【はじめに】
最近、色々な物が値上がりしています。それでも、スーパーで売っている物は『金』さえ払えば買えますが、ガス給湯器などは『金』を積んでも買えなくなっています。大抵の物には半導体が組み込まれていますが、半導体不足が続いており、メーカーのカタログに記載されている物が手に入らないケースが増加してきています。
【ガス給湯器】
大阪で私が管理している小さな賃貸マンションは、築35年程になるのでガス給湯器が毎年1台か2台壊れます。 メーターボックス(MB)内に設置する為に、サイズと形状に制約が有ります。 2020年頃から、段々入手が難しくなって来ました。 最近はトンデモナイ状況になっています。
ケース❶ :2年前(2020年)の12月下旬に、屋外で肉体労働する真面目な30歳代の男性(S氏)が入居しました。 私は、迂闊(うかつ)にもガス給湯器のチェックをしていませんでした。引越しして来た日に、S氏が風呂に入ろうとしたら、ガス給湯器が壊れていました。メーカーのサービス員が、「古いから部品の入手は困難です」と言って帰りました。
大家が手配したのですが、「在庫が無いので納期は1カ月ほど掛かる、銭湯に行ってもらえ」と言ってきました。不動産屋の責任者が「何とかしてくれ!」と言うので、知り合いの業者(M氏)に電話したら、「メーカーが違うが、1台在庫が有る」と言うので、大家に「この際、メーカー違いは我慢して欲しい」と電話しました。電話の向こうで、なんだかんだ言っていましたが、粘り勝で許可を貰いました。
この頃・ガス給湯器は、普通に頼んでも1カ月ほどで入手可能でしたが、後述の様に段々入手が難しくなって来ています。
ケース❷ :2021年の春先に、足の悪い老人が入居した部屋の(12年前に取り換えた)ガス給湯器が動かなくなりました。知り合いのM氏にも在庫が無くて、何時入荷するか?分からない状態でした。大家はこの時は「銭湯に行ってもらえ!」とは言いませんでした。
エラーメッセージから原因を推察すると、制御ユニットのトラブル(半導体の不具合)と思われたので、ダメもとで部品を手配してもらいました。交換してお湯が出た時は、本当に嬉しかったです。
ケース➌ :2021年に京都府の友人宅のガス給湯器が壊れてしまい、近くの大阪ガス・サービスショップに電話したら、「在庫が無い」と言った様です。それで、M氏に大阪から行ってもらいました。風呂無しを2日程我慢しただけですみました。
ケース➍ :2022年12月4日に賃貸マンションでガス給湯器が壊れました。大家が「自分で手配する」と言うので、私はタッチしなかったのですが、7日に大家と会ったら「何時ものA社に電話したら、『納期は半年』、B社から『中古品を探してみるが、納期は分からない』と言っている」と途方に暮れていました。
M氏に電話してみたら、何と!「1週間ほど前に、1台入荷した」と言うのです。早速、翌日取り換えてもらいました。住人も色々調べていた様で、「納期=半年以上が当たり前だ」と知っていて、大変喜んでくれました。
(余談 :M氏) M氏はまだ30歳代の正直な青年です。店を持たないで、自分一人で水道工事屋をやっています。色々手を尽くして、ガス給湯器を入手して保管している様です。客の足元を見て暴利を貪る輩とは全く違います。緊急の場合は夜中でも対応してくれます。
(余談 :自衛策) 大きなマンションでは、使用しているガス給湯器を1台か2台予備に買って保管している様です。
【日本のガラパゴス文化】
50ccバイクと軽四輪は日本独特の制度で守られて来ましたが、世界的な排気ガスの規制と騒音規制のため、もうすぐ入手出来なくなる恐れが有ります。
❶ 50ccバイク :50ccバイク(原付一種バイク)は実地試験無しで免許証が貰え、燃費が良い為に昔は沢山走っていましたが、近年は余り売れない様です。50ccバイクは外国には殆ど輸出していません。日本のガラパゴス文化の一つだったのです。
2025年から排気ガスの規制が厳しくなるので→→50ccバイク用のエンジンも規制値をクリヤー出来る様に→→新たな開発が必要になります→→最近は年間12万台ほどしか生産されていないので→→開発費を回収するのが難しい→→多分、50ccバイクは製造停止になり→→電動バイク(EVバイク)の時代になります。
50ccに相当する電動バイクを生産しても輸出は期待出来ませんから、メーカーは1.0kW以上の電動バイクに注力したいと考えている様です。
1.0kW以上の電動バイクしか販売しなくなったら、50ccバイクの免許証しか持っていない方は乗れなくなるのでしょうか? 50ccバイクを持っておられる方は、大事に乗りましょう!
