LogicalInSpace

将棋の日記

棋王戦_34_3

2009-03-08 13:39:37 | ネット中継(図面)
今日は、棋王戦の第34期の第3局が行われます。

先手:佐藤棋王
後手:久保八段

戦型:ゴキゲン中飛車

午前中は、AM10:00まで寝ていて、NHK杯を見ていました。
その後は、食事をして、ブログなどを更新していました。
13:40からLogicalInSpaceの解説をしたいと思います。

===== 2009/03/08 13:40 追記 =====


数手進んだ局面です。


冷静に、この局面を見て形勢判断をしたいと思います。
・駒の損得:角と(銀・歩・歩)の交換 後手は歩切れ
・駒の働き:先手は▲2九桂が働いていない、▲2六竜が▲2三歩より重たい。 後手は△3三桂が働いている、△3一角が9七の地点に効いているので、終盤の入玉を防いでいる。
・玉の固さ:先手は4枚、後手は、2枚
・手番:後手

後手は歩切れだけれども、駒得と駒の働きが良いので、歩切れを咎められない指し手を選んで指せば、自然と有利になる展開だと思います。

===== 2009/03/08 14:15 追記 =====
△4四馬、▲2八竜、△3五歩となりました。
後手は、▲2九桂を働かせない意味で、△3五歩なので自然な手だと思います。

===== 2009/03/08 14:30 追記 =====

▲4七銀、△3四馬、▲2二銀と進んだ局面です。

私が考えている時間より早く局面が進むので解説がついていけない状態です。(苦笑)
▲4七銀は、△5六歩の交換を防いだ手です。
△3四馬は、先手には有効な手はないだろうと、手を渡した意味だと感じました。
やはり、先手には有効な手はなかったようで、重い▲2二銀を選択しました。
▲2二銀はつらい手だと思います。

局面が早く進むので、細かい解説は出来ない可能性がある感じです。

===== 2009/03/08 14:45 追記 =====

数手進んだ局面です。
次の▲2三と⇒▲3三とのように進むと、角と(銀・桂・香)の交換となります。
後手からの有効な攻めがなければ、先手の駒得で先手が指しやすくなる感じです。

一見、筋悪な▲2二銀が有効な手であれば、大局観がおかしくなりそうです。

===== 2009/03/08 14:50 追記 =====
次の▲2三と⇒▲3三と⇒▲2一竜⇒▲6六香⇒▲6三香成を狙っています。
後手は、受け切る展開より攻めて勝つ展開にしたい感じです。
後手は、どのように手を作るのかは難しい局面だと思います。

===== 2009/03/08 15:00 追記 =====
私ならば、△7四歩、▲2三と、△7五歩、▲同歩、△同角、▲7六歩、△8四角、▲3三と、△同馬、▲2一竜、△6五金と進めたいです。

===== 2009/03/08 15:20 追記 =====
訂正:△7四歩、▲2三と、△7五歩、▲同歩、△同角の時に、▲7六香がありました。 この変化は先手有利です。


途中の▲2四歩には、△2五桂と行きたいところです。 ▲2六歩が2歩となるからですね!
△5三飛は、▲3三とと防いだ手です。
※△5二飛の時に、▲3三ととすると、▲2五竜と桂が取られます。

===== 2009/03/08 16:20 追記 =====

数手進んだ局面です。
次の△3六歩、▲2八竜、△3七桂成を狙っています。

先手は、重い攻めなのでプロが指しているとは思えない指し方です。
よほど強いか、よほど弱いかのどちらかの将棋の感じです。
これは、アマ2級の将棋ですよ! と言っても疑う方はいないと思います。

※この将棋は、プロでは現われない水面下の将棋をタイトル戦で行われている将棋だと思います。
普段は、プロが水面下の変化を切り捨てて指しているので、なかなか現われない変化だと思います。
水面下の変化で有力(▲2三歩、▲4一角)と見た、佐藤棋王の将棋だと思います。
なので、普通は後手持ちなのだか・・・!?

===== 2009/03/08 16:45 追記 =====
17:30からは、最寄の教会の夕拝に行く(体調が良ければ)ので、リアルタイム中継は中断します。
帰りは、19:30頃になる予定です。

===== 2009/03/08 17:05 追記 =====

もちろん、▲5四桂、△同飛、▲4五金を防ぐ意味の△3三角です。
▲7五歩、△同歩、▲7四香と行きたい感じです。

△3三角で△6四金の変化は。
△6四金、▲4五香、△3三角、▲4三と、△同馬、▲同香成、△同飛、▲2一角の変化だと思います。 先手が指しやすそうです。

===== 2009/03/08 17:20 追記 =====

ここで中断します。
・△4四角、▲同金、△同飛
・△2四角、▲2三と、△1三角、▲同と
の2つの変化が考えられます。 △2四角は、飛車の筋をずらさない意味です。

===== 2009/03/08 19:50 追記 =====
佐藤棋王が勝ちました。
佐藤棋王の1勝2敗となりました。

感覚がおかしくなる指し方でしたね!
アマチュアは真似をしない方が良さそうです。

佐藤棋王は、こんな水面下の変化を考えていたのですね!
プロならば重くて指せない手をタイトル戦でするとは・・・。

棋王戦、王将戦は、挑戦者がリードする形になっていますが、防衛は出来るのでしょうか?

===== 2009/03/08 20:30 追記 =====
kurouamaさんより紹介されていました。

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2 コメント

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私も後手十分に思います (所司和晴)
2009-03-08 14:05:06
私も▲4六歩の局面は後手十分に思います。
ただいろいろな手段があって、後手は迷いますね。
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Re:私も後手十分に思います (LogicalInSpace)
2009-03-08 14:28:37
★所司七段へ、こんにちは!
ブログへの初コメントをありがとうございます。
いつも、mixiではいろいろとお世話になっています。
アマチュアではまだまだ、いい勝負だと思いますけど、プロでは少しの差が大きいと感じます。
私は、少し後手がいい感じだと思いました。
後手がどのような方針で指すのかは、悩ましい感じがします。(受け切るか、うまく攻めるかの意味)
今後ともよろしくお願い致します。
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