勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

来年はいい年に出来るのか。

2012年12月31日 | 時事
麻生副総理兼財務・金融相は「景気が悪い中では上げない」と述べ、あくまでも増税よりも景気回復を優先させるとの考えを強調。予定通り増税するかは、来年10月までに最終判断する方針だが、日本経済は今春から景気後退局面に入った可能性が高い今、景気が回復基調にならなければ2014年4月に予定している消費税率の8%への引き上げが先送方向。

自民党圧勝の選挙を終え新たな政権がスタート。
先日、会社内の雑談である社員が言っていた。「参議院選挙が控えているので自民党はそれまでおとなしくしているだろう。参院選でまた圧勝すればその時はやりたい放題で、増税もするにきまってるさ」と・・・

私はそうは思わない。もし増税すれば“うそつき民主党”の二の舞になるのは自民党員は百も承知のはず。一度野党に転落して何が悪かったかを反省しているとしたら今回手にした政権を手放すような馬鹿はしないだろう。

「民のかまどはにぎわいにけり」と言う言葉をご存知だろうか。仁徳天皇の有名なお言葉である。天皇は難波高津宮から民の家々をご覧になられた時、家のかまどからご飯を炊く煙が立ち上ってない事に気付き「都でさえこんな有様だから地方はもっと貧しいはずだ」と考え、向こう三年間は税を免除する方針をとられた。そして天皇自ら贅沢を慎み、衣服もあるもので我慢し宮殿か朽ちてきても修理もせずじっと(民と同じく)三年間耐えられた。
その後、人々の生活は豊かさを取り戻し、その様子に満足され「私は豊かになった!よかった!」と言われた。皇后様に「衣はボロボロで屋根には穴が開いてるのにどうして豊かなの?」と聞かれた天皇はこう答えました。「民あっての国だ。民が豊かということは私も豊かということだ!」

民主党が政権を取る時、この事を国民は強く望んでいた。しかし、実践できなかった。そればかりか“民から税の徴収を更にきつくしようとした”・・・そして政権を失った。もし、今の自民党が「向こう三年間は増税しない。そして国会議員のボーナスはなし。歳費も7割カットする」というくらいの思い切った決断を下せれば圧倒的国民の支持を得ることが出来るだろう。

まぁ、出来ないでしょうが・・・少なくとも来年は今年より国民を豊かにして下さいね。自民党さん!

では、皆様よいお年をお迎えください。





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