曇り、15度、72%
18歳で実家を出て一人暮らしをはじめ、今の台所がちょうど10代目の台所。結婚してから8代目にあたる。どの台所も、大きくなく、小さい私の動線に会うようなコンパクトなものばかり。自分の持ち家ではないから、手を加えることもなくただ工夫して使ってきた。収納場所が多い台所では、ものは片付くが、少なければそれなりの見せ方が必要になる。
居間から、台所に入るドア。この小さい窓から覗いたのが上の写真。家人やお客さんが中にいる私を覗いている。日本式に言えば、3畳ぐらいかしら?子供は一人しかいなく、彼が我が家を巣立ってからはずっと夫婦二人。二人になっても来客はあるし、パンやお菓子を作るのも、料理も好きだから、台所にいる時間は長い。
窓が二つある。明るくて、この窓から香港島のピークや、わがマンションのプールが見える。棚がそれなりにしっかりとあるので、なべ類は全部仕舞うことができる。棚が少ないと、なべ類をハンギングして、それもそれなりに楽しかった。
いろんな台所を使ったけれど、狭い広いとか、すごく電化されたものというより、使われてる、生きている台所が好き。散らかっていても、、ちょっとぐらいゴチャゴチャしていても、毎日動いてるなーって思える台所が好き。
ドアーの裏側。先日帰ってきた息子に、「僕の家の冷蔵庫より小さいね。」といわれた冷蔵庫。私まだ、独立した野菜室付きの冷蔵庫使ったことがない。夏場の来客時は、まずこの冷蔵庫のスペースを作ることからはじめる。
そろそろ10年、スーと体が自然に動く、私の台所。