箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

不安な気持ちに応えてほしい

2020年04月20日 07時53分00秒 | 教育・子育てあれこれ

新型コロナウイルスは目に見えないので、人びとの不安をかきたてます。

 

わたしも、「死者〇人」、「緊急事態宣言発出」などと聞くと、「えらいことになってきた」と思うと同時に、「これからいったいどうなるのだろう」というように、先を見通しにくいことから不安な気持ちになります。

 

不安は漠然としていればするほど大きくなります。

 

何が不安なのかもわからないまま過ごすのでよけいに不安感が増大します。

 

非常時には多くの人の気持ちが不安定になります。


こんなときには、心のケアや癒しが必要になります。

 

でも、厚労省のWEBサイトには、メンタルサポートについての表示は見当たりません。

 

いまは、お金のこと、体調のこと、子育てのこと、就労のことなど、複合した不安を抱える人が多いのです。


その不安に応えるという趣旨で、質問に対して自分の場合にあてはまるように答えていくと必要な情報やサポートにたどり着くような相談できるしくみがあるといいと思います。

 

現状のような、ジャンルがいろいろあり、膨大に羅列されている項目の中から、自分が知りたい情報にたどり着くのは難しく、根気がいります。

 

相談者が、自分の抱えている漠然とした不安の正体を知り、いま活用できる制度はなにかなど、具体的な情報を得ることができたら、不安が安心に変わることもあるのです。

 

数的には、新型コロナウイルスの感染者よりも、「不安に飲みこまれる感染者」の方が多いのです。

 

外出自粛が長引けば長引くほど、メンタル面で追いつめられる人が増えます。

 

「人々の命を守るます」と言われるよりも、不安に応える相談体制があるほうが、人びとは安心しやすいと思うのですが・・・。



コメントを投稿