芋掘り

　朝3時半に起き家族で畑に行く。今日一日で残りのじゃが芋を掘る予定。

　4時に家を出る。まだ暗い。少し前ならこの時間なら薄暗く畑につく頃には明るくなっていたが、もう夏至も過ぎ日が短くなっていることに気づかされる。気温と比例しないから昼間だけでは気づかない。これからの暑い時期は昼はお休みする。日が短いと仕事時間が減るなぁ。サラリーマンの時とは違い今は時間が貴重だ。

　今日は曇りの予報。芋掘り日和と思っていると7時ぐらいからだろうか雨がぱらついてきた。慌てて掘りかけたイモを掘る。とにかくイモは濡れるといけない。この時期のイモは貯蔵用でしっかり乾いていないと日持ちが悪い。関西では一般的には水田の裏作なので5月に掘り起こす。いわゆる新ジャガといわれるもの。水分が多くみずみずしい、デンプン質は低い。一方この時期になるとデンプン質が増え水分が抜ける。だから日持ちがするのである。どちらもそれぞれの美味しさがある。取る時期で味が変わるのだから楽しい。

　自然とリズムを分かち合い、作物の特性を知ることでこの生活は無限の楽しさがある。


　インゲンのスジ取りに参加する太陽。細かい毛があり服に引っ付く。