マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

トガリネズミ科・ジネズミ

2016-06-25 | 自然
こんな本を見つけた。
著者の専門は鳥類の調査だそうだが、
小さな生き物に注ぐ愛情が半端じゃない!
文章も読みやすく、親指に尻尾がくっついたような可愛いジネズミの様子と
著者の心の動きが生き生きと伝わってくる。
生き物が好きな子どもに是非読ませてやりたい。
もちろん大人にも。

天井からジネズミ」
文・佐伯元子 絵・あべ弘士
 
学研教育出版、2015
(子どものための感動ノンフィクション大賞を受賞)

そして…
夫が畑で見つけたこの小さな(約4センチ)生き物こそ、
この本の主人公のジネズミだった!

頭が大きく、
鼻がとんがっていて、
目がとても小さくて、
毛並みは濃い灰色でビロードの様になめらかで、
尻尾はネズミの様だけど、
ネズミとは思えない。

たまたま知り合いに野生動物の専門家がいるので
写真を送ってお尋ねしたところ、
トガリネズミと生態は殆ど同じだけれど、
耳の形などからトガリネズミ科の「ジネズミ」だろう
、とのお返事をいただいたのだ。

ネズミという文字が入っているけれど、
げっ歯類のネズミの仲間ではなくて、
モグラの仲間
地面の下ではなく、
草はらや、落ち葉の間を小さな虫を捜して走り回っているらしい、
子どもは親の尻尾から順次尾にかみついて一列になって移動するそうだ。
キャラバンと呼ばれている。)
家の横の畑にそんな生き物がいるって楽しい!
ここで畑を始めてから、農薬は一切使わず、
牛糞などの有機肥料を中心にやってきたのでミミズなどが増えている。
とはいえ、モグラの仲間は、餌が食べられないと数時間で餓死してしまうらしい。
なかなか大変な人生(モグラ生)だ。

「天井からジネズミ」の作者の佐伯元子のブログはこちら
ばからしぴったの日曜日

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