おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

不可思議也、人の出会い

2010年07月12日 09時02分55秒 | 日記
一昨夜から阿蘇南郷谷は強風が吹き荒れている。家の西隣りが背の高い杉林でこれが風に煽られゴーゴーと悪魔の雄叫びの如く響いてくるので、気色が悪い。不気味なので雨戸まで引いて、音をシャッタウトして寝ている。

雨の合間に畑に下りてみると、育ちつつある作物の一部の苗が風に倒されている。茄子、しし唐、トマトなど、その復旧と支柱を入れて麻紐で補強を施した。
そしてまだ残っているジャガイモを4畝、収穫。

ジャンボサイズからミニまで、ジャガイモは後1畝残すのみ。昨夜はじゃがバターで食べたが流石採り立ては美味い                                                   
午前中仕事して、シャワーで汗を流し、昼食は近くで高校の先生だったという方がパスタの店をしていて麺の茹で方に工夫があり美味しいということを近所の仲良しに聞いていたので、出かける事にした。なにしろスパゲッティー大好き人間。海鮮のトマト味のパスタが一番好きなのだが、さてどんなパスタ食べさしてくれるのだろう?場所はわが家から3キロほど離れているだろうか、大体の様子は聞いてわかると思った意外あっさりと見つかった。しかし、日曜日というのに静かで誰のいない。ドアは鍵が掛かっている。諦めて帰ろうとすると、「どうぞ入ってください。お作りしますよ。」という声が掛かった。挨拶していると妻が「どこかでお会いしたことがあります」と言い出した。いろいろ話しながらその接点を探っていると、見つかった。阿蘇に来る前に、住んでいた家が私の両親が以前住んでいた「向う三軒両隣」の向こう側に住んでいらしたのだ。私の母は生前時々、その家にお邪魔していたというし、妻も何度か遊びに言ったことがあるという。「お顔をどこかでお見かけしたことがあると思いましたが、なんとまあ」驚天動地である。                                  

南阿蘇移住の先輩であり、同じ高校教員出身。考え方(第二の人生の過し方)が似ていて、ここを紹介してくれた近所の仲良しさん(兵庫から移住されている)やさらに隣の西原村で沖縄の陶器を専門にお店をやっているMさん(もう10年来の友人)みな繋がっている。こうして人と人とのネットワークが形成されていくのだ。珍奇なる出会いでもあったし、そのパスタも自分で栽培した野菜をふんだんに使って(残念ながらトマト味ではなかったが)、麺も私の好みにあって美味かった。パスタの後に前菜サラダが出てきたがそれはご愛嬌。食後のデザートは手作りロールケーキとコーヒー。セットで1200円、値段も納得できる。気分よく食事して会話に花を咲かせ、車を見送ってもらいながら帰った。これから深い付き合いになるだろう。そんな予感がする。

この外輪山から吹き降ろす風の強さは途轍もない。心配なのはいろいろあるが、特にたった1個生っているリンゴが心配だ。
まだ直径5cmほどなのだが、正真正銘のリンゴだ。

ぶどうも生ったのがたった一房。これも風で千切れてしまいそう。