Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お義姉さまのお宅へ訪問してきました

2015-09-25 23:38:50 | 日記
少し前の話になりますが、先週の連休中に初めてお義姉さまのお宅へ訪問させて
頂く機会がありました

数年前に新築されて少し遠くへお引越しされていたのですが、ちょうど私がまだ
妊娠中でもう遠出のできない時期でしたし、そのあとは娘に長距離移動をさせる
のがまだ難しかったので、なかなかお伺いできないでいました

娘も2歳近くになって、ようやく1時間ちょっとの移動なら大丈夫になって来て、
そろそろ…というお話になり、陽気の良いシルバーウィークに訪問が決定

朝9時過ぎに家を出たのですが、ルート選択を間違ってしまいシルバーウィークの
大渋滞に巻き込まれてしまって、お義姉さまのお宅へ着いたのが1時過ぎ

1時間ちょっとのはずが、4時間も車に乗せられていたとあって娘は途中で機嫌が
悪くなってしまいぐずったり、昼食のタイミングを逃してしまったりで、とても
かわいそうなことをしました

幸い従兄に会ったら機嫌も直ってくれたのですが、連休の外出は事前の下調べが
とても大切だなぁと実感しました


少し遅くなってしまいましたが、お義姉さまが用意して下さったランチを食べて
おしゃべりを楽しみました。アレルギーのある娘にも食べられるようにと、全て
卵も小麦粉も使っていないお料理を手作りして下さっていました


ランチのあとは近くにある大きな公園に遊びに行きました。ボール遊びをしたり
シャボン玉を追いかけたりで、子供たちはとっても楽しそう

公園で遊んだあとは和菓子でティータイムを楽しんで、5時ごろには帰ることに


到着が遅くなってしまったので慌ただしい訪問ですが、お義兄さまのこだわりが
隋所に散りばめられたとっても素敵なスウェーデンハウスを堪能させて頂いて、
自分たちの家づくりにも参考になりました

帰るときは従兄君が娘の手を繋いで玄関から車までエスコートしてくれました。
年に数回しか会えませんが、仲良くしてくれて本当に嬉しいです

帰りはしっかりルートを調べたので、1時間半ほどで帰宅することができました

次回は正しいルートですんなり到着できると良いな


秋の味覚

2015-09-24 23:47:42 | 季節行事
先日娘と一緒に収穫をした実家の庭の栗で母に栗ごはんを炊いてもらいました。
栗ごはんをみるとしみじみと秋を感じます


庭にはまだまだたくさんの栗がなっていますが、まずは先日採れた分だけで今年
最初の栗ごはんを炊こうと、がんばって皮を剥いてくれたようです


いつもの栗ごはんは白いもち米に丸ごとの栗が入ったものですが、お彼岸の時期
ということもあり、父の趣味の畑で取れた小豆も入れて、赤いお米の栗ごはんに
なっていました。小豆は邪気を祓いますので、季節の代わり目に健康を願って

炊く、と書きましたが、きちんともち米を蒸して作られているので、お米自体が
柔らかくてとっても美味しいのです

娘に「この前一緒に拾った栗で作ったごはんだよ~」というと、「…くり」と
不思議がりながら食べていました

あの茶色い栗がこうなる過程を見ていないので、まだ分からないのでしょうね。
次に栗が獲れたらふかしてもらって、半分に割ってスプーンですくって食べさせ
ようかなぁと思っています


今日は秋分・秋の最中昼夜平分

2015-09-23 23:46:52 | 季節行事

今日は秋分。昼と夜の長さがぴったりと同じになる日。農耕民族である日本人に
とっては、冬至・春分・夏至・秋分はとても大切な節目でありました

初候である9/23~9/27は「雷乃声を収む(かみなりこえをおさむ)」。
夏に雷とともに突然降る夕立も収まるころで、秋晴れの空が見える時期ですね。
夏には入道雲がかかっていた空に、鰯雲や鱗雲など、秋の雲がたなびきます

ちょうどお彼岸時期ですが、この時期になると、それまで何もないと思っていた
場所に突如として真っ赤な曼珠沙華が咲き出します。お彼岸のころに咲くので、
彼岸花とも言われていますね

その赤さや急に表れたように咲くこと、また墓場に多く植えられていたことなど
から縁起が良くないとして切り花として飾るのを嫌がる人もいますが、私は綺麗
だなぁと思います

