箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

 年度替わりには・・・

2022年03月25日 07時01分00秒 | 教育・子育てあれこれ


年度が替わるのは、多くの人びとにとって大きな節目となります。

一昨年、新型コロナウイルスが広がり全国一斉休校となった頃、降って湧いたような9月入学案が論議されましたが、すぐにたちぎれとなりました。

4月は特に学校の関係でいえば、わが国では子どもたちにとって大きな節目であることは、昔も今も変わりません。

進級する子、進学する子、入学する子にとって、学ぶ環境が大きく変わります。

そのような節目であるからこそ、3月段階でのふりかえりが大切だと思います。

ふりかえりというと、よく1年間の反省を思いつき、「これができなかった」と、悔い改めることが多いものです。

たしかに、できなかったことから目を背けてはいけませんが、できたことにも目を向けたいものです。

できなかったことから学べることはもちろんありますが、できなかったことだけに目を向けていると気分はネガティブになります。

しかし、できたことを考えることで、自己を肯定する気持ちが高まり、達成感を感じることで前向きな気持ちになり、前向きな一歩を新しいスタートにできます。

それでも、大きな失敗やイヤな経験を思いつくことが多いのなら、「その経験や失敗からなにか学びとることはなかったか」と考え方を転換して、ポジティブなイメージを膨らませ新しい年度を迎えたいのです。


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