばいいでしょう。
「いつでも言ってね。手伝うから」
「ちからになるからね」
これだけで、子どもは自分のことを気にかけてくれている、と感じます。
こんな会話を続けていると、子どものほうから話しかけてくることもあるでしょう。
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