
中学校の部活動を地域で担うように変える改革が試行されています。
指導者を学校の先生(顧問)から、学外の地域人材にシフトしていく考えです。
しかし、課題はたくさんあります。
まずは支払う報酬の問題であり、人件費の財源確保を自治体がしなければなりません。
また、放課後までは生徒は学校で授業を受けており、平日の活動時間が短く、それに加えて土曜日または日曜日の活動の手当てがコーチに支払われますが、それだけでは生計を立てる仕事にはなりません。
そのような人材確保の問題があります。
また、もし部活を民間に任せるとなると、保護者の経済的負担が重くなることも考えられます。
公教育の機関で、世帯収入により、活動できる生徒とできない生徒が生まれるのは好ましくないです。
また、教育課程外の活動とはいえ、中学校から部活動をまったく切り離してしまうのは、生徒の人格・人間形成を促す教育的価値から一考の余地があります。
生徒たちが充実した学校生活を送れるよう、地域で学校を支えるしくみづくりが必要です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます