makoto's daily handmades

身近な保護司

先日、他県で保護司の方が担当する保護観察中の方に殺害されました。

 

私には身近に保護司をしている女性がいます。

ちなみに私には非行歴がないので、自分が保護司さんのお世話になったことはありません。

善良な市民として生活をしている殆どの方は、保護司さんとは縁もゆかりも無い存在のはずです。

 

保護司は非常勤の国家公務員で、報酬は交通費くらいです。

未成年で犯罪を犯したり、保護観察付きの有罪になった方が一定期間、面談をしたりするボランティアで、一定期間の研修やたくさんの会合をこなしていきます。

ボランティアの割に守秘義務が多いので、私もその保護司さんから、詳しくは内容を聞きません。

というか、聞けないよねぇ…という感じです。

 

以前もその方と会っている時に、突然警察から電話がかかってきたと思ったら、担当している保護観察の方が再犯したとの連絡でした。

時にはそういったことで突然警察から聴取を受けたりします。

またある時は、担当している保護観察中の方がスマホに「やっぱ、次の面談ムリ、日程変えて」と言っているのが漏れ聞こえてきたり。

その電話を切った後に「アイツめー、また面談すっ飛ばしたー!法務局に言いつけてやるー」といらつく保護司さんの様子を見かけたり。

私なんて、ボランティア精神のかけらもないので「ボランティアなのにそんなにイラついてどうするのよ、イヤなら辞退すればいいじゃあないの」と口をついて出てきますけれどね。

 

私の亡くなった祖父は30年ほど前に民生委員をしていたので、地域ボランティアとはどういうものかはなんとなく知っています。

私が中学生〜大学生くらいまでは、亡き祖父が民生委員として面談や証明書発行のため、自宅に人々がやってきていました。

その度にお茶出しや書類の準備をしますから、私も少しはお手伝いをしたことにはなります。

子どもの頃から見慣れていれば「そういうモノだ」という習慣づけができてしまうので、民生委員を「先生」と呼ぶことにムチャクチャ違和感がありました。

 

うちのじーさん、どこにでもいる農家のじーさんだけど?先生だと?笑っちゃうね、じーさんもセンセイ呼ばわりされてふんぞり返るほどバカじゃあねぇよ。

 

こういう感覚が育っちゃっているので、どうも私は民生委員さんや保護司さんに対して、フラットな目線でしか捉えられないンです。

私の身近な保護司さんも、センセイと呼ばれるのはムチャクチャ気恥ずかしいみたいです。

私が「センセイって呼ばれるのねー、スゴイわー、センセイ」とからかうと、よしてくれ、勘弁してよ、と言います。

で、私からすれば保護司さんが偉そーにしている、と感じる観察中の方々もいるかもしれないです。

だって、一般市民が「センセイ」呼ばわりされているのだもの。

センセイと呼ばれる職業は数多あるけれど、民生委員や保護司ほど敷居が低いセンセイはいません。

というか、地域ボランティアをセンセイと呼ぶからややこしいし、不満に思う観察中の方が発生するンじゃあないかと。

そもそもセンセイという職業に不信感を持つ観察中の方だって存在するンだし。

センセイと持ち上げられないと、担えないボランティアなら辞めてしまえ、という感覚は私にはあります。

まずは保護司さん同士、民生委員さん同士がセンセイ呼びを止めないものですかねぇ。

地域ボランティアなんですから。

コメント一覧

makoto-hizikata
うさぎさん、コメントありがとうございます。
先生という言葉は難しいです。
先生と呼ばれないと気分を害する人もいますしね。
私はなるべく先生様方とは関わらず、人間関係も◯◯さん、◯◯様だけの呼称だけで済ましていきたいです。
kinntilyann
おはようございます(⁠^⁠^⁠)/

なんかなんというか、呼び方を瞬時に思い付かない、なんだかめんどーくさい気持ちの時は、「せんせい」で誤魔化しちゃう。

手強いのは「先生と呼ばれるほど馬鹿じゃない!」と面と向かって言い返して来る人。
某有名外科医氏もそうだった。患者さんから先生と呼ばれるのは許容だったけど、それ以外はアウトでした。

そんな感じ。

今日はいよいよ梅雨かな?
良い一日でありますように(⁠^⁠^⁠)/
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