ただ、曼珠沙華は毒草で、間違って食べてしまうと吐き気や下痢、ひどいときは
中枢神経の麻痺を起こすこともあるのでご注意を

鈴蘭・水仙・レンゲツツジ・キョウチクトウ・シャクナゲなども、綺麗で身近な
花ですが実は有毒ですので、食べたり蜜をなめたり、活けていた水を誤飲したり
しないようにお気をつけて

次候である9/28~10/2は「蟄虫とを坯す(すごもりのむしとをとざす)」。
涼しくなり始め、虫が土の中での巣籠りの支度を始めるころです。

中秋の名月がちょうどこの時期です。旧暦8月15日の満月を指して中秋の名月と
言いますが、満月になる前や後の月まで楽しもうと、十三夜・小望月・十五夜・
十六夜・立待月・居待月・寝待月など、日本人は様々な名前を秋の月につけては
その美しさを愛でていました

さらには十五夜に月が雲に隠れてしまって見えないときにまで無月とつけたり、
雨が降ってしまった場合には雨月とつけて、その見えない様までも楽しんでいた
ようなのです

末候である10/3~10/7は「水始めて涸る(みずはじめてかれる)」。
夏のあいだたっぷりと水を張って青々とした苗を育てていた田から水を抜いて、
稲刈りの準備にとりかかるころです。

青かった水田が次第に黄色味を帯びはじめると、どんどん稲穂が実って穂が垂れ
下がり、一面に黄金色の景色を見せてくれます

私も小学校で田植え・稲刈り・収穫祭を経験しましたので、稲穂が垂れ下がって
くると「そろそろ稲刈りの時期かな」と、懐かしく思い出します


お彼岸のおはぎ

2015-09-22 23:40:05 | 季節行事
明日はお彼岸のお中日。一日早いのですが、お供えのために母がおはぎを作って
いたので、私たち家族のおやつ用にと、いくつかもらってきました

春にも秋にもお彼岸にはもち米とあんこで作ったお菓子をお供えするのですが、
同じお菓子を春は牡丹にちなんで「ぼたもち」、秋は萩にちなんで「おはぎ」と
呼ぶのは、季節を大切にする日本らしいとても美しい習慣ですよね


実家のおはぎは例年2種類で、1種類がもち米を餡で包んだもので、もう1種類が
餡をもち米で包んでうえからきな粉をまぶしたものなのですが、今日はきな粉の
おはぎがなくなってしまったようでした

娘はもちろんおはぎを食べるのは初めてです。小さいおはぎをあげたのですが、
あま~い餡が気に入ったようで「もっとちょうだい」と言ってたくさん食べて
くれました。このぶんなら年末のお餅つきでもあんこのお餅が食べられるかな

明日はお墓参りに行く予定です


プチ懐石料理教室【2015年・9月】

2015-09-21 23:35:10 | 懐石料理&和食
今日は月に一度のプチ懐石料理教室へ行ってきました

和食はイタリアンやフレンチに比べて作るのに本当に手間がかかるので、自宅で
復習をするときには「やるぞ」と気合を入れないと作れないほどですが、今後
茶懐石を作るときのベースになってくれると思うので、頑張って通います


今日は9月のレッスンということで、重陽の節句や、お月見をイメージしたお料理
たちを作っていくのだそうです


まずは先付けの土瓶蒸しを。秋の味覚の代表格、国産の松茸を使って作ります。
松茸はふきんで土やほこりなどをふき取り、縦に切って土瓶に入れます。




鯛は切り身にして塩を振り、10分ほど置いたら熱湯にさっと通して霜降りして、
水気を拭き取ってから土瓶の中へ。殻を剥いて塩茹でした銀杏も一緒に。


次に焼物の若鶏の味噌焼きを作ります。鶏もも肉は筋をとってから、厚みのある
部分に切れ目を入れて開き、厚さを均等にします。味噌は粒の白味噌を使って、
鮭・濃口醤油・みりん代わりにパイナップルのすりおろしを加えて混ぜます。




鶏もも肉に味噌をたっぷりと塗ったらラップに包み、冷蔵庫で1晩寝かせますが、
3日ほど寝かせても大丈夫だそうです。漬けたものは軽く水洗いして水気を拭き、
皮目を上にして180度のオーブンで10~20分ほど焼きます。


