まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

農業友達

2009年12月09日 17時59分44秒 | Weblog
 私が大学を辞め農業を志してからの友人が手伝いに来てくれる。

 静岡の有機農家へ2,3日泊り込みで体験に行った時、たまたま同じ大阪から入れ替わりで来た彼女。もう5年前?いやぁあの時はお互い若かったなと思う・・・。同い年なのだが。こうして5年後まだ志変わらず友人でいられることに嬉しく思う。

 彼女はその後その静岡の有機農家が新しい事業として始めたビオデリで3年調理担当として勤め大阪に戻ってきた。
 彼女のやりたい事は畑をしながら料理を作ること。それは以前と変わっていない。さらに料理を通して生活と繋げたいという思いが出てきたみたいだ。

 料理は生活の根本的部分でありながらどこか嗜好的なものに変わってきた。特に外食産業はサービス、素材、料理技術でその価値を計る。そこには生活・生きるための食ではなく嗜好品としての食になる。付加価値として有機野菜を使い健康、安全なんて言うけれど生活から程遠い飲食店が多い。

 私も有機農業を根として食材から料理そして生活へと常に意識をしている。そうでなければ野菜を作ってもそれはただの品物でしかなくなってしまう。嗜好品としての有機野菜と言うのは初めから考えていない。自分が好む物を作ればそれは嗜好品と言えるのだけどあくまで食べ物・生活に繋がるものなのである。

 共に何か出来れば良いのになぁと思うのだけど生活もままならない状態。是非是非と言うわけにはいかない。

 紅芯大根。
 もっぱらサラダや浅漬けで生食用として食べる。煮るとあまり美味しくない。色を活かしてポタージュにする人も要る。
 研修の時「寒い冬にサラダなんて」皆言っていたような記憶がある。でもこの目が冴える様な色が忘れられなくて結局就農2年目で作る。この大根半分に切った時が一番感動的。

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