Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

7月の和小物たち

2015-07-31 23:24:51 | 着物
7月の和装時に活躍してくれた和小物たちを、仕舞う前にご紹介しますね


7月の豆簪は涼しげな団扇で、祇園の「金竹堂」製。7月といえば祇園祭の期間に
挿す簪が毎年新しいデザインで出るのですが、いまでさえ簪の種類が多いのに、
その簪まで増やしていると簪が溢れてしまうので、なるべく手を出さないように
しています。でも、お正月の簪だけは毎年新調していますけれど

帯に挟む扇子はススキや桔梗などの秋草が描かれたもの。浅草の「文扇堂」製。
懐中時計に付ける根付は、前半はほおづき、後半は「松栄堂」の朝顔の匂袋。


手拭は、水色地に水風船が散りばめられた可愛らしい柄で「濱文様」シリーズ。
小風呂敷は、白と緑の市松模様の間にスイカが描かれた「濱文様」シリーズ。
ハンカチは友禅染めで朝顔が描かれていて、一部には刺繍も入っているものを。
懐紙はスッキリした水色の朝顔が一輪。
一筆箋は団扇と朝顔、青楓と鮎、水草と金魚の3種類。

また来年活躍してくれる時期まで、大切に仕舞っておきます


7月のデスク飾り

2015-07-30 23:23:59 | 季節行事
そろそろ月末ということで、会社のデスクに置いているデスク飾りを来月のもの
に入れ替えましたので、7月中毎日小さな癒しをくれたデスク飾りを、仕舞う前に
ご紹介したいと思います


7月のデスク飾りは「七夕」。7月といえば、和の一大イベントはこちらですね。
ちりめんで出来た20cmほどの笹に、ナスやきゅうりやスイカ、5色の紙飾り、
お星様や短冊が飾られている可愛らしいもので、京都の「龍虎堂」さん製。

水色の短冊は過去に元上司が願いごとを書いて飾ってくれたものなので、いつか
一緒に働けるようになるまで、このまま吊るしておくつもりです

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


イタリア料理教室【基本中級編・7月】

2015-07-29 23:58:40 | イタリア料理
連日になってしまいますが今夜も夫に娘をお願いして、イタリア料理教室へ。

6月は先生がイタリアへ行っていたためにレッスンがなかったので、ほぼ2ヵ月ぶり
となるレッスンでした


今日はこの7月から新設された、基本中級コースを受講します。中級といっても、
難しくなるわけではなくもともとの基本コースに収まらなかったメニューたちが
登場してくるようです


まずは前菜から作っていきましょう。今日の前菜は「Insalata di polpo」。どの
地方のお料理というわけでなく、タコが獲れる港町ならどこでも出てくるもの

日本ではタコは茹でダコとして売られているのがほとんどですが、イタリアでは
お店や家庭で1時間ほど茹でてから使うので、より柔らかく仕上がるそうです。
夏の前菜の定番です


人参とセロリは皮を剥いてそれぞれカットします。人参は千切り、セロリは2mm
ほどの細切りです。一緒にボウルに入れて塩もみをしておきます。


茹でダコは2cm角程のブツ切り、ミニトマトは半割り、ニンニクはみじん切り、
イタリアンパセリもみじん切りにしておきます。


あとは塩もみをした野菜の水気を絞り、全て同じボウルに入れて、塩コショウ・
レモン汁・オリーブオイルで味を整えれば完成。冷たく冷やして頂きます


続いてメインを作っていきます。今日のメイン料理は「Scaloppine al limone」。
スカロッピーネはシチリア料理の中で、シチリア特産のマルサラワインを使った
マルサラ風味のものを作りましたが、今日はレモン風味で夏らしく

トラットリアなどでも食べることができますが、基本は家庭料理だそうですよ。
にはキノコを使ってスカロッピーネ・アル・フンギにしても美味しいです


本来は仔牛肉を薄く叩いて伸ばし、塩コショウして小麦粉をまぶしてソテーする
お料理ですが、日本では仔牛肉は手に入りづらいので、今日は脂身の多くない、
柔らかな豚のヒレ肉を使って代用します。



肉叩きでていねいに叩くと、小さなブロック肉が驚くほど薄く大きく伸びます。
フライパンにバターとオリーブオイルを入れて熱したら、塩コショウ・小麦粉を
まぶしたお肉を両面に焼き色が付くまでソテーします。


