今日は、体全体が倦怠感の塊だった。
昨日のヒルクライム、距離22km、標高差1300mというスケールは、何発ものボディーブローを喰らったかの様に、体にダメージを与えていたみたい。
とにかく昨日の激坂には参った。
スタート直後に続く序盤の急坂は、淡々といい感じで上っていたのだけど、下栗の里を過ぎて8km付近から始まる激坂の途中で背筋がほとんど力尽き、ろくな登坂ができなくなってしまった。
後からスタートしたJフェミニンの女子選手や一般の部の選手にも次々と抜かれてしまい、情けないったらありゃしない。
「そこら辺の蝿さん、蝶々さん。どうぞヘルメットの上に止まってください」って感じのスピードだっただろう。もしかしたら精根尽き果てて「押し」が入るんじゃないかと不安になったくらいだから。
他の選手の脚の回転を見ていると、力一杯踏み込んで上っていくのではなく、割と回転を効かせて上っていく感じだ。みんな、どのくらいのギア比で上っていたんだろう? コンパクトドライブ?
筆者のローギアは38TX25T。今の実力では、このギアでは足らなかった。インナーが38Tならリアは27Tが必要だった。もっともローが27Tのカセットは持ってないけど。
日頃のトレーニングがどうしても平坦路中心になりがちなので、背筋を余り使わず鍛えられてないということもあるかもしれない。ちょっと考え直さねば。
とにかく走りながら、「もう勘弁してください!」という感じでありました。
このコース、最期の4~5kmはアウターに掛けてグイグイ走れるほど平坦になってしまう(ゴール直前の200mくらいはダメ押しの急坂になる)し、中間部にも数キロに亘って平坦部があるので、登坂距離は実質的には14kmくらいか。
14kmで1300m超のヒルクライムは、やはり難易度の高いコースと言えますね。
来年にリベンジ? いやー、もう出ないかも(笑)。
今までのレース経験の中で最もきついコースでした。
実業団クラスでさえ自転車降りて押している人が数名いたので自分も本気で降りて歩こうかと何度も思いました。しかし、あの辛く長いコースを登りきり頂上の絶景にたどり着いた瞬間、いままで最上級の達成感を味わうこともできたと思います。いい意味でレースの順位なんてどうでもいいと思えました。大事なのはコースに、そして自分に打ち勝って無事走りきったということですね。
でも来年は出ないと思いますけどね。(笑)
ちなみに私のメーターの距離は22kmでしたよ。C葉さんのメーターが17kmだったということはメーター自体の不調、タイヤ円周の設定違い、あるいはC葉さんが秘密の抜け道を通って5km短縮した?いずれかの可能性が考えられます。
私もまだ脚の疲れが抜けておりません。ホントにタフな坂道でしたね。絶景を知っているからこそ頑張れたようなもんです。
メーターはどうしちゃったんだろうな? 距離が狂うことは今まで無いんだけど。5km分、どこか異次空間を彷徨ってたのかな。まるでX-ファイルみたいだ(笑)。