日々のあわ

毎日の生活の中で見つけたもの、考えたこと、感じたことなどなど、つれづれなるままに・・・。

ガレット・デ・ロワ

2006-01-07 | お菓子
年が明けるとお店に並ぶお菓子。今年もちゃんと食べました。フランスでは1月6日、キリスト教の公現祭のお祝いに食べるものらしいが、そういうことを考えなくてもおいしく食べればいいと思って毎年食べています。
一年前、年明けのパリでは道行く人が袋を下げて歩いていました。家で作る人が減っているのかな。私も近くのパン屋さんで買い求めて、家族で食べました。
大きさもさまざまで模様もお花っぽいの、葉っぱっぽいの、波みたいなの・・・と、お店によってさまざまでした。パリでは、箱というより把手つきの紙袋に縦に入れてハイ!ってかんじでした。
パイの中身はアーモンドクリームで割とあっさりしています。そしてフェーブ(小さい陶器の人形とか家とか)が一個入っていて、切り分けた時にそのフェーブが当たった人は、冠(買うとついてくる)をかぶって一日王様になれます。
私は2年連続フェーブが入っていました!去年のパリでは思わず悲鳴を上げてしまったのですが、なんと虫をかたどったもので衝撃的した。今年はビゴの店で買いましたが、赤い自動車が入っていました。
実家には10個以上このフェーブが並んでいます。きのこの家とか、女の子とか、いろいろでおもしろいですよ。
ガレット・デ・ロワで思い出すこと2つ。
Sさんから聞いたのだったと思います。このお菓子を切り分けるのはお母さんで、そのとき子どもたちはテーブルの下に隠れているって。子どもたちはわくわくして待っているのかな。楽しい風習ですよね。
もう一つは、大学のフランス語の授業で教材だった『シェルブールの雨傘』。主人公のジュヌビエーブがお母さんと好きでもない婚約者とこのお菓子を食べる場面があったこと。確かジュヌビエーブが冠をかぶっていたような・・・
どうでもよいことを覚えているものだなぁ。ま、今年も元気に食べられたことを神様に感謝しましょう。


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