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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

娘と一緒にお茶会に参しました(別誂え・桜色地橘に扇柄一つ紋付付下げ)

2024-12-01 23:59:00 | 茶道


昨日はお手伝いで疲労困憊でしたが、今日も7時前には起きだして身支度をして、母と娘と一緒にお茶会に参会してきました🎵



今日は娘と色合いをリンクさせたいなぁと選んだこちらのひと揃え😊


これまでこちらの着物に黒い帯を合わせたことが無かったのですが、意外にもしっくりきたのが嬉しい発見でし❤️



こちらの着物は作った当初は柄の色使いがシックなので地味かなぁと思ったのですが、実際に着てみると帯次第で年齢を選ばないとても格の高い良い着物で、今ではとってもお気に入り🥰


着物は紗綾型地紋のある「伊と幸」の五枚朱子地を桜色~朱鷺色への裾ぼかしに染め上げ、墨の濃淡で描かれたスッと伸びる橘の枝を背景に、華やかに金彩の施された宝尽くし柄の扇を散らした、別誂えの一つ紋付き付下げ。


帯は地模様のある黒地に、大きな丸紋をメインとして、金糸や色糸で松竹梅や菊や花など、吉祥図案がところ狭しと織り上げられている西陣の名門「藤原織物」の袋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地に、ピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。

帯締めは薄橙~黄緑のグラデーションになった礼装用の平組紐。



今日は初めて、母と娘と母娘3代でのお茶会参加となります。近年では大寄せの茶会が少なくなっているので、もしかすると最初で最後になるかもしれませんね💦


母は6歳の6月6日に茶道のお稽古を始めて、途中抜けた時期もありましたが、社会人になってから子供を産むまでは先々代お家元の直弟子の方に習っていました。


そこから数十年たって私が茶道を習うとは思いもよらなかったでしょうが、同じように娘も今は茶道に興味が無くても、いつかふと思い立って私のように始める日が来るかもしれないと、その下地となるようにこういう機会を設けました😊



昨年初めて社中のお茶会に連れて行って以来、10月にも一度参加し、今回が3回目のお茶会の娘。


お庭のある本格的なお茶室は初めてですし、移動時間や待ち時間もあるので疲れてしまうかな❓と心配していましたが、嫌がらずに来てくれました💕


蹲を使うのも初めての娘ですが、慣れないながらも言われた通りに手を清めて。


丸々1席分の待ち時間があったり、濃茶から薄茶と長時間になってしまったので少し疲れてしまった様子の娘ですが、中座や終わった後にお外にでると、日本庭園の緑や池をじっと眺めて癒されていたようでした✨


茶席では本来落としてお道具を傷つけてはいけないので指輪、帯どめ、金物の簪等などはつけませんが、今回金物を使っていないので大丈夫かな❓と思い、丸ぐけと布製の椿簪をつけさせて頂きました。


髪型はすっきりとバレエのお団子にしただけですが、やはりかづら清さんの丸ぐけがあるだけでとっても華やかで可愛らしいですね🥰


2日間朝早くから茶会尽くしで本当に疲れましたが、とても良い思い出になる2日間を過ごすことが出来ました❤️



お茶会のお手伝い(山口美術織物・水色地桐竹地一つ紋付き色無地)

2024-11-30 23:55:00 | 茶道

今日と明日の2日間、久しぶりに先生が主催されるお祝いの大寄せの茶会が開催されることになり、今日は朝4時半起きで身支度をして、お手伝いに行ってきました😊


朝7時半に着物を着て集合ということと、そこから夕方まで動き続けることを考えて、今日はおめでたいお席を寿いで、格の高い柄ながらも軽い、織りの名古屋帯を選びました💕

着物は茶名の引継ぎ式のために誂えたものですが、お茶会で着るのは初めてです🎵


着物は桐竹の地紋が美しい山口美術織物の唐織の生地を綺麗な水色に染め上げたもので、銀糸で日陰紋を入れた一つ紋付色無地。


帯は地紋のある黒い生地にパステルカラーの色糸や金銀糸で細やかな宝尽くし柄が織り上げられた、大好きな西陣の名門「藤原織物」の名古屋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地に、ピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。

