息子を預けている実家で大変なことが次々と起こる。
高齢のゴールデンレトリバー。
13歳。
ある日突然吐き始め食事を取れない。
息子が発見し、後始末のお手伝いなどに活躍したよう。
庭に行っても
”ウォールがお好み焼きみたいな白いのを口からも鼻からもだす”
となり、下を向けると白いものが山ほど出てきてとまらない。
翌日結婚した弟が、海外出張を翌日に控えているのに
帰ってきてくれて動物病院へ連れて行ってくれた。
胃腸にパンパンに空気が入っていて喉から奥に何も入らない。
バリウムを飲ませたいけれど、中へ入らない。
内視鏡検査も設備がないので、カテーテルでもし何かが詰まっているのなら
落とそうと入れてみると、どんどんはいるらしい。
何かが詰まっているわけでもなく、咽頭麻痺のよう。
なので喉にチューブを通す緊急手術をしたけど胃がまったく動いていないので
食べ物を受け付けない。
首から下がマヒ状態でもう動かせなくなった。
母の話がまどろっこしくて直接先生に話しに行く。
本当に他の手段はもうないのか。
もちろん検査もできる。
でもお金もかかるし、何より高齢な弱っている体に何度も
全身麻酔をかけることの方が負担が大きい。
検査はできても、ガンなど外科的な問題なら解決できそうだけど
麻痺は検査だけで終わってしまって、結局私たちの自己満足に
なってしまいそう。
そうこういっている間に祖母の具合も悪化。
再手術に。
手術は無事に終わったけれど、きっと最期はもう、すぐそこ。
結婚式から一週間。
でも重なっていたら何も気がつかず、手をかけられなかったかもしれない。
犬も祖母も大切な家族。
家族の最期を子供たちも初めて経験することになりそう。