今日はどうやら佐渡汽船も運航しているようで・・・
毎年、暮れは時化になることが多くて気を揉んだものだ。
もう１０日も前になるけれど、佐渡からの帰り京浜東北線車中で見た信じられない光景。
いやいや、たまたま私が指しゃぶりだの指かじりだのをしたことがないからかもしれないが。
私が座っている座席の真ん前に座っていた中年女性。
左手に文庫本持って一心不乱。右手親指かじりに。
そりゃあ最初は何かついているから取ろうとしているのかしら、
と思ったから車内光景ひとコマと過ごしたわ。
が、違うの違うの。
かじった何かをもぐもぐもぐもぐ。もうそれからその女性に目が釘付けよ。
ごめん、見てははいけないものほど見たくなるという厄介な性分。ガン見。
親指だけではすまなくて、次々と５本の指かじり。
文庫本はどうなっとる！と忠告したくなるくらい。
で、小指長め、でもっ、最終的には親指に戻って延々。ちょっとの休憩後また。
指の腹、横、裏返して横と。しゃぶっているんじゃなくてかじっているのよ。で、もぐもぐ。
心理的に何かあるのかねと訝しんでもそんなもん分からん。
文庫本、右手に持ち替えても左手かじる。
そしてまた右手かじりに戻る。
文庫本取り落として拾ってページめくる。
「違う！そこじゃない、もっと後ろのページ」と心の中の私が教える。
文庫本読むよりも指かじり熱心とみた。
いやー、その状態で４つの駅は越したね。人生いろいろある。
（いろいろあるのですみません、写真はひと月前の舞岡公園）
