勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

価格は市場が決める。

2015年10月20日 | 時事
朝日新聞に“スマホ「赤字」販売に批判相次ぐ総務省有識者会議”とありました。
携帯大手のスマホの割引販売について、総務省側が「収支は赤字傾向」と指摘しながら、赤字を割高な通信料金で解消していることについて有識者から批判が相次いだということです。得意の政治の市場介入ですね~

まぁ、なんと言いましょうか馬鹿ですね!
「価格は市場が決めるもの」という原理原則をこの有識者たちは何も解っていない。か、もしくは解っているけど言えないかのどちらかですね。経営者にしてみれば「そんなこと指図されるこっちゃね~!ほっとけ!」てなもんですよ。。。

「売り手」がいて「買い手」がいる。
そしてそこに商売が生まれる。
売値が高いと売れないし逆に安すぎると物が足らなくなる。
するとどうなるか・・・高くてもいいから欲しいという「買い手」が現れる。
結果、価格は高くなる。
そのうち物不足が解消されてくる。
するとどうなるか・・・安くできる「売り手」が現れる。
結果、価格は安くなり落ち着くところに落ち着く。

このように、「売り手」と「買い手」事情とバランスによって価格は常に変化するのものなので、決して政治が口出しするものではないですよね。月々のスマホ料金が高すぎて生活に窮するならば格安SIMを使えばいいわけで、それは「買い手」に選択権があります。国民の大半がSIMに移行する動きになれば、おのずと大手携帯3社の料金も(市場原理に従って)下がってきます。。。ただそれだけのことですよ。

消費税が10%になり、物価が高くなって生活に窮するようになれば「買い手」は買うのを我慢するしかない。
そのうち(残るよりはマシとばかりに)ギリギリまで価格を下げる「売り手」が現れる。
結果、安い「売り手」の所に「買い手」は集まる。
するとどうなるか・・・他の「売り手」も安くせざるを得なくなる。。。ただそれだけのことですよ。
そう、デフレです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする