Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

9月の和小物たち

2015-09-30 23:37:50 | 着物
もう今日で9月も終わり。いよいよ本格的な秋に入りますね。9月の和装時に活躍
してくれた和小物たちを、仕舞う前にご紹介しますね


9月の豆簪は2種類。一輪の紫桔梗の簪、萩と桔梗の簪で、祇園の金竹堂さん製。
帯に挟む扇子は先月と同じもので、萩に蝶々の柄のもの。浅草の文扇堂さん製。
懐中時計につける根付も2種類で、9月上旬には中秋の名月を意識してうさぎ
9月下旬からは紫色の桔梗になります。


手拭いは生成り地の中央に白いぼかしの月と桔梗やアザミなどの秋草柄のもの。
小風呂敷は紺色地に、白抜きで満月や半月と可愛らしいうさぎが描かれたもの。
ハンカチはピンク地に、色とりどりのたくさんの秋草柄が友禅で描かれたもの。
懐紙は桔梗。
一筆箋は桔梗柄が2種類と萩柄が1種類。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


一昨日は十五夜・中秋の名月

2015-09-29 23:35:19 | 季節行事
日本では昔から旧暦8月15日の夜に空にかかる月を愛でる十五夜の月見の行事が
行われてきました。もともとは唐の時代に中国から伝わってきた行事と、日本に
もとからあった月を祀る習慣が合わさったものだそうです


農耕民族である日本人にとって、月や太陽というのは、作物に恵みをもたらして
くれる大いなる力。欠けるところのない満月は豊穣の象徴だったとか

秋の実りを祈り、恵みを与えてくれる月に感謝をささげる行事として、この時期
採れる里芋や栗や大豆などとともに、豊穣をもたらす月の神の依り代である穂の
たれた薄と秋の七草を飾り、満月のように丸い月見団子をお供えします

薄の穂は稲穂に見立てて、田の収穫を願うとも言われています


三方の奉書紙を敷き、15個の月見団子を一段目に9個、二段目に4個、三段目には
2個並べて置きます。これを月の見える縁側等に飾るのですが、月から見て上座で
ある左側に秋の実りを、右側に月見団子を飾るのがしきたりです

中国から伝わったこのお月見の祭事は、平安時代にはとても雅なものとなって、
貴族は池に船を浮かべ、池に映った月を眺めながら歌を詠んで遊んだそうです

そんな雅な時間はなかなか取れませんが家族3人で月を見上げて過ごしました




娘の誕生日に保育士体験

2015-09-28 23:31:27 | 日記
昨日は一日早い娘のバースデーパーティーを自宅で行いましたが、今日が本当の
お誕生日。平日なのですが有給をとり、保育園で一日保育士体験をしながら娘の
誕生日を一緒に過ごすことにしました

娘の通う保育園では、子供の誕生日あたりを目安に、年に1度は保育士体験をする
ことを保護者に勧めています

私も2月に一度保育士体験をしているのですが、これからお誕生日のあたりで毎年
やりたいと思っているので、今回娘の誕生日当日に申し込みをしました。

朝はいつもより遅く9時に保育園へ行き、娘の支度を済ませたあとに、エプロンを
お借りして保育士体験スタート

30分ほど娘を見ながらほかの子供たちと一緒に遊ぶと9時半にクラスごとに礼拝。
お祈りをして賛美歌を歌い、絵本を1冊読んでから、私の紹介をしてくれました

続いて娘のお誕生日会。娘はみんなの前に座って冠をかぶり目の前にフェルトで
出来たケーキを置いてもらいます

この日を楽しみにしていたのに、緊張で固まってしまった娘。1学年上のお姉さん
たちが手作りのマイクで質問をしてくれるのですが、答えられずに固まったまま
止まってしまいました(笑)

お誕生日会のあとは牛乳を飲んで、オムツをかえて靴下を履いて帽子をかぶり、
外遊びの準備をして公園へ向かいます。

2学年合同のクラスを縦割りで2つのグループに分けて行動するのですが、外を
歩くときは上のクラスの子が下のクラスの子と手を繋いであげるので、その時に
きちんとお姉さんらしく手を引いてあげる子供たちの姿に、1歳の差は大きいなと
しみじみ感じました

