Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

ハロウィン / おうちごはん(フランス料理:2015年10月)

2015-10-31 23:16:37 | おうちごはん
今日は土曜日ですが、夫が一日お仕事に行っていますので、朝から実家へ遊びに
行ってきました。実家が近いというのは本当にありがたいことです


今日はハロウィン当日ですので、娘もちょっとだけ仮装をしてのおでかけです。
買っておいた魔女の帽子の形のお菓子入れをかぶって、保育園で作ってもらった
黒いビニールのマントを羽織って、黒猫のポシェットを下げています



保育園では毎年本格的にハロウィンのイベントをしてくれるのですが、いつもの
飾り付けに加えて、今年は大きなバルーンのおばけや、直径2~3mもある巨大な
かぼちゃのバルーンなども出ていました

そして娘のクラスでは手作りジャック・オー・ランタンのマスクや黒いマント、
お菓子を入れる紙袋などを子供たちと一緒に作ってくれて、仮装をしてテラスで
お菓子を食べて過ごしたそうです


娘は作ってもらったマスクとマントを気に入ってしまって、昨日のお迎えの時に
身につけて帰って、そのままご飯を食べて、お風呂に入るまでそのままでした。
今朝も畳んでおいたマスクやマントを見つけてすぐに身に着けていたほどです


今日も娘のお昼寝タイムを利用して、ダイニングテーブルに飾るアレンジメント
作りに精を出していました。そろそろ涼しくなり花持ちも長くなってきたので、
2週間に1回くらいにしても良いころかもしれないですね


今日はピンクのオールドローズがメインで白いガーベラ、白いトルコキキョウ、
薄い紫のトルコキキョウ、ヒペリカムにグリーンを合わせて可愛らしく

夜は早めに娘を寝かしつけて、夫と2人でゆっくりディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室:2015年10月】


前菜1品目は茄子のムース。レッスンではコンソメを使って伸ばしていましたが、
なるべくそういった調味料を使いたくないので、みじん切りの玉ねぎをじっくり
炒めたものと、白だしを使いました。ほんのり鰹出汁の香りを感じます

上に添えたタルタルは、レッスンで使った甘海老ではなくホタテを使って。


前菜2品目はかぶのポタージュ。こちらはレッスンで習ったものではないのですが
かぶをたくさん頂いたので、ポタージュにしてみました。ナスのムースが冷たい
前菜ですので、こちらは温かい前菜として出しました


今日のパンはメゾンカイザー製のパン・オ・フィグとコンプレ・レザン・ノワ。
本当は日本橋三越に入っているお気に入りのパン屋さんのパンにしたいのですが
買いに行くのがちょっと手間なので、手近なところで済ませてしまいました


メインは鶏肉のオージュ谷風煮込み。カルヴァドスを買ってもあまり使わないと
思ったので、ブランデーで代用していますが、シードルはきちんと買いました。
食べやすい骨なしの鶏もも肉がふんわり柔らかく仕上がりました

リンゴのソテーもとっても美味しかったです

オージュ谷風煮込みに使ったシードルの余ったぶんはドリンクとして食前酒に。
普段はぶどうのお酒ばかりですので、りんごのお酒もたまには良いですね



デザートはガトー・オ・マロン。可愛いマルグリット型を買って作ろうかなとも
思ったのですが、結局はこれからも使う機会の多そうなクグロフ型にしました。
思ったよりもクグロフ型が大きかったので、もう少し小さいものも買おうかな


10月のデスク飾り

2015-10-30 23:22:21 | 季節行事
今日は10月最後の出勤日ということで、今月もデスクの上で癒しをくれたデスク
飾りを入れ替えますので、仕舞う前にご紹介しますね


10月のデスク飾りは今が旬の柿を柔らかなちりめん生地で形作った匂い袋です

片手にちょうど乗るくらいのサイズで、縮緬でできた柿型の袋の中に、とっても
良い香りのお香が詰まっています。京都の老舗「山田松香木店」さん製のもの。

柿の後ろに小さく写っているのは、秋の実りを集めた籠盛りです。全てちりめん
生地で出来ていて、見ていてほっこりとします。京都の「夢み屋」さん製です。

また来年活躍してくれる時期まで、きれいにして大切に仕舞っておきます


10月の和小物たち

2015-10-29 23:08:16 | 着物
秋もだいぶ深まり、早いもので、そろそろ10月も終わりになってしまいますね。
今月も和装時に活躍してくれた和小物たちを仕舞う前にご紹介します


10月の豆簪は鮮やかな黄色が印象的な一輪の菊。祇園の金竹堂さん製。はっきり
した黄色がとても可愛らしいのですが、そろそろ派手になってきたので、いずれ
娘に譲るつもりで、私は同じ形の白か淡いピンクを買おうかと思っています

帯に挟む扇子は可愛いピンクと白の小菊が描かれたもので浅草の文扇堂さん製。
懐中時計に付ける根付は黄色い菊の匂い袋。京都の松栄堂さん製。


手拭いは生成り地に、秋らしく銀杏や楓などの吹寄せ模様で、濱文様シリーズ。
小風呂敷は青みの紫地に、黒い色紙に菊や兎柄の大正浪漫っぽい雰囲気のもの。
ハンカチは生成り地に、大胆な色柄で大きなオレンジや白の菊が描かれたもの。