帯締めは帯の格に合わせて、水色にピンクのポイント柄が入った礼装用の平組紐。



会場は水天宮前のロイヤルパークホテル5階の屋上庭園にある茶室「耕雲亭」。


今日は受付を担当させて頂くことになりましたので、水屋の準備をお手伝いしたあとは、受付にてお配りものの準備や席の準備などをして、お客様をお待ちしました😊





都会の真ん中、さらにホテルの屋上にあるとは思えない本格的な日本庭園で、なんと錦鯉が泳ぐ大きな池まであるのです😳


お庭にはきちんと腰掛待合もあり、受付を済ませたお客様はこちらでお待ち頂きます。




茶室の前には蹲があり、茶室の準備が出来るとお客様を蹲へご案内して手と口を清めて頂き、躙口から茶室に入って濃茶席へ。


そのあとは一度茶室を出て庭園を横切り、隣にある広間に入って薄茶席にお入り頂きました。


1日で5席の茶会だったのでなかなかハードでしたが、社中の皆さん一丸となってなんとか一日目を乗り切ることができました💦



今日は夫と2人でお手伝いしましたが、明日は夫には息子とお留守番をしてもらって、母と私と娘の母娘3代でお茶席に参加する予定です✨



茶名・許状の引継式にて茶名を頂きました(山口美術織物・水色地桐竹地紋一つ紋付き色無地)/おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ中級・11月)

2024-11-17 23:21:00 | 茶道

本日、かねてより申請を出していた茶名の許状が届いたということで、お稽古場で引継式が行われました😊


着物は茶名を頂いた記念にと仕立てたこちらの色無地。色無地はともすると地味になりがちですが、鮮やかな地色とさすがの織りによる文様のおかげでとても華やかです💕

帯はどうしようか迷ったのですが、娘の振袖のためにと購入していた川島織物の袋帯を初おろしさせてもらうことに。一層華やかさが加わりました🎵


着物は細やかな桐竹の地模様が浮かび上がる山口美術織物の唐織生地を結麗な水色に染め上げて、背中に銀糸で一つ紋を入れた、一つ紋付き色無地。


帯は艶やかなアイボリー地に、柔らかい色使いで華紋や老松や四季の花が織り出されている、華やかな「川島織物」の本袋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い輪子地に、ピンクの絞りで葵柄を表現した輪出し。

帯締めは水色に白い雲とピンクの桜が表現された礼装用の平組紐。


引継式の前に、まずは利休さんへの献茶が行われます。


利休さんが描かれた軸の前には三つ具足、花入れには松が活けられ、点前座には台子に金の皆具と、正式なお席が設えられていました😊


これまでの引継ぎ式前の献茶では十徳を着た先生によるお点前で献茶が行われ、私たちもお相伴する形でしたが、今回は私がお点前をさせて頂き夫が献茶するというスタイルで、その後先生のお点前で濃茶をお相伴させて頂きました🎵





続く引継ぎ式では、ひとりひとり先生の前に進んで許状がひとつずつ読みあげられました。茶名の許状は桐箱に入っているのですね😳


茶名の許状と、紋許、夫はそれに加えて十徳着用の許状も頂きました。


裏千家からのお祝いの品は飾り帛紗。先生からもお祝いの品として茶杓を頂きました。それぞれ違う茶杓ですが、私が頂いたのは大徳寺派瑞光院の宗源師筆の古竹を使ったもので、銘は「老松」。箱書きもしっかりされているとても良いものでした💕



引継式のあとは床前で茶名の許状を持って記念撮影をさせて頂きました📸


2度の出産でのお休みや子供が小さいときなどはほとんどお稽古に行けなかったこともあり、ほかの方よりもだいぶ時間がかかってしまいましたが、ようやく一つのゴールにたどり着いた気がします😊


まだまだ修行の身ですが、いつか退職したら子供向けに茶道を教えてみたいなぁとも考えているので、そのための第一歩を踏み出したといったところでしょうか。


茶道だけでなくお料理やお花や三味線に加えて、四季の行事なども曜日ごとに教えられて、好きな日を選んで子供たちが自由に学びに来られるような、そんな場所が出来たら良いのですが…そのために、数年したら三味線のお稽古に復帰し、お花も習い始めようと思っています😊


