箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

自律の気持ちに対応

2019年12月22日 09時50分00秒 | 教育・子育てあれこれ








自律したいという気持ちは、子どもの成長とともに現れてきます。

「自立」とちがい、「自律」は自分がやることは自分できめる。自分がどうするかは、他者ではなく自分できめる(自己決定)ことです。

スマホをさわっている子に、「もう勉強する時間よ」と言ったところ、「今からしようと思っていたのに」と子どもが反応した経験があると思います。

子どもは、本当に、もう学習をしようと思っていた、または、しなければいけないなと思っていたのです。

ところが、自分を律して学習を始める前に、親から言われたことで、自分のやることを自分で決めることができなくなりました。

言われてから、スマホの画面を消してテーブルの上に置いても、自分の意思でそうしたのではありません。

自律したいという気持ちが実現できなくなりました。

あとなは、子どものようすをよく観察して、タイミングよく声をかけることが必要です。

「あと何分ぐらいで、勉強しようと思っているの?」とタイミングをみはかって声をかけます。


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