チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

クレゾールが匂う石鹸

2020年05月06日 04時00分05秒 | 日々のこと

晴、17度、88%

 クレゾールといっても若い方はご存知ない方の方が多いかもしれません。昔は医院の診察室に白いホーローの洗面器が置かれていました。医師は診察前後、必ずその洗面器で手を洗います。洗面器にはクレゾール石鹸液を水で薄めたものが入っていました。ちょっと癖のある匂いを持ったクレゾールです。診察室に入ると鼻先に必ずこの匂いがします。

 コロナ対策、先ず「マスク着用」次に「手洗い」と耳が痛くなるほど叫ばれています。まさかこんなに猛威を振るうとは思ってもいなかった事態に発展しています。1日幾度手を洗っていることか、台所仕事をするので手は洗いますが、このウィルス対策のために入念な手洗いをするようになりました。通りがかりに見る石鹸売り場では手洗い用の液体石鹸はいつも売り切れています。私一人なのにこの数カ月で石鹸を一つ使いあげるほど手洗いをします。

 手を洗うのは台所の液体石鹸、アルコール、そして洗面所の固形石鹸です。洗面所の石鹸を新しくおろしました。主人が持ち帰ってくれていたクレゾール主体でできた固形石鹸です。イギリスの統治下にあった国々では普通に売られている石鹸です。このブランドの液体石鹸も原液のクレゾール液もスーパーで気軽に手に入ります。

 封を切るとクレゾールの匂いです。 洗うたびに匂います。私はこの匂い嫌ではありません。かえって「これで大丈夫」と安心感が生まれます。

 「手洗い」は生活の基本です。それを殊更に意識する生活がいつまで強いられるのでしょう。アルコール消毒のせいもあるのか、手指の先は乾燥でカサカサし始めました。「手洗い」の習慣が根付くことは大歓迎ですが、今の時勢では「手洗い」ひとつ何処かに逼迫感を感じます。

 決していい匂いではないクレゾールの石鹸です。普通な気持ちでちゃっちゃと「手洗い」できる日が早く来て欲しいと思います。


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