儲け最優先で、何を捨てるかと考えた場合(ここで実用主義の採用です)、社員が言うことも聞かず要求のみで作業レベルも低いとなれば、企業を継続させるために何をするでしょうか。会社上層部は何を考えるでしょう。手が器用で、まじめで人件費も安いアジアに出ようということになります。品質も厳しくすればよいであろう。良ければ、もの作りのノウハウを習得しシステム化しよう、そして「猿でもできる仕組みをマニュアル化しよう」。うまくいけば、監査システムも導入し、それを行わせることに維持させれば、最も人件費の安い、原料の安い、工場立地条件のなど最適な条件の世界中いたるところにもあてはめられる尺度を展開させよう、ということになります。産業の空洞化がおこるが、自国どうのこうのは政治家の仕事、なにより収益最優先である。我々の市場は全世界である。しかし、いきなりは、困難であるから手始めに日本の自動車メーカーとのタイアップである。ノウハウもあり、品質もよい。ゼロ戦で名をあげた大財閥、三菱と提携しようとなった訳です。うまくいけば、ここでもの作りノウハウを作成しよう。実践しながら、その仕組みも作ってモノにしよう。将来は、そのシステムをも売りこんでいこう。原発で言えば、まずは不安なものは日本に提供し試験させよう となります。アジアをものつくりの工場にしようとして、日本はマジだからそこで試供品を作成しシステムを試し、うまくいけば部品、工賃の安いアジアに広まっていった訳です。***目的を達成するためには、何を捨て、なにを優先するか。産業経済の調和などみじんも考えられない儲け主義の進展は、肝心なそこにいる人がどこかに行ってしまている訳です。***わたしたちはみんな心に傷を負っている。キリストの十字架から離れるならば、むしろ傷をおってキリストから離れないでいる方がどれほどか良いことでしょう。(2012/1/23)