記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

福岡ビル地下の老舗喫茶店「EST(エスト)」閉店

2019年01月01日 18時13分14秒 | 福博まちの記憶

年の瀬迫った12月27日の朝、西日本新聞さんから電話いただいてビックリ。福岡ビル地下の老舗喫茶店「EST(エスト)」さんが12月28日で急遽閉店(25日告知)との事でした。

・老舗喫茶店、半世紀超の歴史に幕 親子3代の利用客も 惜しむ声 福岡(西日本新聞社)

2019年3月末で福岡ビルは再開発で全館退店することは分かっているのですが、その前の週もESTさんで2度ランチ食べて告知がなかったので少し油断してました。

閉館までに「さよなら福岡ビル」で記念フォトブックを作成予定なので取材要。という訳で、この日は予定変更して急遽ランチを食べにESTさんへ。

この落ち着いた空間がお気に入りでよく通いました。食後のコーヒーも味わっていただきました。

ESTさんは福岡ビル開業時からの名店(1962年の開店時は西中洲のバー「みつばち」の姉妹店、昼は喫茶で夜はバーとなる「エスト・サントリー」)、経営者は次々変わったものの福岡ビル57年の歴史と共にあったお店でした。

上の写真は、1964年発行の観光ガイド本「博多の昼と夜」掲載の「エスト・サントリー」時代の写真。隣の「華」さんも経営は同じ方なので同時に閉店。この場所にかつてあった喫茶「門」は、西鉄ライオンズ初期のエースで監督も務めた川崎徳次さんがオーナーだったそうです。長い間、ほんとにお疲れ様でした。


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