1月下旬は冬にしては暖かい日が続いていましたが、2月になりいつものような寒さが戻ってきました。
さて、寒い日にちなんで、
何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。
マラソンの高橋尚子の座右の銘と言われる言葉です。
2000年のシドニーオリンピック女子マラソンで、高橋尚子選手は2時間23分14秒のオリンピック新記録で、金メダルをとりました。
そんな高橋選手を支えたのが、高校時代の中澤正仁陸上部監督から送られた冒頭の言葉でした。
彼女は社会人になってからマラソンに転向しましたが、3年間は芽が出ませんでした。
しかし、この言葉を胸に1歩1歩走り続けてきました。
シドニーオリンピック金メダルを手にした高橋選手は、その後も連覇を目指し練習を重ねました。
シドニーオリンピック金メダルを手にした高橋選手は、その後も連覇を目指し練習を重ねました。
しかし、2004年のアテネオリンピックの代表選考で落選しました。
その上、アメリカで走り込みの練習をしていたら右足首を骨折してしました。
やっと足首が治ると、今度は肉離れを繰り返す日々が続きました。
周りの人はレースを休むことをすすめましたが、高橋選手は走り続けました。
何も咲かない寒い日に下へ下へと根を伸ばしたのです。
そして、2005年東京国際女子マラソンでは、シドニーオリンピックのときのようなラストスパートをかけ、みごとに復活優勝を成し遂げたのでした。
人は、苦しいときに踏ん張るからこそ、根が伸びるのです。
人は、苦しいときに踏ん張るからこそ、根が伸びるのです。
根を伸ばすことをやめなければ、やがて大きな花が咲く。
身をもって、高橋選手は座右の銘にしている言葉を実現させました。