「ある女子大教授の つぶやき」 の 「選挙戦総括」
麻生総理は 「そりゃ金がねえなら結婚しない方がいい」 と説得した、と書かれています。
当該発言の動画をみつけましたので、ポインタを記します (↓) 。
http://www.youtube.com/watch?v=xbCB0v7t5uQ
これを見ると…、
おそらく学生は、「金がないから結婚できない。対策を聞きたい」 という趣旨で問いかけたのだと思います。そして、それに対して、麻生総理は答えていない。「貧乏人は麦を食え」 と同じ発想だと言われればその通りかもしれないし、また、たしかに言葉は上品とは言い難く、品がないと言えば、ない。
けれども、これは、上から目線というのとは、すこしちがう。総理は、「 ( 金があっても ) 俺も結婚遅かった」 と言われています。おそらく、「金がねえなら」 といった表現も、学生と友達感覚、対等な感覚で発言したからこそ、ではないかと思います。
おそらく、この発言の問題点は、上から目線だとか、品がない、などといったことではなく、
総理としての責任感が感じられない、
というところではないかと思います。
総理と同じことを、「近所のおじさん」 が話したのであれば、なんの問題もなかったと思います。人のいいおじさん、と受け取られたはずです。この発言が問題視されるとすれば、それは、( 対策を考え、実行すべき ) 総理の言葉ではない、ということに尽きるのではないかと思います。
ところで、
総理としての責任感が「感じられない」 というのは、責任感が 「ない」 とは、異なります。
本当に責任感がなくて他人事なのか、あるいは、対策を打ちつつある安心感からなのか、はたまた、苦悩し続けているけれども表に出さない人柄なのか、それは、有権者ひとりひとりが判断しなければなりません。有権者の側も、総理の発言 ( 動画 ) をどう解釈するかが問われています。
なお、「asahi.com」 の 「野党幹部、相次ぎ批判 首相の「金がねえなら」発言」 は次のように報じています。
■追記
「もう自民党政治は嫌になったので、この辺で政権交替したらどうか、民主党になったからと言って世の中はそう急激に変わるわけはないが」 ……… 世の中はそう急激に変わるわけはないのであれば、( 経験の乏しい ) 民主に変えてもよい、ということにもなりますね。
選挙戦で何が起きているのか
選挙戦も終盤に入った。大新聞の予想ではいずれも民主党300議席、自民党100議席となっている。ネット上での意見を大まかにまとめると「もう自民党政治は嫌になったので、この辺で政権交替したらどうか、民主党になったからと言って世の中はそう急激に変わるわけはないが」という感じである。政治資金疑惑や国旗問題を自公党首が演説しても、この流れは止まらない。
自民党としては、この流れを変える大事件を引き起こしたいところであるが、それも難しいので、最後の手段として大々的な対民主党ネガティブ・キャンペーンを始めた。自民党HPにアニメCMを2本公開している。鳩山代表そっくりのラーメン店主が客の注文におたおたするのと、民主幹部4人らしき影絵が登場する「ブレル男たち」には任せられないというマンガである。
そのほか60年も政権を担当してきた政党とは思われない「知ってドッキリ民主党」というような怪文書的パンフをなりふり構わず配布している。これでは流れを引きとめるどころか、ますます加速するだけであろう。まるでもう自民党は野党になったみたいで、元気に与党の民主党を攻撃しているみたいだ。そういえば、麻生さんの品のなさは野党党首のほうがふさわしい感じもする。
「そりゃ金がねえなら結婚しない方がいい。うかつにそんなことはしない方がいい。金が俺はない方じゃなかったけど、結婚遅かったから」と首相は金がないなら結婚するなと、学生や若者を説得した。「貧乏人は麦を食え」と言った池田首相と同じ発想である。上からの目線と批判されている首相の姿勢に拍車をかける発言である。30日の投票結果の興味は、自民党の大物政治家が何人国会議事堂に戻って来るかである。
麻生総理は 「そりゃ金がねえなら結婚しない方がいい」 と説得した、と書かれています。
当該発言の動画をみつけましたので、ポインタを記します (↓) 。
http://www.youtube.com/watch?v=xbCB0v7t5uQ
これを見ると…、
おそらく学生は、「金がないから結婚できない。対策を聞きたい」 という趣旨で問いかけたのだと思います。そして、それに対して、麻生総理は答えていない。「貧乏人は麦を食え」 と同じ発想だと言われればその通りかもしれないし、また、たしかに言葉は上品とは言い難く、品がないと言えば、ない。
けれども、これは、上から目線というのとは、すこしちがう。総理は、「 ( 金があっても ) 俺も結婚遅かった」 と言われています。おそらく、「金がねえなら」 といった表現も、学生と友達感覚、対等な感覚で発言したからこそ、ではないかと思います。
おそらく、この発言の問題点は、上から目線だとか、品がない、などといったことではなく、
総理としての責任感が感じられない、
というところではないかと思います。
総理と同じことを、「近所のおじさん」 が話したのであれば、なんの問題もなかったと思います。人のいいおじさん、と受け取られたはずです。この発言が問題視されるとすれば、それは、( 対策を考え、実行すべき ) 総理の言葉ではない、ということに尽きるのではないかと思います。
ところで、
総理としての責任感が「感じられない」 というのは、責任感が 「ない」 とは、異なります。
本当に責任感がなくて他人事なのか、あるいは、対策を打ちつつある安心感からなのか、はたまた、苦悩し続けているけれども表に出さない人柄なのか、それは、有権者ひとりひとりが判断しなければなりません。有権者の側も、総理の発言 ( 動画 ) をどう解釈するかが問われています。
なお、「asahi.com」 の 「野党幹部、相次ぎ批判 首相の「金がねえなら」発言」 は次のように報じています。
麻生首相が23日、東京都内で開かれた学生との対話集会で、参加者から「若者に結婚するだけのお金がないから結婚が進まず、少子化になるのではないか」と聞かれたのに対し、「金がねえなら結婚しない方がいい。うかつにそんなことしない方がいい。おれは金はない方じゃなかった。だけど結婚は遅かった。稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい」と語ったことに対し、24日、野党幹部から批判の声が相次いだ。
民主党の菅直人代表代行は沖縄県沖縄市で「いま働こうと思っても仕事がない。そういう皆さんが考えてほしいと言った時に『金がないのに結婚するな』と言う。総理を続けてほしいと思う人は沖縄に一人もいないと思う」。共産党の志位委員長は長野市で「多くのワーキングプアをつくった責任を感じないのは政治家失格だ」。社民党の福島党首も同市で「非正規雇用が増えたのは政治のせい。自己責任にするのは政策を理解していない」と語った。
■追記
「もう自民党政治は嫌になったので、この辺で政権交替したらどうか、民主党になったからと言って世の中はそう急激に変わるわけはないが」 ……… 世の中はそう急激に変わるわけはないのであれば、( 経験の乏しい ) 民主に変えてもよい、ということにもなりますね。