まず、音楽が先に必要であった。そこで、手塚先生は、虫プロで一番音楽センスのある、音響の田代 敦巳さんに音響監督をまかせられた。
手塚先生の妹さんが嫁いだ旦那さんが東京交響楽団の方であったので、そのつてで、東京交響楽団の指揮者 秋山 和慶氏にオーケストラの演奏をお願いすることができた。
田代さんは、手塚先生とイメージを暇を見ては打ち合わせをして、(こんな時田代さんは何時間でも辛抱強く手塚先生の手があくのをお待ちになっていた、そして先生の意を汲みいつも先生のイメージより良いものに仕上てきて、先生の絶大な信用を得ていました)
オーケストラの演奏を録音したものを先に、家庭用のテープレコーダーにダビングして、楽譜から、タイムシートに、タイミングを書き写し、タイミングシートを演出家や作画に渡しテープを聞かせました。 作画はそのタイミングシートにあわせて作画すれば、動きのタイミングが合うのでした。
田代 敦巳さんは、その作業は、大変な作業であるにも関わらず、ほとんど一人でなされたのには驚きました。そばで見ていて、そのタイミングシートに変える技術?を盗ませていただき、のちの「やさしいライオン」の時には、それを、役立たせることができました。
「展覧会の絵」は大きく分けると三つのヴァージョンがあります。
芸術際や劇場公開した、最初の作品。これはエンディングの部分が実写のオーケストラ演奏になっております。
二つ目は エンディングの部分をアニメに変えたもの。
三つ目が 富田さんが編曲したものです。
ビデオは パイオニアから発売されているもので「手塚治虫アニメワールド・ベストセレクション2)です
何か特典が入っていて、三つのバージョンの解説でもあると勝手に解釈して、わざわざ注文して購入しましたが、見事期待を裏切られました。 富田さんのもので,何の解説もありませんでした。値段も3500円と買ってみると高いものでした。(ある街角の物語も買ったので)
最近杉並アニメーションミュージアム
http://www.sam.or.jp/index.php
へ行きましたが、そこの 視聴覚室ではライブラリーの映像を見ることが出来ました。
そこで見せていただいた 手塚治虫実験作品のDVDは内容的にも値段的にも良いと思いました。「展覧会の絵」のエンディングの実写版も入っていました。
収録作品は(本編157分)
01. ある街角の物語 (1962年/38分)
02. おす (1962年/3分)
03. めもりい (1964年/6分)
04. 人魚 (1964年/8分)
05. しずく (1965年/4分)
06. 展覧会の絵 (1966年/39分)
07. 創世記 (1968年/4分)
08. ジャンピング (1984年/6分)
09. おんぼろフィルム (1985年/6分)
10. プッシュ (1987年/4分)
11. 村正 (1987年/9分)
12. 森の伝説 (1987年/30分)
13. 自画像 (1988年/13秒)
()内は(制作年/収録時間)
となっておりました。値段的にも内容もこちらのほうが良かったですよね(¥6000以内で買えます)
手塚先生の妹さんが嫁いだ旦那さんが東京交響楽団の方であったので、そのつてで、東京交響楽団の指揮者 秋山 和慶氏にオーケストラの演奏をお願いすることができた。
田代さんは、手塚先生とイメージを暇を見ては打ち合わせをして、(こんな時田代さんは何時間でも辛抱強く手塚先生の手があくのをお待ちになっていた、そして先生の意を汲みいつも先生のイメージより良いものに仕上てきて、先生の絶大な信用を得ていました)
オーケストラの演奏を録音したものを先に、家庭用のテープレコーダーにダビングして、楽譜から、タイムシートに、タイミングを書き写し、タイミングシートを演出家や作画に渡しテープを聞かせました。 作画はそのタイミングシートにあわせて作画すれば、動きのタイミングが合うのでした。
田代 敦巳さんは、その作業は、大変な作業であるにも関わらず、ほとんど一人でなされたのには驚きました。そばで見ていて、そのタイミングシートに変える技術?を盗ませていただき、のちの「やさしいライオン」の時には、それを、役立たせることができました。
「展覧会の絵」は大きく分けると三つのヴァージョンがあります。
芸術際や劇場公開した、最初の作品。これはエンディングの部分が実写のオーケストラ演奏になっております。
二つ目は エンディングの部分をアニメに変えたもの。
三つ目が 富田さんが編曲したものです。
ビデオは パイオニアから発売されているもので「手塚治虫アニメワールド・ベストセレクション2)です
