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イエス・キリストのブログ
プロテスタント(バプテスト派)

隣人とは誰ですか?

2007-08-27 23:07:08 | Weblog
隣人とは誰ですか?

すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。
「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」
イエスが、「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」
と言われると、
彼は答えた。
「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」
イエスは言われた。
「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」

しかし、彼は自分を正当化しようとして、
「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。
イエスはお答えになった。
「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。
追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。
ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。
同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。
ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、
近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。
そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。
『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』
さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」
律法の専門家は言った。
その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。
「行って、あなたも同じようにしなさい。」
===== ルカによる福音書 10章 25~37節 =====


1)何をしたら、永遠の命をいただけますか?
律法の専門家は、イエス様に聞きました。
律法では何と書いてあるか? と問い直しました。

<答え>
「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』


2)隣人とは誰ですか?
律法の専門家は、さらに、イエス様に聞きました。

<登場人物>
追いはぎを受けた方:ユダヤ人と思われる
祭司:律法の専門家
レビ人:12部族の祭司職(律法の専門家)
サマリア人:ユダヤ人と交流を持たない民族

ここで注目は、祭司、レビ人とユダヤ教のお偉い方が、追いはぎの方を助けなかったことです。
逆に、交流をもたないユダヤ人とサマリア人の間の中で、サマリア人が追いはぎの方を手当てをしました。

イエス様の隣人を愛することに対することは、抽象的ではなく、本当に具体的です。

<余談>
すると、サマリアの女は、「ユダヤ人のあなたがサマリアの女のわたしに、どうして水を飲ませてほしいと頼むのですか」と言った。
ユダヤ人はサマリア人とは交際しないからである。
===== ヨハネによる福音書 4章 9節 =====

ユダヤ人とサマリア人は交際をしませんでした。

イエスとサマリアの女の話も、面白いのですが、またの機会に書きたいと思います。