夫は夫でまた別のことを考えているようなので、どの道にも進めるよう下準備はしつつ、楽しい老後生活を送れたら嬉しいですね✨



せっかくおめでたい日なので、帰り道に鰻を食べに行くことに。こちらは以前初釜の帰りにもお伺いしたお店なのですが、ふんわりとした鰻がとっても美味しかったです💕


夜は子供たちの支度を早めに済ませて、ゆっくりディナーを楽しみました🍽️


【イタリア料理教室:手打ちパスタ中級編・11月】 - Maria Callas Diary


前菜は卵のフンゲット風。半熟のゆで卵に、トマトソースと一緒に軽く煮込んだエリンギを添えて😊

パスタは手打ちパスタアニョロッティ・ダル・プリン。ラザニア系の中でも比較的簡単に作れてお気に入りの一品です🎵


メインはタラのヴィチェンツァ風。タラの下に敷くジャガイモ🥔と玉ねぎ🧅がとっても美味しくなる、冬らしいお料理です。



娘とお茶会に参会しました(別誂え・藤色地失羽根に踊り柄一つ紋付き付下げ)

2024-10-20 23:23:00 | 茶道

今日は娘と一緒に、お稽古場で月に一度行われている、外部の方もお招きしたお茶会に参会してきました🎵



昨年初めてこのお茶会に参加した娘ですが、今回は2度目とあって少し安心感があるのか、「お茶会行ってみる❓」と聞いた時も「いいよ〜👌」とすんなり😳


お茶会中に出される和菓子、特に和三盆が楽しみなようです😊


娘の着物はまた別の記事でご紹介するとして、私は娘と色合いをリンクさせたこちらのひと揃えを着てみました💕


着物自体は息子が生まれた記念に別誂えをしたものですが、帯は娘の振袖用に新しく購入したものを初おろし。


娘の振袖は実はすでにいくつか購入していて、それぞれに合わせた帯もそろえ始めているので、訪問着や付下げなどにも合わせられそうなものは私が先に使わせてもらうことにしました🎵



着物は「伊と幸」のどっしりとした一越縮緬を綺麗な藤色に染め上げて、そこに動きの美しい踊り桐を背景に、息子の誕生を祝って吉祥柄を描いた矢羽根を配した別誂えの一つ紋付き付下げ。


帯はアイボリー地に金糸をたっぷりと使って、柔らかい色使いの色糸と共に蜀江華紋を織り上げた、西陣の名門「川島織物」の本袋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地に、ピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。

帯締めは着物の踊り桐や帯のアクセントカラーから取って、ピンクと金の礼装用の平組紐。




娘は今季初めての着物で長時間のお茶会なので大丈夫かな❓と心配していたのですが、体が大きくなって我慢が出来るようになったのか着慣れてきたのか、さほど着物姿が辛い様子はありませんでした😊


行く先々で「可愛いわねぇ」とお褒め頂けたのも嬉しかったのかもしれませんね🥰


お軸は「万里一条鉄(ばんりいちじょうのてつ)」と書かれた墨蹟。

茶花は藤袴・ワレモコウ・ホトトギス・ヨメナ・ノダケの5種が活けられていました。


今日は濃茶席から続き薄茶で長丁場だったのですが、ピンと張りつめた空気の濃茶席に和やかに歓談する薄茶席と、椅子席ではありましたが、本来のお茶会らしいお茶会となり、娘には良い経験だったと思います🎵


今シーズンは娘と一緒に何度かお茶席に参加したいなぁと考えています✨



観梅野点とお花見ランチ

2024-03-03 23:21:00 | 茶道

昨日に続いて、今日も野点を行いました😊



昨日は1席のみでしたが、今日は朝から2席です。1席目は実家の両親を招いて🎵


昨日は薄曇り☁️で少し風が寒かったのですが、今日は風もなく陽射し☀️も温かく、野点日和の一日でした💕



息子も娘も、今日も奪い合うようにお運びとお点前を手伝ってくれて頼もしい限りで、娘が中学生くらいになったらしっかりお点前を教えて私は裏方に集中しようかなぁなんて思ったり😊




今日の暖かさでミモザも一気に花開いて、まあるい黄色のお花がとても可愛らしいです❤️


娘は今日は絵羽ではなく小紋ですが、こちらも千總の着物に川島の帯。ビビッドな色合いが子供らしくて可愛いですね🎵



2席目はお友達ファミリーをお招きしての回。


お友達もお点前をしてみたり、お互いに点て合ってみたりと、わいわいと楽しいお茶席になりました🥰





お茶席後はお天気が良く暖かかったので、そのままお花見をしながらお弁当🍱を食べたり、大人がおしゃべりに夢中になっている間に子供たちは室内で遊んでいたり。


そしてなぜか突然バレエ🩰の発表会が始まったりと、とっても楽しい時間を過ごしました🎵


また来年も、素敵な梅と共に野点が出来ると良いですね✨