懐紙は菊や楓などの吹寄せ柄。
一筆箋は万寿菊、乱菊、扇子と菊酒の3柄。

また来年活躍してくれる時期まで、きれいにして大切に仕舞っておきます


久しぶりに浅草へ

2015-10-28 23:22:10 | 日記
先日、久しぶりに少し自由になる時間があったので、浅草に行ってきました

合羽橋に食器などを買いに行くことはあっても、ここしばらくは浅草にまで足を
伸ばす余裕がなかったので、久しぶりの浅草を楽しみました


行楽シーズンを迎えた浅草はやはりたくさんの人で賑わっていました。数年前は
毎週のように来ていた浅草ですが、ここ数年で爆発的に外国人の観光客が増えた
せいか少し雰囲気が変わっていました。


仲見世を通る観光客の半数近くは外国人でしょうか。仲見世に並ぶお店もそんな
外国人の観光客に対応したお店が増えていて、日本人だとあまり買わないような
お土産ばかりを集めたお店や、食べ歩きするための食べ物を売っているお店など
昔ながらの仲見世とは少し違うお店が増えていたようです



浅草寺の境内も見渡す限り人・人・人。いつも混んでいる浅草ですが、こんなに
混んでいるのは初めてかもしれません

ゆっくりお店を見て参拝でもしようと考えていましたが、あまりの人の多さに、
夫に頼まれた外国人へのお土産の小物だけをいくつか選んで帰ることに。

ゆっくりのんびりな浅草観光は、また日を改めてしようと思います


フランス料理教室【2015年10月】

2015-10-27 23:21:59 | フランス料理
今日はフランス料理教室に行ってきました。といっても、いつもとは違う環境で
教えて頂く出張レッスンになります


日本橋三越の8Fにある「はじまりのカフェ」では、毎日昼・夕方・夜と、様々な
ワークショップを行っています。

料理・食に関するものはもちろん、生活に関わることや趣味の領域まで、幅広い
ワークショップがありますので、時間さえあれば通ってみたいものがたくさん


カフェスペースは普通のカフェと同じくランチやティータイムなどに営業をして
いて、その奥にあるキッチンスペースでレッスンが行われます。

いつも通っているフレンチのお教室の先生がこちらのレッスンを今日担当される
ということで、お知らせを受けてからずっと申し込み開始を待っていて、開始と
同時に申し込み、席の確保をすることが出来ました

先生のレッスンは大好評で、すぐに満席になってしまったようです


今月は日本橋三越でフランス展が行われていた関係で、フランス料理やフランス
関係のワークショップがたくさん開催されているそうです

今日は、フランスの煮込み料理をテーマにレッスンがスタートしました。いつも
だと少人数のレッスンなので自分達も作業しながらなのですが、今日は16名もの
大人数なので、デモンストレーション形式で行われました。


まずは煮込み時間のかかるメインから。メイン料理は「Poulet vallée d’Auge」。
海上に浮かぶ修道院モン・サン=ミシェルで有名なフランス北部ノルマンディー
地方にあるオージュ谷の郷土料理です

この地方は寒いためかぶどうが育たないのでワインは造られていないのですが、
かわりに名産品であるリンゴを使った発泡酒シードルが有名です

そしてそのシードルを蒸留して作ったカルヴァドスというりんごのブランデーの
ようなお酒も有名。シードルとカルヴァドスを使う煮込み料理はオージュ谷風と
呼ばれているのだそうですよ

フランスには色々な煮込み料理がありますが、ワインで有名なブルゴーニュ地方
では代表的なフランスの煮込み料理「牛肉の赤ワイン煮」があるとおり、各地で
名産のお酒を使った煮込み料理が作られています


今日は骨付きの鶏もも肉を使いますが、骨なしのモモ肉でも大丈夫です。ただ、
骨付きのほうが煮込むあいだに良いダシがでるのでオススメ。他には豚ロースを
使っても美味しいそうですよ

鶏もも肉はしっかりめに塩コショウし、フライパンにバターとサラダ油を入れ、
鶏肉が両面きつね色になるまでソテーします。


みじん切りにした玉ねぎとスライスしたマッシュルームを加えてさらに炒めて、
カルヴァドスを入れてアルコールを飛ばします。シードルとローリエも加えたら
蓋をして、弱火で15分ほど煮込んでいきます。

骨付き肉ではない場合は10分ほどで大丈夫だそうです


煮込むあいだにデザートを作ります。デザートは「Gâteau aux marrons」です。
この時期にぴったりの栗を使った焼き菓子

ボウルに室温に戻しておいたバターを入れて泡だて器でよくすり混ぜて、そこに
マロンペーストを加えてクリーム状になるまで混ぜ、きび砂糖を加えます。

マロンペーストはマロンクリームで代用できますが、甘さが違うのできび砂糖の
量を変えて対応します。またスーパーなどで手に入りやすい栗の甘露煮を潰して
使っても良いそうですよ

