makoto's daily handmades

鎌倉市・大船植物園で剪定見物 その2

地図を持たない町歩きの番外編。
だって大船植物園の中をウロウロしているだけだから。


ロウバイ。去年はもう花が終わった後だった。


アセビ。こんなかわいい花に毒性があるのが不思議に感じる。


この小道、スゴく好きな風景。しかも冬の葉っぱがない明るい林の小道という雰囲気かいい。
Eテレで、故柳生真吾さんの「森へおいでよ!」を思い出す。


バラ園。おお、美しい!バラは花もいいのだが、この剪定した姿も美しい。
バラを育てたことがある人には分かるだろうが、この剪定した姿にするのは本当に大変。
頭で分かっていても、実際に剪定するとうまくいかないんだ。


ここは芍薬園。今はまだ化成肥料が撒いてあるだけ。咲き始めると見事なのだろうな。


藪ではない。ここの名物とも言える笹と竹の植栽。
この竹が黄色く輝いていて、今日一番の竹、そう感じた。


ウメは今が身頃。爽やかでいて華やかな香りが漂う。


こちらはボケ。
私、昔からボケが好き。でも名前が悪いなぁって思う。
よく見るとウメよりも肉厚な花弁でぽってりとした感じが、椿などにも通じる美しさがあると感じる。


マルバデイゴと表示がある木も剪定済み。
ん?もしかして、「島唄」に出てくるデイゴの花とは、この木の花?


おお、丸刈りの刈り込みが可愛いぞ!


去年も圧巻の美しさだった、枝垂れエンジュ。
この剪定作業は1度でいいからやっている最中を見物してみたい!
もう、この樹形のファンだ!


イヌマキの刈り込みもステキ。


大船はあまり雪は降らない気候だと思うのだけれど…雪釣りの必要があるのかな?と思ってしまう。
でも、日本庭園の雰囲気を出すには、それっぽいなぁ、と。


ここは菖蒲やアヤメのゾーン。オフシーズンなので水路だけがあるのもカッコイイ。


プラタナスの大木。この木の並木道は格好いいのだけれど、成長が早いのですぐ大木になるんだよなぁ。
そして実がいつまでも枝についているから、落葉シーズンを超えても実はいつまでもポトポト落ちてくる。

この書き込みでは、落葉樹を中心に樹形を楽しんだ感想を書いてみた。
こん枯れ木を見るために、入園料を払ったの?と思った方、落葉樹はぜひ樹形も鑑賞してください!

私は植栽の植物も大好きだ。
今はほぼ廃業したが、私の実家では20年ほど前まで植木の苗木屋の副業をしていた。
苗木屋とは、造園業を支える仕事の1つで、造園に使う植物の苗を育てて出荷する仕事だ。
大きな造園屋の下請けのような仕事。
だから私にとって造園や植木というモノが身近なこともある。
常緑樹もいいのだが、関東に住んでいると落葉樹が身近。
落葉樹は葉や花の芽吹きもいいが、夏の陽射しを遮る青葉も、秋の紅葉もいい。
そして冬に姿を現す樹形は次の春に向けての準備が始まる。
枝を整えるには、職人技がある。

和食のよう、と言えばいいのだろうか?
いい素材を選ぶ目利き、その素材を活かす丁寧な仕事、そしてそれを楽しむ人たちがいることでさらなる研鑽に繋がる。
だから、私は職人技が晒される剪定が好きなのかもしれない。
やはり剪定見物は楽しい。

コメント一覧

makoto
jun-sweetsさんへ
この植物園の早春の目玉は、玉縄桜と言えます。
でも、私は枝垂れエンジュの樹形も楽しみの1つです。
この樹形、どうやったらこんなに整えられるのだろうと思うと同時に、受け継がれる技術を感じさせます。

技術と言えば、工業や伝統工芸を思い浮かべることか多いのですが、この剪定技術には本当に脱帽です!
jun-sweets
おはようございます(^^)
枝垂れエンジュ、あの枝ぶりは凄いですね。
ねじったかのように見えるあの枝は自然なものなのか、選定によるものなのか気になります。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「散歩」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事