サッシや雨樋に
建築中のギャラリー棟のベランダの天井に、
車のバックミラーに、いくら取り払ってもまたすぐに巣を張り巡らすクモ、
それらは、皆同じ「クロガケジグモ」だということを、
三重県で、長く蜘蛛の調査をされている方に教えていただきました。
(ワスレナグモの縁で知り合うことが出来ました!)
「クロガケジグモ」を早速ネットで調べてみると、
なんと、約30年前にオーストラリアから日本に入ってきたクモであることが分かっているのだそうです。
(毒を持つセアカゴケグモやセグロゴケグモとは違います。)
人工物が好きらしくプラスチックや金属やつるつるした合板などにもよく網を張り、
車やバイクやガードレールなどにもしっかり網を張り、
津々浦々(主に西日本)に、住処を広げているようです。
クロガケジグモが増えている所では在来のクモが減っているという報告もあるそうです。
我が家では雨が当たらず、夜に明かりがあって、餌になる小さな虫が飛んでくるような場所に集中して網が張られています。
サッシを掃除していると、隙間から小さな黒いクモが飛び出してくることがありますが、
それがクロガケジグモのようです。
活動は夜、昼間は小さな隙間に隠れていて姿を見せません。
網は払っても払ってもまたすぐに張られてしまいますが、
このクモの網はボロ網と呼ばれ、いかにも汚れた感じがするので、取り払いたい!
ススキの穂で、高い所のクモの巣払い用の箒を作りました。
(最初作ったのは長さが足りなかった、次のは持ち手がちょっと重かった、
最後に、持ち手を矢竹で継ぎ足して作ったのが、一番長くて(230cm)軽くて、やりやすかった)
クモの糸の接着力の強さには驚きます。
箒の穂の方が負けて抜けてしまいます。
そこで、持ち手をクルクルと回して蜘蛛の網を巻き付けるようにするとうまくいくことが分かりました。
↓ ビフォー
↓ アフター
↓ バックミラー!です。
昼間網を綺麗に拭きとったのですが、
夜9時ごろ見に行くと、
↓ もうだいぶ網を張っています。
↑ バックミラーの隙間から出てきたこれが、クロガケジグモ。
↑ 懐中電灯で驚いたのか、巣に隠れたクロガケジグモ。
青い矢印がたぶん巣穴。昼間はここに隠れているようです。
狭い隙間がこのクモにはぴったりサイズなのでしょう。
もしお差し支えなければ
コメントありがとうございます。
夫は、古いものは明治・大正時代の漫画、主には昭和時代の貸本漫画などを、長年にわたって集めてきました。
現代に続くマンガを系統的に並べて興味がある方たちに見ていただこうと計画しています。
片隅に喫茶コーナー、またアコースティック・ライブなども出来れば、と思っています。
建物の完成まで、あと一息というところまで、やっとたどり着きました。
「蜘蛛の巣払い箒」が威力を発揮していますね。マリヤンカさんの発明も素晴らしいです。
コメントありがとうございます。
8年前に出来る予定でした。
その時でも、もう年齢的にもギリギリだな、と思っていましたが、こんなに遅れてしまって、いったいどれくらいの期間、どんなことが出来るのか、心もとない限りですが、やれることをやって行こうと思っています。来てくださった方と、のんびりした田舎の風景の中で、お茶を飲みながら、とりとめのなくおしゃべりしたり、絵を見たり、マンガを見たり、音楽を聴いたり・・・元気でいなくちゃ!