四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ ツユクサ ヤブミョウガ キキョウ など泉の森にて 2020

2020年07月20日 | 花 1

ツユクサ(露草)

清楚で素朴なツユクサ、午後には萎んでしまう一日花だそうだ

ツユクサ科ツユクサ属 6~9月に開花する一年草

青色や白、ピンクがあり、何処にでも一面に咲いている花です

花弁は全部で3枚あり、青色の上部の2枚、下部のシベの下に白い花弁が1枚

 

シベの部分をトリミングして拡大した

シベは一番短い黄色の3ケ、これは虫を呼び込む為の偽の雄シベで、

少し飛び出した黄色いのは少し花粉を出す雄しべ1ケ、下の一番長いの

本物の雄しべ2ケ、その雄しべに間にあるのが雌しべ1ケで、雄しべは

合計6ケあり、この長い雄しべと雌しべは午後にはクルクルと巻き込んで

萎んでしまう時に自家受粉する そうだ

へぇ~そうなんだ~と見るほどに興味が沸いてきた

 

ヤブミョウガ(藪茗荷)

泉の森で、展望デッキより「しらかしのいえ」へ向かう道の左手の小高い所に

ヤブミョウガが一面に咲いていた、あまりの数の多さにビックリ~

 

近くの1本に狙いを定めて撮影した

白い丸っこい花らしいのが沢山付いている

 

数ミリほどの真っ白い小さな花を撮って見たが良く分からない

暗いバックでギリギリ近づいて撮るがピントが甘い

脚位置を定め脇を固めて狙ってみた 沢山撮っても同じだった

 

ミソハギ(禊萩)

泉の森の「みどりのかけ橋」近くの小さい池の縁に群生している

ミソハギ科ミソハギ属 の多年草 可愛いピンク色の花

 

一輪の花の大きさは1cm弱で、花は花弁4~6枚

オシベは12本で その内6本は長く、6本は短い そうだ

次回に行った折、雄しべの様子が分かるように撮って来ます

 

キキョウ(桔梗)

キキョウは6月中旬開花 多年生で秋の七草のひとつ

膨らんだ蕾が青紫に変わり、裂けて星型の花になる 雌雄同花であるが雄性先熟、

まず雄しべが成熟して(雄花期)、その後に雌しべが開き柱頭が受粉可能(雌花期)となる

これは他家受粉の可能性を高める仕組みであるそうだ 写真ではオシベが5本、中央が雌しべ

 

オシベが枯れて中央の雌しべが受粉活動を始める

 

雌しべが開き受粉可能となっている

撮影後にキキョウの雄性先熟の特徴を知ったが、説明用に向く写真が撮れていなかった

開花期が長いので次回にシベ回りを中心に撮って来よう

 

キツリフネ(黄釣船)

泉の森で、「しらかしの家」から「郷土民家園」へ行く道の途中に群生している

一面に黄色い花が咲いていて、撮った写真を見てもらってキツリフネと知った

船を浮かべて釣りをしているように見える不思議な花だ

ちょうど2年前に、川崎の「東高根森林公園」でへレンゲショウマの撮影後に

森林内を散策中にこのキツリフネを撮った記憶がある

森林のやや湿った林内に生える1年草だそうだ

 

今回泉の森で撮影したお花達の名前は「しらかしのいえ」で教えて頂いたが

撮影時には、受粉活動など考慮していなくて、シベの様子などが撮れていない

次回に行った折、再度撮影して来ようと思っています

 

2020、7、16 撮影 泉の森にて