今年の夏に近所の奥さんが、50ccバイクを注文したら「半年ほど待ってくれ」と言われたそうです。まだ入手出来ていない様で、自転車で買い物に行っています。
《豆知識》 50ccバイクは0.6kW電動バイク、125ccバイクは1.0kW電動バイクに相当します。0.6kWと1.0kW電動バイクは既に市販されています。
❷ 軽四輪 :軽四輪も日本のガラパゴス文化の一つですが、年間150万台以上売れている様なので商売になります。然し、2024年に導入される事になっている『騒音規制のフェーズ3』をクリヤーする為には、「開発が必要で有り、更にフルモデルチェンジが必要になるから、ガソリンエンジンを使用した軽四輪は市販されなくなるのでは?」との記事が出ていました。→→電気軽四輪の時代になりそうです。
《豆知識 :騒音規制に関する国際基準》 現在市販されている自動車は『フェーズ2』をクリヤーしています。『フェーズ3』では、タイヤで発生する音も下げる必要が有ります。
フェーズ1 :2016年~
フェーズ2 :2020年~
フェーズ3 :2024年から適用開始
【電子レンジ】
12月1日にアマゾンに電子レンジを注文しました。在庫が数台有る事になっていましたが、9日時点でまだ送って来ません。電子レンジにも半導体を使用していますから、直ぐには入手出来なくなっているのでしょうか?
最近、色々な物が値上がりしています。それでも、スーパーで売っている物は『金』さえ払えば買えますが、ガス給湯器などは『金』を積んでも買えなくなっています。大抵の物には半導体が組み込まれていますが、半導体不足が続いており、メーカーのカタログに記載されている物が手に入らないケースが増加してきています。
【ガス給湯器】
大阪で私が管理している小さな賃貸マンションは、築35年程になるのでガス給湯器が毎年1台か2台壊れます。 メーターボックス(MB)内に設置する為に、サイズと形状に制約が有ります。 2020年頃から、段々入手が難しくなって来ました。 最近はトンデモナイ状況になっています。
ケース❶ :2年前(2020年)の12月下旬に、屋外で肉体労働する真面目な30歳代の男性(S氏)が入居しました。 私は、迂闊(うかつ)にもガス給湯器のチェックをしていませんでした。引越しして来た日に、S氏が風呂に入ろうとしたら、ガス給湯器が壊れていました。メーカーのサービス員が、「古いから部品の入手は困難です」と言って帰りました。
大家が手配したのですが、「在庫が無いので納期は1カ月ほど掛かる、銭湯に行ってもらえ」と言ってきました。不動産屋の責任者が「何とかしてくれ!」と言うので、知り合いの業者(M氏)に電話したら、「メーカーが違うが、1台在庫が有る」と言うので、大家に「この際、メーカー違いは我慢して欲しい」と電話しました。電話の向こうで、なんだかんだ言っていましたが、粘り勝で許可を貰いました。
この頃・ガス給湯器は、普通に頼んでも1カ月ほどで入手可能でしたが、後述の様に段々入手が難しくなって来ています。
ケース❷ :2021年の春先に、足の悪い老人が入居した部屋の(12年前に取り換えた)ガス給湯器が動かなくなりました。知り合いのM氏にも在庫が無くて、何時入荷するか?分からない状態でした。大家はこの時は「銭湯に行ってもらえ!」とは言いませんでした。
エラーメッセージから原因を推察すると、制御ユニットのトラブル(半導体の不具合)と思われたので、ダメもとで部品を手配してもらいました。交換してお湯が出た時は、本当に嬉しかったです。
ケース➌ :2021年に京都府の友人宅のガス給湯器が壊れてしまい、近くの大阪ガス・サービスショップに電話したら、「在庫が無い」と言った様です。それで、M氏に大阪から行ってもらいました。風呂無しを2日程我慢しただけですみました。
