goo blog サービス終了のお知らせ 

☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

帯広演研 「楽屋」

2015-06-22 04:52:46 | 映画・演劇・美術館

清水邦夫の「楽屋」という芝居を観てきました。
作品としては古いものだけど、女優を目指す魂だけはいつの時代も変わらない。

20代前半の頃、これと同じポスターを見て(背景は白色)、不思議なポスターだと思った。
友達のお姉さんが所属している劇団だと知って、興味があったが、喫茶店でのお芝居に、入る勇気が無かった。

でも、その数年後、何故かこの劇団員になっていた。

楽屋演りたいです!と言った事、女優D演りたいって言った事、代表は覚えているかなぁ?
却下されたけど…(T . T)

そして、その後、劇団員激減で女優数が足りず(だって2人だけ)、演りたいとは言えず、心の中に閉まっていました。

転職して札幌に行く前に、若い劇団員が入団。
札幌に行き、外からお手伝いに来た時、楽屋公演が…
ああ、現役で活動していた時には叶わなかった公演だわ~~。

少しずつ役者は違えど、女優Aはいつも同じK村。
昔から器用な役者だったけれど、本当に達者な役者になりました。
セリフの間が絶妙で、笑いのツボにハマりました(^o^)

女優BのN口と絶妙なやりとり。
長く一緒に演ってきた、絶妙な間合い。
漫才師のような呼吸の合い方です。

女優C。彼女はあのポスターの時から女優C。
あれから◯十年!女優Cを演れるって、すごい事。
「女優」を続ける苦しさや、プライド、強かさ(役柄としての)を強く感じられました。

一緒に活動していた頃から、美しくて華のあるT井さんでした。
でも、以前はいつもどこか不安げで、両足でドンと舞台に立っている、と言うのが足りなかったような気がします(私が言うのもおこがましいのですが)。

女優DのKちゃん。
いつも若い若いと思っていたのに、入団15年にもなるんですって!
このお芝居の中でも、新人女優でプロンプターと言う立場。
うーむ。月日が流れるのが早いわ~~。

このお芝居のラストに、チェーホフの「三人姉妹」のセリフがある。
「生きていかなくちゃ」で、グッときます。

自分が所属していたと言う贔屓目もあるのかも知れないけれど、役者達、本当に達者です。
地方のいわゆるアマチュア劇団なのに、本当にすごい。
しかも、一緒に活動した仲間達が、未だ現役で続けているのも本当にすごい。

現在、仕事の後にフルートの練習時間を作るのがやっとの私。
こうして舞台を観るたびに、本番まで稽古時間を作り出すのが大変だろうと思う。
だって、みんな、働いているのだもの。
でも、負けちゃいけないな!甘えちゃいけない。
音楽とお芝居との違いはあるけれど、客席のお客様に披露する為には、費やす時間も必要なんだもの。

いつもとんぼ返りで、ゆっくり話をする事は出来ないけれど、来るたびにいつも感動を貰っています。


って、最後に一言。
観終わった後、泣けるかな?と思ったけど、泣けなかった。
上手すぎて。
だって、こんなに上手かったら、プロンプターじゃなく、すぐ舞台に立てますってば!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする