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将棋の日記

渡辺竜王の苦悩

2008-12-05 01:55:04 | ファン棋士情報
読売新聞の記事を読んだのですが、新聞社なので書くつもりはなかったです。
しかし、将棋世界に掲載されたので書くことにしました。

竜王戦の第3局の1日目から2日目の時、朝食のバイキングには渡辺竜王は現われなかったそうです。
理由は、局面が頭に浮かび、結局、睡眠は4時間も取れなかったそうです。
それだけ、渡辺竜王は苦悩していました。

連続3局とも不利な状況に追い込まれ、敗れました。
プロは将棋の事を考えることは、ごく自然だと思います。
あまりにも中盤の指し手に問題があるので、相当に悩んだと思います。

第4局も、何度も負けを覚悟して最後まで諦めないで指して、やっと勝ちました。
ある意味、逆転勝ちでした。 内容には負けたけど、結果が勝った将棋でした。

第5局は、渡辺竜王は矢倉に誘導して、形勢互角の将棋を演じています。
また、中盤での読み負けをするのでしょうか?

私は、最終的は羽生四冠が竜王を奪取すると思っています。
しかし、渡辺竜王は竜王防衛はすでに、考えていないと思います。
逆に、羽生四冠より最高の舞台で自分の将棋観を見直す機会が与えられている感じです。
私は、渡辺竜王は、羽生四冠から多くのことを学ぼうとしていると思っています。
1度、無冠になって、羽生四冠に通用する将棋を考えて欲しいと思います。
まだまだ、若いので失敗を糧に頑張って欲しいと思います。

第5局の封じ手予想です。
控え室以外の手です。
▲3九飛、▲7七角、▲2五歩あたりです。

私は、渡辺竜王のさらなる、飛躍を期待して止まないです。

===== 2008/12/05 18:50 追記 =====
第5局は、渡辺竜王が勝ちました。 これで2勝3敗になりました。
渡辺竜王が苦悩の末、中盤の課題を乗り越えました。
着実に成長しています。
今度は、羽生四冠が考える番となりました。
第6局が楽しみです。

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