はやゴールデンウィーク後半。
読書でもしながらのんびり過ごそうと思っていた筆者ですが、今日の様な穏やかに晴れた日には自転車に乗らない手はない。
ということで、湖国の奇祭ともいわれている余呉町上丹生の「茶わん祭り」見物と、「琵琶湖の蜃気楼」探しを兼ねたトレーニングにしゅっぱーつ。
R365方面からK322を北上し、川合、大見などを経由して上丹生へ。道中、山々の新緑が鮮やか。
現地に入ると、何年かに一度(今回は5年ぶりらしい)しか行われないとあってか、田舎の(失礼!)の小さなお祭りにしては、立派なカメラを持った観光客の数も多くてびっくり。
祭りの概要を説明するのは面倒なので(笑)、以下のページでご覧になって下さいね。
http://www.biwa.ne.jp/~azai/
https://www.facebook.com/tyawanmaturi
http://yogokanko.jp/node/63
陶器やら人形やらを絶妙のバランスで積み上げた曳山が巡航する姿は、奇祭というか珍妙というか、初めて観たけどなかなか面白かったです。子供たちの舞いや踊りも華やかでグッド。
そんな曳山を見上げていたら、太陽の周りをぐるりと虹が取り囲んでいるではありませんか。
日暈(ひかさ)と言うらしいですが、お天道様が祭りを祝福してくれたかの様です。おかげで幻想的な面白い写真が撮れました。
午前の部をひとしきり見たあとは、風わずかで気温もそこそこ上がりそうな日ならではの、蜃気楼(上方蜃気楼)を探さんと琵琶湖岸へ。
中之郷、大音経由で湖岸道路へ出て南下。天気が良いのでチャリダーもモトもわんさかです。
対岸の視程がいいところを横目で探しながら、取り敢えず長浜城の近く、浜湖月の前まで来て米原から彦根方面を観察すると、肉眼で見ても雰囲気がなんだか怪しい。もしかして・・・・?
早速、超望遠(720mm相当)が使えるフジHS-10を向けてみると・・・・。
おおー、伸び上がってます、伸び上がってます。これは明らかに、冬場によく出現する下方倒立像(下位蜃気楼)ではない。
岸辺が見えて、湖岸を走る車も見えて、その後ろの建物が上へ伸び上がってる。これはまさしく春型の上位蜃気楼(=富山湾型蜃気楼)じゃありませんか!
湖畔の松並木もグイーンってバーコード状になってるし。素晴らしい。よくぞ出現してくれました。
このあと、更に米原の磯や彦根港まで行って、逆に長浜側を観測しましたが、湖面にミョーな空気層は漂ってるものの、景色はほんのちょっと歪んでる程度で、蜃気楼と言える程の変化は見られず。残念~。
じゃあってんで、再び浜湖月前へ戻ってみたら、風が強く吹きだしてジ・エンド。空気層が撹拌されてしまったら、蜃気楼は見られないのです。
それにしてもタイミング良くドンピシャで出現してくれたものです。見ようと思ってもなかなかいい条件にならなくて、外れることの方が圧倒的に多いんですよね。
これからも快晴無風(微風)が予測される時は、湖畔に行ってみますぞ。
走行距離約79km。