何か特典が入っていて、三つのバージョンの解説でもあると勝手に解釈して、わざわざ注文して購入しましたが、見事期待を裏切られました。 富田さんのもので,何の解説もありませんでした。値段も3500円と買ってみると高いものでした。(ある街角の物語も買ったので)
最近杉並アニメーションミュージアム
http://www.sam.or.jp/index.php
へ行きましたが、そこの 視聴覚室ではライブラリーの映像を見ることが出来ました。
そこで見せていただいた 手塚治虫実験作品のDVDは内容的にも値段的にも良いと思いました。「展覧会の絵」のエンディングの実写版も入っていました。
収録作品は(本編157分)
01. ある街角の物語 (1962年/38分)
02. おす (1962年/3分)
03. めもりい (1964年/6分)
04. 人魚 (1964年/8分)
05. しずく (1965年/4分)
06. 展覧会の絵 (1966年/39分)
07. 創世記 (1968年/4分)
08. ジャンピング (1984年/6分)
09. おんぼろフィルム (1985年/6分)
10. プッシュ (1987年/4分)
11. 村正 (1987年/9分)
12. 森の伝説 (1987年/30分)
13. 自画像 (1988年/13秒)
()内は(制作年/収録時間)
となっておりました。値段的にも内容もこちらのほうが良かったですよね(¥6000以内で買えます)
先日買ったDVD手塚治虫 実験アニメーション作品集。1966年判エンディングは付いていますが、音楽にがっかりし、この録音じゃない初回の音はもう無いのか色々検索してみたら、この真佐美ジュンさんの記に出会いました。(ブログとかHPとか投稿とかあまり理解出来ていない初心者?ですが、わらをも掴む気持ちでこの投稿というものを試みてみます)
昔、幼い時母と(1966年完成後)試写会(東京交響楽団関係ので)で見た(聴いた)のですが、その時の展覧会の絵の音楽、評論家のパートだと思いますが古城のメロディのサキソフォンのソロがある録音のを、もう一度聴きたく。でもどこから手がかりを得られるか???プロダクションでも??みたいで。
この記に、三つのバージョンがあるというのを読み
又、録音やその他のエピソードを知ることが出来で
今なんだかドキドキしています。
杉並アニメーションミュージアムでみることが出来るというのも富田さん判?でしょうね・・・・。でも一度は杉並の方も調べて?みようかと。
この文章では上手く伝わらないかと、失礼いたしました。
杉並アニメーションミュージアムにおいてあるのは、DVD手塚治虫 実験アニメーション作品集であなたが、買われたのと同じです。劇場公開した時は、オーケストラバージョンでしたので、かなりのフィルム(35mm)があるはずですよね。
当時の虫プロにも劇場公開のセールスをした関係で16mmフィルムを複数作った記憶があります。手塚先生がご尊命なら,判るのでしょうが,今の手塚プロには昭和50年以前のスタッフは、ほとんど居りませんので、判らない見たいです。
あとは、虫プロに有るかどうかなのですが、まだコンタクトしておりませんのでこちらもわかりません。
確かに当時は、富田さんのバージョンが「かっこいい」と、思ったのですが、古い(言い方は悪いですが)オーケストラのものは、歴史が有るので、良さは変わりませんね。
私のページ「展覧会の絵」
http://mcsammy.fc2web.com/Exhibition1st.html
ですが
ほかの人のオーケストラの音楽をつけて見るつもりでしたが、容量の関係で出来ませんでした。
私も見てみたいと思っておりますので、今後探してみます。
先日はドキドキと気が急いていて、少々慌てて投稿しておりました。手塚治虫先生の展覧会の絵、古城は
ガーデナー オブ ザ・・の蟻さん?のパートの間違いでした。
私のこのDVD購入の目的は音楽の方でしたが、手塚アニメ(TV;鉄腕アトム、ジャングル大帝、リボンの騎士等、海のトリトンも手塚アニメとは知らずに見ていました)を見て育ったとも言えるような世代ですので、この実験アニメも今度ゆっくり見てみようと思います。(なかなかゆっくり時間が取れませんが)
初回の映像(オーケストラ音楽)は、著作権の関係でお蔵入りになったとかで、今もう一度見てみたいと願っても、やはり難しいのでしょうね。
この展覧会の絵、特典{1966年版エンディング映像}が付いていただけでもラッキーなのでしょうか。
真佐美 ジュンさんの制作日誌、今回この展覧会の絵の検索で飛び込んでしまいましたが、他にも興味のある事が沢山書かれて(描かれて)いるようですので(素敵なお仕事をされていたのですね)、今後少しづつ読ませていただきたいと思っております。