焼き物のあしらいには菊花かぶを作ります。皮をむいたカブはおしりを上にして
まな板に置き、両脇に竹串を置いたら、その竹串のある深さまで2mmの格子状に
切れ目を入れ、裏側には浅く十文字に切れ目を入れておきます。



切ったカブは3%の塩水に15分くらいつけておくとしんなりするので、軽く絞って
甘酢につけておきます。




次は揚げ物の無花果の揚げ出し。無花果は油で熱を入れるので、崩れないように
なるべく硬いものを用意します。皮を剥いて縦半分に切った無花果に、片栗粉を
たっぷりとまんべんなくまぶし、衣をからめて180度の油でさっと揚げます。


付け合せのししとうは、上部を切って中の種を取り除き素揚げします。無花果と
一緒に大根おろしを添えてもりつけたら、食べるときに天つゆをかけて


椀物は菊花豆腐。秋らしくきのこの吹き寄せあんと一緒に頂きます。きのこ類は
いろいろな種類が入るほうが良いダシが出てくるので、椎茸・しめじ・えのき・
エリンギなどを用意しています


出汁・薄口醤油・みりんを沸騰させきのこを入れて軽く煮たら、水溶き片栗粉で
とろみをつければ吹き寄せあんの出来上がり




絹ごし豆腐は4cm程度に切ったものを沸騰したお湯に落として温めておきます。
高さの半分くらいの深さまで5mmの格子状に切れ目を入れたら、そのまま静かに
あんの上に乗せて、箸を使って菊の形になるように開いていきます。


開いた豆腐に菊の葉の代わりに三つ葉を添えて、食用菊の花弁を散らせば完成。
花芯にみたてたからしを中心に落とすのがポイントです


オーブンで焼いていた若鶏の味噌焼きが焼き上がったら、一口大に切り分けて、
松葉を敷いたお皿に、水気を絞った菊花かぶ、枝豆の田舎煮・菊の葉等を添えて
盛り付けます。菊花株の中心には花芯に見立てた梅肉を添えて




今日はご飯のかわりに月見うどん。うどんは茹でて氷水で締めたらお皿に盛り、
その上に温泉卵を乗せ、カイワレ大根・油揚げの煮物・輪切りのすだちを飾り、
すだちのしぼり汁を掛けたら、かえしとダシをあわせた麺つゆをかけて完成


最後に土瓶蒸しを完成させます。あらかじめ温めておいた吸い地を具材の入った
土瓶に入れ、直火にかけて沸騰させたら三つ葉を入れて蓋をして弱火で蒸らし、
蓋の上にすだちを添えて完成です。



お料理が全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイム。今日はそれほど
調理に時間がかからなかったので、いつもより早い試食になりました


先付けは土瓶蒸し。土瓶蒸しはまず一杯目をおちょこに注いで、出汁の味を堪能
したら、蓋をあけて香りを楽しみ、具材を食べます。途中ですだちを絞って味に
変化をつけつつ、全て飲み切ります。見た目も香りもいかにも秋ですね


椀物は菊花豆腐の吹き寄せあん。菊花豆腐は綺麗に開くのはなかなか難しかった
ため少し崩れてしまいましたが、家で作るときに少し練習してみるつもりです。
今日の吹き寄せあんはきのこだけですが、蟹身や銀杏を入れても美味しいそう


焼き物は若鶏のみそ焼き。隠し味につかったパイナップルが程よい甘みと香りを
添えてくれていて、とっても美味しかったです。菊花かぶがいかにも秋らしく、
とても素敵な一皿でした


揚げ物は無花果の揚げ出汁。作るのはとっても簡単ですが、フルーツの揚げ物は
なかなか無いので、和食でこういうお料理が出てくると意外性があって良いです
よね。あま~い無花果と天つゆが相性バツグンでした


ごはんは月見うどん。今日の温泉卵はきちんとお湯を沸かして作りましたが、
最近は電子レンジなどでも上手に簡単に温泉卵を作ることができるようなので、
家で作るときにはそうしようと思っています


水物はスイートポテト。この時期にたくさん取れるさつまいもを使った甘味で、
とっても簡単に作れます。今日は実習はなくレシピだけでしたが、さっぱりした
味付けでとっても美味しかったです。娘にも食べさせてあげたいな

秋に入ってお料理も夏とはグッと雰囲気が変わったので、10月のレッスンもまた
とっても楽しみです