英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

人材育成

2010年08月16日 00時44分12秒 | 日記
日本という国が一番なっていない点は、これなんじゃないでしょうか。

あらゆる分野において”真のプロフェッショナル”が育たない世の中になっていると思います。

大企業では”ジェネラリスト指向”が強くて、幹部候補生は色んな部署を回されて、「視野を広げろ」といわれます。でも、その結果、技術面でも経営面でも飛びぬけた人、いや、そこまで行かなくても、本当にしっかりとした専門を持って基本がきちんとできている人が生まれません。才能ある人が骨抜きにされているとしか、私には見えない。

大学教育も、海外の一流大学に比べたら、実にいい加減。博士の育て方・認定の仕方一つ取っても、海外はこれでもか!という位に勉強させて、D論を出す時の口頭試問も徹底的に行われて、その結果、高い学力がqualifyされているのが”博士”ですが、日本の大学院教育なんて、子供だましもいいところ。

そんなに難しい事ではないんです。要するに、技術屋も経営屋も、”本当の基礎”を徹底的に叩き込むということが、ちっとも行われていない。

私自身、技術分野ではハードもソフトも、ネットワークも、一通りの事はできますが、ほぼ全て”独学”。要するに我流なんです。誰もちゃんと教えてくれないし、大学も企業もまともな教育をしていないから、自分でやるしかなかった。でも、やっぱりそれでは弱いんです。確固たる専門分野がない、というのが、この歳になって響いてきています。

海外の、特に欧米の”専門家”と呼ばれる人々は本当に凄いです。日本は受験勉強を叩き込む体制は見事な位に完成していますが、それ以上の高等教育の体制に関してはお粗末極まりない、といわざるを得ない。韓国や中国に抜かれるのも当たり前だと思います。

まあ日本がどうなろうと知ったこっちゃないですが、俺の人生は返してほしい。