あしたのジョー 放送開始
昭和45年4月1日 「あしたのジョー」が放映された。
はじめの1クールは、誰が見てもスタッフ不足であった。
まずそのことを証明しよう。以下が、脚本、演出、作画監督,原動画,担当した進行である。
4月 1日 第1話 「あれが野獣の眼だ!」
脚本 雪室俊一 演出 出崎 統 作画監督 杉野昭夫
原動画 森田浩光 小川隆雄 若林常夫 鈴木正俊 内海武雄 上梨壹也 新田敏夫 菊田武勝
進行 伊藤幸松
4月 8日 第2話 「四角いジャングルに生きろ」
脚本 山崎忠昭 演出 西牧秀雄 作画監督 金山明博
原動画 正延宏三 白畠豊彦 大坂竹志 渡辺幸雄 この人たちはスタジオTAKEである。
進行 片山秀男
4月15日 第3話 「けものよ牙をむけ!」
脚本 山崎忠昭 演出 奥田誠治 作画監督 杉野昭夫
原動画 森田浩光 小川隆雄 若林常夫 鈴木正俊 内海武雄 上梨壹也 新田敏夫 菊田武勝 進行 伊藤幸松
この第3話は作画監督以下原動画そして進行もおなじ。普通進行は4週で1本受け持つのが普通である、これでは、月2本持つことになり、大変だったと思う。
4月22日 第4話 「熱きこぶしに涙をながせ!」
脚本 雪室俊一 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 この人たちはジャガードである。
進行 片山秀男
荒木さんはじめジャガードでの作業と思われる。
4月29日 第5話 「あしたのために!-その1-」
脚本 雪室俊一 演出 波多正美 作画監督 金山明博
原動画 中村一夫 森 安夫 鈴木正俊 三輪孝輝
進行 片山秀男 続けて2話担当していたことになる。
5月 6日 第6話 「燃えろ!左ジャブ!」
脚本 山崎忠昭 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 この人たちはジャガードである。
進行 池田陽一
5月13日
第7話 「狼を裁くな!」
脚本 雪室俊一 演出 西牧秀雄 作画監督 杉野昭夫
原動画 正延宏三 白畠豊彦 大坂竹志 渡辺幸雄 (スタジオTAKE)
進行 伊藤幸松
5月20日 第8話 「東光特等少年院」
脚本 山崎忠昭 演出 石黒 昇 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 森 安夫
進行 池田陽一
作画に三重野さんの名前がある、しかし氏名だけで、明らかにお名前を書き損じたのだと思う、お名前を調べてみたが、今の所、判明しない。誰かわかったら、教えて欲しい。
5月27日
第9話 「奴の名は力石徹!」
脚本 雪室俊一 演出 瀬山義文 作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 (ジャガード)
進行 片山秀男
6月3日 第10話 「赤い夕陽に吠えろ! 」
脚本 山崎忠昭 演出 吉川惣司 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 森 安夫 鈴木正俊
進行 片山秀男
6月10日 第11話 「地獄の底で燃えろ!」
脚本 雪室俊一 演出 西牧秀雄 作画監督 杉野昭夫
原動画 正延宏三 菊田武勝 大坂竹志 渡辺幸雄(スタジオTAKE)
進行 伊藤幸松
6月17日 第12話 「燃える太陽に叫べ 」
脚本 雪室俊一 演出 出崎 哲 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 鈴木正俊 玉沢 武
進行 池田陽一
演出の出崎 哲(さとし)さんは、言わずと知れた出崎 統(おさむ)さんの兄貴である。
ちばあきおさんの漫画をアニメにしている総監督である株式会社マジックバス代表取締役でもある。
6月24日 第13話 「宿命のリングに立て」
脚本 雪室俊一 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 杉本祐作
進行 片山秀男
これで1クールが終わった。
とうとうスケジュールが無くなったという、そこで出崎さんたちは、今まで以上に、出来るだけ思いでシーンを取り入れ、今まで使用したカットも有効に使用できるよう脚本家や演出家に指示をした。
そのような目であらためて14話を見る。
7月1日 第14話 「KOゴングはまだか! 」
脚本 山崎忠昭 波多正美 作画監督 杉野昭夫
原動画 出崎 統
進行 伊藤幸松
以上敬称略
エンディングのフィルムが無く詳しいスタッフは、不明との事であるが、この話では、意識して、回想シーンなど多用している。兼用カットを手前にローブを入れたり、背景を変化させたりして、見劣りしないようにしている、今まで使われたカットもやはり多用している、それが気にならないほど、ストーリーで見せている。
虫プロではあらためてスタッフ替えがあったため、パイロットの関係で「あしたのジョー」班にいた、作画の小川隆雄さん、 上梨壹也さん 新田敏夫さんなどが「クレオパトラ」班へ戻った。
これを見ていただければお分かりになって頂けるのではないでしょうか、とても制作が大変であったことがわかります。これでは現場を動かしている、網田靖夫製作担当の手足となる人手があまりにも少ない。彼は3人の進行さんと、死ぬ思いをしたのに違いない。
