先日2月3日のブログで、人生100歳時代を取り上げました。
今回は、人生のライフデザインを考えるうえで、子育てにかかわるという点にフォーカスして、生き方を考えみます。
わが国の子育ては、依然として、女性が子育ての多くを担っているという現状です。
私の娘夫婦は、子どもが生まれた約6ヶ月後から、夫が半年の育児休業をとっています。
しかし、このような例は、制度が整っていればこそできることであり、依然として男性の育児休業取得率は低迷しています。
今後は、子育ては夫と妻の協同の役割で担っていくという意識改革が、人生をどう過ごすかというライフデザインの一つに組み込まれていかなければならないでしょう。
ドイツでも、長きにわたり、男性は働き、女性は家庭を守るという保守的な価値観が主流で、硬直化したものでした。
しかし、2005年にウルズラ・フォン・デア・ライエンさんが、家庭・高齢者・女性・青少年相に就任してから大きく変わったと聞きます。
彼女は、7人の子を持つ母親ですが、就任してからは父親の有給育児休暇、子ども手当などを充実させて、ドイツ社会を大きく変えました。
社会制度や企業の組織構造と働く人の意識の両方から変えていく方法が、日本には必要です。
そして、誰もが人生100年時代の人生のなかで、子育ても一つの生き方として確立されていくことが望ましいのではないかと思います。
おそらく、これから先には、わが国も変わっていくのだと展望します。
ということは、現在の三中の子も、イクメンになる人が今よりは、増えるでしょう。
親御さんも、このことは、一定程度念頭に置かれた方がいいでしょう。
時代は変わっていきます。
(冒頭のグラフは、『毎日新聞』から引用しました。)