ケース➍ :2022年12月4日に賃貸マンションでガス給湯器が壊れました。大家が「自分で手配する」と言うので、私はタッチしなかったのですが、7日に大家と会ったら「何時ものA社に電話したら、『納期は半年』、B社から『中古品を探してみるが、納期は分からない』と言っている」と途方に暮れていました。
M氏に電話してみたら、何と!「1週間ほど前に、1台入荷した」と言うのです。早速、翌日取り換えてもらいました。住人も色々調べていた様で、「納期=半年以上が当たり前だ」と知っていて、大変喜んでくれました。
(余談 :M氏) M氏はまだ30歳代の正直な青年です。店を持たないで、自分一人で水道工事屋をやっています。色々手を尽くして、ガス給湯器を入手して保管している様です。客の足元を見て暴利を貪る輩とは全く違います。緊急の場合は夜中でも対応してくれます。
(余談 :自衛策) 大きなマンションでは、使用しているガス給湯器を1台か2台予備に買って保管している様です。
【日本のガラパゴス文化】
50ccバイクと軽四輪は日本独特の制度で守られて来ましたが、世界的な排気ガスの規制と騒音規制のため、もうすぐ入手出来なくなる恐れが有ります。
❶ 50ccバイク :50ccバイク(原付一種バイク)は実地試験無しで免許証が貰え、燃費が良い為に昔は沢山走っていましたが、近年は余り売れない様です。50ccバイクは外国には殆ど輸出していません。日本のガラパゴス文化の一つだったのです。
2025年から排気ガスの規制が厳しくなるので→→50ccバイク用のエンジンも規制値をクリヤー出来る様に→→新たな開発が必要になります→→最近は年間12万台ほどしか生産されていないので→→開発費を回収するのが難しい→→多分、50ccバイクは製造停止になり→→電動バイク(EVバイク)の時代になります。
50ccに相当する電動バイクを生産しても輸出は期待出来ませんから、メーカーは1.0kW以上の電動バイクに注力したいと考えている様です。
1.0kW以上の電動バイクしか販売しなくなったら、50ccバイクの免許証しか持っていない方は乗れなくなるのでしょうか? 50ccバイクを持っておられる方は、大事に乗りましょう!
今年の夏に近所の奥さんが、50ccバイクを注文したら「半年ほど待ってくれ」と言われたそうです。まだ入手出来ていない様で、自転車で買い物に行っています。
《豆知識》 50ccバイクは0.6kW電動バイク、125ccバイクは1.0kW電動バイクに相当します。0.6kWと1.0kW電動バイクは既に市販されています。
❷ 軽四輪 :軽四輪も日本のガラパゴス文化の一つですが、年間150万台以上売れている様なので商売になります。然し、2024年に導入される事になっている『騒音規制のフェーズ3』をクリヤーする為には、「開発が必要で有り、更にフルモデルチェンジが必要になるから、ガソリンエンジンを使用した軽四輪は市販されなくなるのでは?」との記事が出ていました。→→電気軽四輪の時代になりそうです。
《豆知識 :騒音規制に関する国際基準》 現在市販されている自動車は『フェーズ2』をクリヤーしています。『フェーズ3』では、タイヤで発生する音も下げる必要が有ります。
フェーズ1 :2016年~
フェーズ2 :2020年~
フェーズ3 :2024年から適用開始
【電子レンジ】
12月1日にアマゾンに電子レンジを注文しました。在庫が数台有る事になっていましたが、9日時点でまだ送って来ません。電子レンジにも半導体を使用していますから、直ぐには入手出来なくなっているのでしょうか?