昭和45年4月1日 「あしたのジョー」が放映された。
はじめの1クールは、誰が見てもスタッフ不足であった。
まずそのことを証明しよう。以下が、脚本、演出、作画監督,原動画,担当した進行である。
4月 1日 第1話 「あれが野獣の眼だ!」
脚本 雪室俊一 演出 出崎 統 作画監督 杉野昭夫
原動画 森田浩光 小川隆雄 若林常夫 鈴木正俊 内海武雄 上梨壹也 新田敏夫 菊田武勝
進行 伊藤幸松
4月 8日 第2話 「四角いジャングルに生きろ」
脚本 山崎忠昭 演出 西牧秀雄 作画監督 金山明博
原動画 正延宏三 白畠豊彦 大坂竹志 渡辺幸雄 この人たちはスタジオTAKEである。
進行 片山秀男
4月15日 第3話 「けものよ牙をむけ!」
脚本 山崎忠昭 演出 奥田誠治 作画監督 杉野昭夫
原動画 森田浩光 小川隆雄 若林常夫 鈴木正俊 内海武雄 上梨壹也 新田敏夫 菊田武勝 進行 伊藤幸松
この第3話は作画監督以下原動画そして進行もおなじ。普通進行は4週で1本受け持つのが普通である、これでは、月2本持つことになり、大変だったと思う。
4月22日 第4話 「熱きこぶしに涙をながせ!」
脚本 雪室俊一 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 この人たちはジャガードである。
進行 片山秀男
荒木さんはじめジャガードでの作業と思われる。
4月29日 第5話 「あしたのために!-その1-」
脚本 雪室俊一 演出 波多正美 作画監督 金山明博
原動画 中村一夫 森 安夫 鈴木正俊 三輪孝輝
進行 片山秀男 続けて2話担当していたことになる。
5月 6日 第6話 「燃えろ!左ジャブ!」
脚本 山崎忠昭 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 この人たちはジャガードである。
進行 池田陽一
5月13日
第7話 「狼を裁くな!」
脚本 雪室俊一 演出 西牧秀雄 作画監督 杉野昭夫
原動画 正延宏三 白畠豊彦 大坂竹志 渡辺幸雄 (スタジオTAKE)
進行 伊藤幸松
5月20日 第8話 「東光特等少年院」
脚本 山崎忠昭 演出 石黒 昇 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 森 安夫
進行 池田陽一
作画に三重野さんの名前がある、しかし氏名だけで、明らかにお名前を書き損じたのだと思う、お名前を調べてみたが、今の所、判明しない。誰かわかったら、教えて欲しい。
5月27日
第9話 「奴の名は力石徹!」
脚本 雪室俊一 演出 瀬山義文 作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 (ジャガード)
進行 片山秀男
6月3日 第10話 「赤い夕陽に吠えろ! 」
脚本 山崎忠昭 演出 吉川惣司 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 森 安夫 鈴木正俊
進行 片山秀男
6月10日 第11話 「地獄の底で燃えろ!」
脚本 雪室俊一 演出 西牧秀雄 作画監督 杉野昭夫
原動画 正延宏三 菊田武勝 大坂竹志 渡辺幸雄(スタジオTAKE)
進行 伊藤幸松
6月17日 第12話 「燃える太陽に叫べ 」
脚本 雪室俊一 演出 出崎 哲 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 鈴木正俊 玉沢 武
進行 池田陽一
演出の出崎 哲(さとし)さんは、言わずと知れた出崎 統(おさむ)さんの兄貴である。
ちばあきおさんの漫画をアニメにしている総監督である株式会社マジックバス代表取締役でもある。
6月24日 第13話 「宿命のリングに立て」
脚本 雪室俊一 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 杉本祐作
進行 片山秀男
これで1クールが終わった。
とうとうスケジュールが無くなったという、そこで出崎さんたちは、今まで以上に、出来るだけ思いでシーンを取り入れ、今まで使用したカットも有効に使用できるよう脚本家や演出家に指示をした。
そのような目であらためて14話を見る。
7月1日 第14話 「KOゴングはまだか! 」
脚本 山崎忠昭 波多正美 作画監督 杉野昭夫
原動画 出崎 統
進行 伊藤幸松
以上敬称略
エンディングのフィルムが無く詳しいスタッフは、不明との事であるが、この話では、意識して、回想シーンなど多用している。兼用カットを手前にローブを入れたり、背景を変化させたりして、見劣りしないようにしている、今まで使われたカットもやはり多用している、それが気にならないほど、ストーリーで見せている。
虫プロではあらためてスタッフ替えがあったため、パイロットの関係で「あしたのジョー」班にいた、作画の小川隆雄さん、 上梨壹也さん 新田敏夫さんなどが「クレオパトラ」班へ戻った。
これを見ていただければお分かりになって頂けるのではないでしょうか、とても制作が大変であったことがわかります。これでは現場を動かしている、網田靖夫製作担当の手足となる人手があまりにも少ない。彼は3人の進行さんと、死ぬ思いをしたのに違いない。