公園で思いっきり遊んだあとは、手を洗っておむつを替えてランチタイム。私も
子供たちと一緒に同じメニューを頂きました

いつもだとランチの後はお昼寝タイムですが、私たちはここで帰るので、娘にも
帰り支度をさせて、最後に園長面談をして終了。

半日でしたが、2月の頃とはまた違った娘の姿に成長を感じられて、とても楽しい
時間を過ごすことができました


帰り際に、保育士さんたちが作ってくれたバースデープレゼントを頂きました。
とっても可愛らしいバースデーカードと手作りのうさぎのパズル

保育園ではそれぞれ子供たちに動物や食べ物などでトレードマークが与えられて
いるのですが、娘のトレードマークはピンクのうさぎ。そのうさぎと同じ絵で
パズルを作って下さいました



そして給食室の方々からは、娘のために特別に米粉で作ったクマさんクッキー。
とっても可愛らしいクッキーでしたが、早めに食べたほうが良いということで、
保育園のあとに遊びにいった実家で、おやつタイムに食べさせました

私と一緒に過ごしたお誕生日はとても楽しんでもらえたようで、そして保育園の
皆さんからのプレゼントもとても気に入っていて、何度も「○○ちゃんの」と
言って大切そうに色々な人に見せていました(笑)

娘もようやく2歳。早かったような長かったような2年間でしたが、大変なことも
ありながらも、本当にとても幸せな2年間でした

夫婦2人だけの時間もとっても幸せでしたが、子供がくれる幸せと愛情というのは
本当に何物にも代えられない宝物です

これからも娘の笑顔と幸せを守っていくために、夫婦で頑張っていきます


1日早い娘のバースデーパーティ(フランス料理:2015年9月)

2015-09-27 23:26:02 | ホームパーティー
早いもので、ついこの前まで赤ちゃんだと思っていた娘も明日で2歳を迎えます
今日は両家の両親を自宅に招き、1日早い娘のバースデーパーティーをしました

ちょうど今月のフランス料理教室のレッスンで習ったメニューがパーティー向き
だったので、それを作ることに。しかも今回のメニューはほとんどが小麦と卵の
入っていないものだったので、娘も同じものを食べられるのが嬉しいです

メインのケフタとデザートのムースには卵が入りますが、ムースは入れなくても
問題は無さそうで、ケフタには繋ぎとして代用で豆腐を入れても大丈夫なので、
卵なしで作ってみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室:2015年9月】


テーブルセッティングはこのような感じでした。今年の初めに夫が買ってくれた
「J.L Coquet」エミスフィール(オールドピンク)と同じくパリ(ルージュ)を
セットにした食器に、スガハラガラスのワインレッドの皿と、いつも使っている
ベルギー製のカトラリー。そしてベル・エポックのシャンパングラス


娘のパーティーなので、テーブルには淡~いピンクのテーブルクロスを敷いて、
お花もピンク系でまとめています

クロスや食器やお花にも合うように、ナプキンはワインレッドのものを選んで、
ナプキンリングはゴールド系の葡萄モチーフのものを海外から取り寄せました

メニューカードもピンク系で作って




お料理たちはお教室で習ったときと同じく、高低差を出して配置した食器などに
ディスプレイして、パーティーらしさを演出しました

こうして置いてみると、一般家庭のテーブルでも十分にパーティーらしく見えて
素敵ですね。お教室に通ってみなければわからなかったディスプレイです



前菜は全部で8種類:
マグロの漬け・ピスタチオ風味
ヨーグルトのヴェリーヌサラダ
サーモンのタルタル
トマトジュレのカプレーゼ
採れたてラディッシュ
椎茸のファルシ
ニース風サラダのタルティーヌ
茄子と無花果のタルティーヌ


メインは2種類:
きのこのサラダ
ケフタ・ヨーグルトソース

デザートの写真を撮り忘れてしまったのですが、デザートは2種類:
塩キャラメルのムース
無花果のメープルタルティーヌ


娘にも同じお料理を、小さめの器で用意してあげました


そして娘にはバースデーケーキを用意しました。去年はアレルギーもあったのと
まだ1歳で甘いものを与えていなかったのでパンケーキでしたが、今年は卵・小麦
不使用の米粉で作ったスポンジに、生クリームをぬってフルーツを添えたもの


ケーキにキャンドルを立てて娘のもとへ運ぶと、何が起きたのかとびっくりした
様子の娘でしたが、バースデーソングを歌うと、自分のためのものだと分かった
ようでじーっとケーキを見つめていました

上手にキャンドルの火を吹き消したところで「好きに食べていいよ」というと、
おもむろにスプーンを持って生クリームをすくい取り、一口ぱくり。


一口食べた後は美味しさに気付いたようで、パクパクとケーキを食べてくれて、
作った甲斐がありました



食事のあとはプレゼントタイム。両家の両親からのプレゼントに喜んだあとは、
私たちが用意した大きなプレゼントを渡しました。大きな箱にワクワクしながら
一緒に空ける娘

