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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ノリのよさ

2018年12月09日 14時47分16秒 | 教育・子育てあれこれ



学校の先生を対象にした講師による講演会では、先生なのに、先生らしくない聞き手が大阪の教師です。

ある講師の先生が言っていました。とにかく大阪の先生はよく笑う。

教師とは思えないノリのよさを感じるそうです。

どんなボールを投げても、気持ちよくキャッチーミットで受け取ってくれる。

これは、笑い慣れしているからでしょうか。

一般的に「固い」と言われる先生なのに、講演者を気持ちよくさせてくれるのが、大阪の先生です。


また、最近では、大学では学生がプレゼンをする機会が多くあります。

大学教員の話では、大阪の学生は自分を押し出すのが上手だとのこと。

話し出したとたんに、聞く学生たちをプレゼンに引き込んでいくのが、大阪の学生だそうです。



このノリのよさは、三中の子にも表れています。

1年生が、古典落語を秋の神戸方面校外学習で聞いたとき、「ワハハ、ゲラゲラ」と笑う様子で、私は実感しました。

授業でも、教師はつかみに何をもってくるかを意識します。

生徒も何か面白い話にならないかと、興味深く聞いています。ときどき、ツッコミを入れる生徒がいます。

たまに、関西以外から三中に転入してくる生徒がいます。

周りに集まってきて、次から次へとワーと話しかけてくる。

慣れていない転入生が、これに戸惑う場合があると聞きます。


このように、三中の生徒にも、大阪式ノリのよさは根づいています。

もちろん、三中の子がすべてそうだというのは、きめつけになります。

一人ひとりに個人差があります。そうでない子もいます。

でも、一般的・全体的傾向としては、三中の子も大阪人らしくノリがいいと言えます。

やはり、箕面の子も、大阪人です。