四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ ネジバナの観察、構造、ねじれ など  (2022/06/24)

2022年07月04日 | 花 1

ネジバナの拡大写真です ラン科の多年草 日当たりが良く湿り気の

ある土地を好みます 菌根菌と共生する為、菌根菌の無い環境では

栽培が難しいと言われています

 

小さな花~花序がねじれて咲いています

 

  

          ①左巻き       ②右巻き    ③ねじれず左右に咲いている

(下から見て巻いていく方向が反時計回りは左巻き、時計回りは右巻き)

 

ネジバナの構造と各部の名称です 受粉に関する部分としてネットで調べると

唇弁の先の筒状トンネルには、入り口より入ると先ず花粉魂(花粉)があり、

次に柱頭(メシベ)があって、一番奥に蜜腺体(蜜の場所)があります

吸蜜にやってきた昆虫は唇弁より潜り込み、一番奥の蜜腺体へ行きます

花粉を体に付けた昆虫が入ってくれば先ず柱頭に当たり、花粉をしっかり

付着させます 吸蜜までに受粉させる構造になっているようです

 

【ネジバナの花穂がねじれる理由として】ネットで調べると

     ・下部の花が邪魔になる

     ・ねじれた花穂は重心を花軸の中心に置く為の工夫

        花の重みで茎が曲がってしまうのを防ぐ為

     ・花序のねじれが強いほど訪花昆虫が減るが、隣花受粉が避けられる

     ・植物の葉序は左右両方向に半分ずつ螺旋状につくが、

        花序は葉序の一つの変形とみなせる

     ・訪花昆虫の量や質により自家受粉を避ける為ねじれが異なる

          等々が多くの研究者が講釈しているそうです

 

 

 



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