
学校の先生を対象にした講師による講演会では、先生なのに、先生らしくない聞き手が大阪の教師です。
ある講師の先生が言っていました。とにかく大阪の先生はよく笑う。
教師とは思えないノリのよさを感じるそうです。
どんなボールを投げても、気持ちよくキャッチーミットで受け取ってくれる。
これは、笑い慣れしているからでしょうか。
一般的に「固い」と言われる先生なのに、講演者を気持ちよくさせてくれるのが、大阪の先生です。
また、最近では、大学では学生がプレゼンをする機会が多くあります。
大学教員の話では、大阪の学生は自分を押し出すのが上手だとのこと。
話し出したとたんに、聞く学生たちをプレゼンに引き込んでいくのが、大阪の学生だそうです。
このノリのよさは、三中の子にも表れています。
1年生が、古典落語を秋の神戸方面校外学習で聞いたとき、「ワハハ、ゲラゲラ」と笑う様子で、私は実感しました。
授業でも、教師はつかみに何をもってくるかを意識します。
生徒も何か面白い話にならないかと、興味深く聞いています。ときどき、ツッコミを入れる生徒がいます。
たまに、関西以外から三中に転入してくる生徒がいます。
周りに集まってきて、次から次へとワーと話しかけてくる。
慣れていない転入生が、これに戸惑う場合があると聞きます。
このように、三中の生徒にも、大阪式ノリのよさは根づいています。
もちろん、三中の子がすべてそうだというのは、きめつけになります。
一人ひとりに個人差があります。そうでない子もいます。
でも、一般的・全体的傾向としては、三中の子も大阪人らしくノリがいいと言えます。
やはり、箕面の子も、大阪人です。