くろうさぎ

ソーイングにパン作り、日常のことや 大人になって始めたピアノのこと♪ そして、小説もちょこっと書いてます・・・。

年越しうどん♪

2009-12-31 23:22:41 | 何気ない日々
         バタバタしながらも、手打ちうどんを作ってみました。





         夏休みに作った時より、生地も扱いやすくて、麺も細めにできました。

               



                     でも、やっぱりかなりの重労働・・・。

                   最近、パンはパン焼き機の力を借りてばかりで

                手ごねをしてなかったから、なおのこと難航する作業・・・。

                まぁ、うどんは足で踏めるから少し楽なんですけどね。




         年越しということで、ちょっと豪華に肉きつねうどんにしてみました。

               



         写真がイマイチでした~。撮った時はまぁまぁかなと思ってたんですが・・・。
               あげが大きくて、肝心のうどんが隠れちゃってますね。




         うどんも食べて、ブログ見てたら、手作り仲間とゴダ友から相次いでメールが届き

                まさかの永ちゃんテレビ出演を知らせてくれました。


                きゃあ~っ!!今年最後の嬉しいひと時・・・。 

                      知らせてくれてありがとうっ!!



          思いがけず、永ちゃんに会えて、最高の2009年の締めくくりになりました。

もうすぐ、新しい年が明けます。

2009-12-31 15:58:27 | 何気ない日々
           今日でいよいよ2009年も終わりです。
      そして、明日からは新しい2010年の年が明けます。






               今年からブログを始めて、いろんなことがありましたが
         ここでいろんな方と出会えて、とても素敵な日々を送ることができました。

                今日という日と同じ日は、二度と存在しないわけで

                   だからこそ、できるだけ悔いのない毎日を
                 これからも過ごしていきたいと思っています。






             数あるブログの中から、このブログを訪問して下さった皆さま
   
                 一年間、本当にありがとうございました。

                来年もどうかよろしくお願いいたします。 




               それでは、皆さま・・・よい年をお迎え下さいね♪







12月の話・・・「決断の時」

2009-12-31 15:37:10 | 小説
今朝は慌ただしかったものの、新幹線に乗ってしまうと、後はただ身を任せていれば
目的地に着くだけで、俺は急に不安になってきた。
こうして後先考えずに、一人であいつの家に向かっているけど、本当にこれで良かったんだろうか?
あいつにも、きちんと事情を話して二人で来た方が良かったんじゃないのか?
そう思い始めると、俺はいてもたってもいられなくなった。
もし、あいつと俺が逆の立場だったら、こんなの絶対に嫌だしな・・・。
俺は心を決めて、あいつに電話した。
「私の知らないとこで、そんないきさつがあったわけね・・・。」
事の一部始終を聞いたあいつは、静かにそう言った。
「母さんの言いそうなことだわ。でも、知らせてくれて良かった。
もし、このまま黙ってたら、ぶん殴るとこだったわよ!」
(危ないとこだったな・・・。)俺は苦笑した。
「駅で待ってるから、すぐに追いついて来いよ!」
「オッケー!!」
あいつは、そう言うと、すぐに電話を切った。

しばらくして、駅で合流した俺たちは、そのままタクシーに飛び乗って、あいつの実家に向かった。
「やっぱり、一緒に来ちゃったのね・・・。」
俺たちを迎えるなり、彼女は小さくほほ笑んだ。
こうなることは、予測していたらしい。

「母さん、一体どういうことよ!娘を見くびるにも程があるわ。」
そう言ったかと思うと、わっと泣き出して、母親の胸に飛び込んだ。
「ごめん・・・。あなたの人生を狂わせたくなかっただけなのよ。」
彼女もつられて涙ぐむ。こっちまで、もらい泣きしそうだ。
「私、今の仕事も生活も大事だけど、それ以上に母さんが大事なの!
だから、一人で背負いこまないで、もっと私に甘えて欲しい。」
二人とも抱き合ったまま、ずっと動かない。
俺は、そんな二人を静かに見守るしかなかった。

ようやく落ち着いたのか、あいつが照れくさそうに呟いた。
「やだ、二人の世界に浸ってて、存在無視だったね。」

(今しかないな・・・。)
俺は、覚悟を決めた。
「お母さん、必ず娘さんを幸せにするってお約束します。だから、娘さんを僕に下さい。」
「こんな娘でよかったら、喜んで・・・。」
涙をぬぐいながら、彼女はそう言った。
「ち、ちょっと何よ!二人ともあんまりなんじゃない?
大体、私まだプロポーズされてないわよ。」
「ごめん、順番間違ったな・・・。俺と結婚してくれないか?」
「もう・・・。ムードも何もありゃしないんだから・・・。いいわよ!」
顔を真っ赤にして、そのまま俯いたまま黙っている。

やけくそな返事をもらった俺は、何だか変な気分だ。
今までのことが、頭の中でくるくるとまわってるみたいに、浮かんでは消えていく。

「何だか、私のことで急展開になっちゃったみたいね。」
申し訳なさそうに、彼女が言った。
「いえ、いずれはこうしようと思っていましたから。」
そうだ・・・こいつに出会った時から、何となく結婚しそうな予感は感じていたのだ。
こういうのを、赤い糸で結ばれてるっていうんだろうか?

「手術は、必ず成功するわ・・・。」
彼女は気丈に言った。
「だって、孫の顔を見るまで死ねるわけないじゃないの。」
そして、嬉しそうに微笑む。
「もう、そんなの当たり前じゃないの。母さんには、まだまだ長生きしてもらいますからね。」

今まで張りつめていた思いが一気にゆるんでいくような気がした。
そう、絶対に手術は大丈夫だ!!
俺たちをつなぐ確かな絆を感じて、心からそう信じられる。
俺たちは、三人で顔を見合わせてほほ笑んだ・・・。





                         ~ 完 ~



                    この物語はこれで終わりです。

             来年からは、また別の話を綴っていきたいと思っています。

              今まで読んで下さった皆さま、ありがとうございました。