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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

当たり前のことをほめる

2019年09月01日 07時21分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
 
 
子育てにおいて、子どもをほめることは有効な方法です。
 
ほめられてうれしくない子はいません。小さい頃は、ほめられるとうれしくなり、次も同じことをしようと思います。
 
 しかし、子どもがまだ十分な判断ができない段階の小さい頃のほめすぎは「自分はなんでもできる」という万能感をもたせることにもなり、好ましくありません。
 
できないことや挫折に出会ったとき、のりこえる自信を失います。 
 
とはいいながらも、ほめることには、教育的な効果がたしかにあります。
 
だから、適切に子どもをほめるといいのです。
 
 子どもが中学生なら、
 
机に向かえば「よく勉強するね」、
 
家のお手伝いをしたら「手伝ってくれてありがとう」、
 
学習塾から帰ってきたら「遅くまで勉強して、たいへんだったね」・・・。 
 
中学生が学習するのは当たり前です。お手伝いをするのは、家族の一員として当然やるべきことです。 
 
「そんな当たり前のことで、ほめるのですか? それに、相手は中学生ですよ。子どもの側も素直に受け取らないし・・・」と言われる親御さんもいるかもしれません。
 
でも、そういう親御さんほど、子どもをほめるのが苦手なようです。 
 
 
子どもは当たり前のことをしてほめられるから、当たり前のことを当たり前にする子になるのです。 
 
また、ささいなことでほめられた子は、「やってみよう」という意欲が高まるので、チャレンジしてみようという子に育ちます。