白ワインを入れてアルコールを飛ばし、レモン汁を加えてソースにとろみがつく
までフライパンを回して絡めます。塩コショウで味を整えれば完成です


最後はパスタを作りますね。今日のパスタは「Spaghetti alla pescatora」。
「漁師風」という意味ですが、日本ではペスカトーレと言った方が通じますね

もともとはカンパーニャ州発祥のお料理ですが、今では沿岸部の多くの街で食べ
られているようです。通常は3~4種類の魚介類を入れるのですが、海老や貝類が
メインで、お魚が入ることは少ないそう

今日は海老・イカ・アサリを使いますがムール貝等も定番の具材だそうですよ。
パスタは細めのスパゲッティを合せることが多いですが、リングイネなどもOK
ショートパスタはほとんど使わないとか。


イカは皮をむき輪切りにしておきます。海老は胴体部分のみ殻を剥いて背わたを
とり、頭と尾は残しておきます。アサリは塩抜き後しっかりと水洗いを。





フライパンにたっぷりオリーブオイルを入れ、潰したニンニク・鷹の爪を入れて
熱し、オイルに香りと辛味を移します。海老を両面ソテーしたらイカを加えて、
火が通ったらアサリを加え、白ワインを入れて蓋をしてアサリを開かせます。


アサリが開いたらアサリだけを一度取り出して、トマト缶を加えて煮込みます。
この時に基本のトマトソースがあれば、そちらを使ったほうが美味しく仕上がる
のでオススメだそうですよ


最後に茹で上がったパスタを加えてソースを絡めたら、塩コショウで味を整え、
オリーブオイルで乳化させれば完成。

すべての準備が終わったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はインサラータ・ディ・ポルポ。セロリの爽やかさにニンニクが良く効いた
夏らしい前菜。残念ながら我が家では夫がタコを食べないので、ホタテに変えて
「Insalata di capesanta」として食べることになりそうです


パスタは漁師風スパゲッティ(ペスカトーレ)。唐辛子の辛味とトマトソースに
溶け込んだ魚介の旨味がギュッと詰まった一皿です。食欲の落ちる夏でも、この
辛味と魚介の香りでペロッと食べられてしまいそうですね


メインはスカロッピーネ・アル・リモーネ。最後に飾り切りのレモンを載せて、
見た目から夏らしい一品。ほんのりレモンの香りと酸味のあるお肉は柔らかくて
とても美味しかったです


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。今日のお料理はとっても簡単で、
試食を含めても2時間弱で終わってしまいました。昨夜は暑くてクーラーをつけて
寝たせいか一日体がだるかったので、早めに終わってくれて助かりました

今夜は早めに寝て体を休めようと思います


手捏ねパン教室【初級2回目・白パン】

2015-07-28 23:57:43 | 手捏ねパン
今夜は夫に娘の世話をお願いして、パン料理教室へ行かせてもらいました

1ヶ月半ぶりで、これが2回目となるパン教室です。毎回2~3種類のパンの中から
1種類を選んでレッスンをします。1回目はアーモンドクラウンを作りましたが、
今日は白パンかイングリッシュマフィンかを選ぶことができます


どちらにするか悩んで、今日は白パンを習うことにしました。白パンというと、
「アルプスの少女ハイジ」に出てくるパンを思い出しますね。真ん中で分かれた
ふんわりとした可愛らしい形のパンです

ボウルに半量の強力粉・砂糖・ドライイーストを入れます。40度くらいの牛乳を
用意しておきイーストにかけるようにして一度に流し入れます。ダマにならない
ようになるべく急いでしっかりとかき混ぜて、生地が滑らかになればOKです

残りの強力粉・バター・塩を加えて混ぜ合わせて、材料がある程度混ざったら、
捏ね台の上に出します。この時にバターの塊があっても大丈夫です

台の上で生地を前方に伸ばすようにして体重をかけながら擦りつけるようにして
しっかり捏ねていきます。しっかり捏ねてきめが細かくなり弾力が出てきたら、
生地を台の上で転がすようにして、Xを描くように優しく捏ねていきます。

