箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

本当は光の中に自分がいた

2022年04月22日 09時45分00秒 | 教育・子育てあれこれ
私たちはの思考には、「比較する」とか「比べる」という働きがあります。

こちらのほうが大きいとか小さい。

あちらほうが高いとか低い。

あの人の方が人気がある。

こちらの人の方が仕事ができる。

友達の方がお金をたくさんもっている。

そして、自分が優越感や劣等感をもつのです。

そんななかでも、他者と比較せず、自分の足りないところだけを考え、努力を続ける人がいます。

その人の心には、区別もないし、卑下もないのです。

おそらく、そういう人ほど心は安らかなのだと思います。

その人はすべてが肯定されていて認められているのだと思います。

人間の本質の世界は、比較することではなく、その人自身がどういう状況や状態にあるかをみて、自己を改善する点にあるのだと思います。

自己を見つめるのは苦しいです。悲しくなることもあります。

でも、苦しみが終わってみてはじめてわかることがあります。

じつは、悲しくて涙を流して泣いていたときが、いいちばん輝いていたことに。

そうか、闇の中に自分がいたのではなく、本当は光の中にいたことに、あとになって気がつくのです。




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