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かまいたちの夜 総合159

2012年03月08日 17時20分57秒 | PCアクション
295 :なまえをいれてください:2012/03/05(月) 01:24:40.83 ID:IGngs3DW
「2」の本編は、横溝正史「悪魔の手毬唄」の影響が色濃いですね~。

“わらべ唄の歌詞をなぞった見立て殺人”という骨子はもちろんのこと、
犯人の女が老婆に扮していたという重要なトリックがある点、
犯人の“娘への想い”が犯行理由に深くかかわっている点など…、
あきらかに「悪魔の手毬唄」を意識して作られたストーリー構成だと思われます。

「悪魔の~」の舞台は鬼首村(おにこべむら)という山奥の寒村なので、ロケーションは大きく異なっていますが、
そもそも“内海の小島を舞台にした伝奇殺人”という設定自体が非常に横溝正史的であるともいえます。
(悪霊島、獄門島 etc...)
「2」の三日月島はどちらかというと「女王蜂」に出てくる“月琴島”を彷彿とさせますね。岸猿家の元ネタは大道寺家ということでしょうか。(つづく)

296 :なまえをいれてください:2012/03/05(月) 01:30:10.43 ID:IGngs3DW
「2」はこれだけフックが良いにもかかわらず、ミステリーであることを中途放棄して2時間TVドラマのレベルに堕ちてしまった。
(横溝的オドロオドロしさをある程度再現することには成功しているため、ホラー要素は秀逸なのですが…。)

連続殺人をプレイヤーの介入によって止められないばかりか、
見立て殺人を「あれは…ただの偶然でそうなったのよ」で済ませたくだりに至っては
ものすごい手抜き感がひどく、ライターがここで力尽きたんだろうなぁといういい加減さをプレイヤーに気づかせてしまいました。
文章力はあっても文才はなかったのね、というのが正直な印象です。

それでも、一応は読ませる文章であったという点で「2」には光るものがありました。
ミステリーとしては殆ど失格ですし、サブストーリーも分岐エンドが少なくてフラストレーションを残しますが、
現在でもこれだけ毀誉褒貶(賛否両論)が激しいというのは作品自体にエネルギーが満ちていたということの証拠です。(つづく)

297 :なまえをいれてください:2012/03/05(月) 01:37:39.18 ID:IGngs3DW
一方「真」は…ミステリーとして失格(不自然な偶然が重なりすぎ、しかもどれが欠けても事件は成立しないという説得力のなさ)、
ホラーとして失格(人が殺されているのに緊張感ゼロ。情景描写力の欠落がひどい)、
サスペンスとしても失格(登場人物の行動や発言に合理性がなさすぎる。
殺人死体を安置したままの風呂場に入浴しにいくバカがいるか? 第一、犯行現場の保全などシロウトでも思いつくはず)

とにかく情感のある文章をライター(黒田さんでしたっけ?)が書けていない。
ゲーム以前に、金取って人に読ませる文章として大失格なのです。
作家気取りのプライドだけ高いシロウトの駄文に6,000円も取られて怒らない人は少ないよね~、ってのが正直な印象ですね。
きっと黒田研二さんは自らの手でかまいたちシリーズにトドメを刺したかったのでしょう。
以上、かまいたち追悼レポートでした。長文失礼


http://toro.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1329909325//

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