お砂糖もきび砂糖はコクが出るので使っていますが、なければ上白糖でも大丈夫
なのだそうです。


きび砂糖がしっかり混ざって生地がふんわりしてきたら、常温の溶き卵を少~し
ずつ加えながら混ぜていきます。少しずつ少しずつ入れるのがポイント。


振っておいた薄力粉・アーモンドパウダー・ベーキングパウダーを一度に加えて
ツヤが出るまでしっかりとヘラで混ぜたら、ラム酒を加えます。


出来上がった生地をバターを塗って薄力粉を振っておいた型に流したら、170度に
予熱したオーブンで40分焼けば完成です

今日はクグロフ型を使っていますが、焼き型に特に決まりはないようで、好きな
型を使って焼いて良いそうです。先生のオススメは可愛いマルグリット型


次に前菜作りを。前菜は「Mousse d’aubergine avec tartare de crevettes」。

焼き茄子をムース仕立てにした冷たい前菜になります。ナスはヘタを取って縦に
数本切り込みを入れたら、底から上まで竹串で穴をあけて、魚焼きグリルで両面
しっかりと焼き、皮を剥いて粗く刻んでおきます。

今日は茄子で作っていますが、パプリカやカボチャなどでも応用できますよ


お鍋に水・コンソメ・塩を入れて火にかけ、十分温まったら火から降ろし、水で
ふやかしておいたゼラチンを入れて溶かします。焼き茄子とコンソメを合わせて

キサーにかけ、ペースト状にします。

茄子だけだと風味が弱いのでコンソメを加えていますが、ブイヨンや白だしなど
お好みの出汁を加えて良いそうです


6分だてにした生クリームを1/3加えてしっかりと混ぜ合わせたら、残りも加えて
泡が潰れないようヘラでさっくりと混ぜ合わせてグラスに流し、冷蔵庫で冷やし
固めておきます。

生クリームを泡立てずに入れても良いのですが、その場合はツルッとしたプリン
のような食感になります。泡立てるとふんわりムースに


今日はこのムースに甘エビのタルタルを合わせます。1cm角位に切った甘海老・
3mm角に切ったきゅうりと赤玉ねぎをレモン汁・オリーブオイル・塩コショウで
作ったドレッシングで和えたものです。

甘エビの代わりにホタテを使ったり、茹でた海老とアボカド、角切りトマトなど
様々なアレンジができるそうです。私は生海老アレルギーがあるので、ホタテに
替えるか、茹で海老で作ろうかなぁと思っています


出来上がったタルタルをムースの上に乗せて、最後にディルを飾れば完成です


最後にメインを完成させますね。煮込み終わった鶏肉を一度取り出して、煮汁を
煮詰めていきます。おもてなしとしてあらかじめ作っておく場合には、ここまで
作業をして止めておくのが良いそうです。


煮汁に鶏肉を戻して生クリームを加えて少し煮詰め、塩コショウで味を整えれば
完成です。ほとんど放っておくだけの簡単なお料理でした


付け合せのリンゴのソテーも作ります。リンゴはあれば紅玉がベストですが、
なければどんなリンゴでも大丈夫です

リンゴは皮付きのまま12等分のくし形にカットしたら、バターと砂糖を溶かした
フライパンに入れて両面ソテーし、最後にカルヴァドス(なければラム酒等)を
加えてアルコールを飛ばします。これでお料理は全て出来上がりました


今日は少しだけテーブルコーディネートのご紹介もありました。時期的にはまだ
ハロウィンなのですが、少し先どりでクリスマスを意識したコーディネート。

白いテーブルクロスに赤い折敷、白いお皿に黒いナプキン、白と黒に少~し赤を
効かせた飾りを置いて、和を取り入れたクリスマスの雰囲気です


テーブルにお料理を盛ってみるととっても素敵です。先生はお料理は盛り付けを
替えるだけで簡単におもてなしの料理になるというお考えで、毎回レッスンでは
そういったポイントも教えて下さいます

いつものレッスンはこのコーディネートしたテーブルにそれぞれお料理を盛って
頂きますが、今日はカフェのテーブルに少しずつの量の試食というスタイル。


前菜は焼き茄子のムース・甘海老のタルタル添え。茄子の味がしっかりと出て、
とっても美味しいムースでした。我が家はなるべくコンソメを使いたくないので
白だしで作ってみようかな。甘エビもホタテに変えるつもりでいます


メインは鶏もも肉のオージュ谷風煮込み。白ワイン煮込みとはまた違う風味で
とっても爽やかな香りでした。蒸し煮にしているのでお肉もとっても柔らかく、
付け合せのリンゴのソテーとの相性も抜群



デザートはガトー・オ・マロン。材料を見ると重めの仕上がりなのかなと思って
いましたが、食べてみるととってもふんわりしっとりした軽い仕上がりで、つい
食べすぎてしまいそうなお菓子でした


いつものレッスンとはまた違った雰囲気でしたが、今日もとっても楽しい時間を
過ごさせて頂きました