中から出てきたのは赤い小さなピアノ。ピアノ&音楽好きな娘のために、今まで
使っていたおもちゃのキーボードより、少しピアノに近いものをあげることに

このピアノは自動演奏機能もあって、その1曲目がハッピーバースデーの歌なので
娘はとても気に入ってしまって、ピアノから離れようとしませんでした

ケーキもプレゼントも気に入ってもらえて本当に良かったです


お茶のお稽古(別誂え・藤色地秋草柄小紋) / (おうちごはん(イタリア料理:基本・10月)

2015-09-26 23:20:31 | 着物
今月は夫が土曜日にお仕事へ行くことが多くて、なかなか私がお稽古に行けずに
いたのですが、今日は着物を着て行ってきました

基本的に第4週目は振替お稽古の日ですのでいつも午後からお稽古が始まります。
というわけで、午前中は明日の娘の誕生日パーティーの準備をしたりバタバタと
過ごしていまいした

私がパーティー準備をしているあいだ夫が娘を公園に連れて行ってくれました。
たっぷりと遊んで来てくれたようです




広い公園で夫とのびのびと遊んで、芝生の上にシートを敷いてランチをしたり、
倒木の上に上って遊んだり、シャボン玉を吹いたりと楽しく過ごした様子



娘たちの外出中にアレンジメントも作りました。今日は白~濃いピンクへ変わる
グラデーションが美しいバラ「ガーディアン」をメインにし、淡いクリーム色の
トルコキキョウ、ピンク色のガーベラ、淡いピンクのスプレーカーネーションに
レザーファンやミモザなどのグリーンを合わせて

私もランチを食べてから着物に着替えてお茶のお稽古へ


こちらの着物は6月にも着ていましたが、そもそも9月に着るためにと考えて柄を
決めたもので、始めは秋草ばかりだったのですが、途中から初夏の花も追加して
もらって、初夏~初秋の花を集めた御所解き柄にしたものです


もう季節としては秋に入り、世の中では帯を夏物ではなく単衣用のものに変える
方もいらっしゃるようですが、お茶のお稽古場では9月の帯までは夏物と言われて
いますので、それに合わせて黒地の絽の帯を誂えました

この時期に虫籠の帯なので、虫籠の中は鈴虫やコオロギなどが入っているかなと
想像して頂けるのではないかと思います


着物は地模様のある藤色の唐織地に、菖蒲・芥子・桔梗・二人静・女郎花・萩・
撫子などの初夏~初秋の花を白上げを中心に御所解き風に描いた別誂えの小紋。

帯は黒い絽塩瀬地に、桔梗や萩とともに飾り紐のついた脚付きの優美な虫籠を、
芝草を入れて描いた別誂えの染め名古屋帯。

帯揚げは淡いピンクの絽地に、赤いしぼりで桔梗の柄が表現されている輪出し。
帯締めは白地に赤いポイント柄の夏用の組紐。

今日のお稽古は長板を使った中置きの濃茶点前をさせて頂きました。先週同様、
来週に控えたお茶会のお稽古のため、通常より1ヶ月早い9月から中置き点前を
させて頂いています

お菓子は明日が中秋の名月ということで「中村屋」製の「月餅」を頂きました。
お軸も中秋の名月にちなんで、水墨画風に「月下舟遊図」が描かれたものです。
茶花は釣船草と縞ススキが活けられていました。

夜は早めに娘を寝かしつけて、ゆっくりとディナータイムを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:基本編・10月】


前菜はバーニャカウダ。野菜が大好きな私はバールなどにお食事に行くと必ずと
言って良いほどバーニャカウダを注文していました。本格的なソースの作り方を
お教室で教えて頂いてからは、好きなときに食べられるのが嬉しいです


パスタはポルチーニ茸のリゾット。3週連続でポルチーニ料理です。秋ですね。
玉ねぎとポルチーニ茸とバターと粉チーズだけのシンプルな具材ですが、とても
美味しいダシが出てくれるので、満足感の高い一皿です


メインはフィレンツェ風肉団子のオーブン焼き。オーブン焼きはとってもラクで
助かるので作る側には嬉しいメニュー。ニンニクがしっかりと効いているので、
ソースなしでも十分に味を感じる一品

今夜はまだ明日のパーティーの仕込みがあるので、忙しくなりそうです