私の知らない世界がここにある。
骨董の善し悪しも分からないし、芸術家や評論家などとのつきあいもない。
ただ平凡な生活をしているのだ。
白洲さんは違う。周りに居る人たちとサロンを形成して、そのサロンを盛り上げる立場なのだ。
元華族なので華々しい経歴を持ち、ご主人はあの白洲次郎なのだ。
私は本や知識でしか知らない著名人達と交流し、その交流録がこの本なのだ。
文章は平易な方ではあるけれど、歴史的背景を知らないとちょっと分かりづらい。
とくに白洲さんの交友を知らないとまったくもって「この人誰だ??」となる。
でも文章を読む限り、白洲さんは誰にでも愛くるしく接することができるのではないかと思う。
この本に出会えて良かった。
ただ、私には遠い遠い存在の世界で、そういった世界もこの日本にはあるのだな…と感じるばかりだ。
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