生地の一部をつまんで薄く伸ばし指で弾いても破けない程度になればOK。生地を
綺麗に丸めてとじ目をつまみ、とじ目を下にしてボウルに入れてラップをして、
1.5倍くらいの大きさに膨らむまで30分ほど一次発酵をさせます。

発酵が終わったら指に強力粉をつけて生地の中央に指し込み、生地が戻らないか
フィンガーテストを行います。OKであればガス抜きをし、生地を6分割してまた
丸めなおし、乾燥を防ぐために濡れふきんをかけて5分ほどベンチタイム。

ベンチタイム後はもう一度ガス抜きをして、生地を丸め直してとじ目をつまみ、
とじ目を持ちつつ全体に強力粉をまぶします。この強力粉が焼き色防止の役割を
してくれて、焼き上がりが白くなります

とじ目を下にして台の上に置いて、菜箸を生地の真ん中に横一文字に置き、その
まま上から押し込んで線を入れます。このときに線が浅いと焼き上がりが綺麗に
ならないので、一番下まで押し込んで、手を離しても菜箸が浮いてこないくらい
まで線を入れるのがベスト

出来た生地はオーブンシートを敷いた天板に並べて、ラップと濡れふきんを上に
かけて20分ほど二次発酵をさせます。

今日は低温で焼いて焼き色が着くのを防ぎたいので、まずオーブンを190度に余熱
したら、焼くときには150度に下げてパンを入れます。

15分ほど焼きますが、焼き上がりの3分前になったら天板の前後を入れ替えると、
全体の焼きムラがなくなります


焼き上がりった白パンは、本当に真っ白でぷりっとしていて可愛いです。触ると
もちもちふわふわしていて、赤ちゃんのお尻みたい(笑)

白パンはジャムやバターを付けて食べても美味しいですが、斜め上から切れ目を
れて、具材を挟んで食べても美味しいのだそうです

粗熱をとってから紙袋に入れて、帰りの電車でつぶれないように気をつけながら
持って帰りました。明日の朝食用のパンにしようと思います


7/24は土用の丑の日でした

2015-07-27 23:54:52 | 日記
先週金曜日、7/24は土用の丑の日でした


私も同僚達に誘われて、先週金曜日のランチは鰻を食べに出かけました。お店は
日本橋三越近くにある老舗「伊勢定」。本当は人形町「喜代川」さんまでお伺い
したかったのですが、混んでいた場合に代替案を見つけるのが大変そうですので
近場を選びました


定番のうな重ときも吸いをオーダーしました。お店で鰻を食べるだなんて2年ぶり
だったので、待っているあいだもワクワク。同僚と楽しくおしゃべりをしながら
美味しく頂きました


こちらのお箸は割り箸なのですが、お店の名前と鰻の絵の焼き印が押されていて
とても可愛らしいです。入口の横にあるドアの取っ手も鰻の形をしていたりと、
鰻づくしのお店でした

そもそもなぜ土用の丑の日に鰻を食べるのでしょうか

土用とは、暦の立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ18日前からの期間のことで、
そのなかで十二支が丑の日を「土用の丑の日」といいます。つまり、年に4回も
あるわけなのですね

なのになぜ夏だけに鰻を食べるのかというと、諸説あるようですが、そもそもは
この夏の土用の時期は暑さが厳しく夏バテはしやすい時期とあって、昔から鰻に
限らず、餅・卵・しじみなどの精のつくものを食べる習慣があったそうです

もちろん鰻も精のつくものの代表として奈良時代から食されていて、かの有名な
万葉集にもこのような一句があります。

「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ」 大伴家持

1300年近くも前から夏バテには鰻が良いとされていたのは驚きですね

さて、そのように精の付く食べ物のうち鰻が土用の丑の日に食べられる由来と
なったのが、江戸時代の発明家「平賀源内」です

ある日、知り合いの鰻屋から鰻を売るための相談を持ちかけられた平賀源内は、
「本日丑の日」と書いた紙を店先に貼ることを勧めたそうです。

もともと土用の丑の日には「う」の付く食べ物を食べると夏バテをしないという
風習があったそうで、それにあやかったのでしょうか

紙を貼ったことで鰻屋は繁盛したそうでそれをほかの鰻屋も真似るようになり、
土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したのだとか

皆様も夏バテにはお気をつけて、元気の出る食べ物を食べて下さいね