体操教室

今日は体操教室、いいところ見ました！

お友達同士、ベルと呼ばれる浮き輪のようなものを誰が一番遠くに飛ばせるか
投げる練習のときに、みんな一目散に投げたベルを取りに行きます。
息子が2つのベルを持ってきました。
すぐ後ろにいた男の子にすっと渡していました。
他の子にとっては当たり前の光景かもしれないけれど、自分のものに固執することが
強かった息子が他の子のために取ってすぐに渡す光景は私にはスローモーションに
見えるくらい自然で優しかった。

親ばかでございます。

息子を気に入り追いかけてくる男の子がいます。
蹴られても、つかまれても、逃げることだけでやり返さなかった息子。
でも妹にも同じことをしにいく男の子に、走って行き
”ななちゃんにはダメ！”
と妹を助けに行っていました。
でも手を出すのは我慢していました。

”今日はできたでしょう”と得意げな息子
”今日だけだからね”と念押しされました。
嬉しい光景をたくさん見られた。

でも残念なのは息子を気に入ってくれた男の子は引っ越すことが決まっていました。
春から仲良しのＷちゃんも幼稚園に行ってしまいます。
体操教室にはもう一年お世話になるつもりだと先生に伝えると

”やすのりくんは　運動能力がものすごくあるから、みんなのお手本になるし、
　みんなを引っ張っていくのを頼むね”

と予想外の言葉をかけてもらいました。

人と同じことができない。
このことでずいぶん悩みました。
独身の頃なら子供らしくていいのだと思えたのだろうけれど、いざ自分の息子が
そうであると状況は違いました。

一緒に頑張ってきて、やめずに通い続けてよかった。

そう心から思えた一日でした。