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Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

髪の事の次はしびれ

2012年04月19日 17時42分45秒 | 乳がん

 

乳がんカテゴリー、髪の次はしびれのこと書いておこう。

抗がん剤のしぶとい後遺症(副作用の延長というのかなぁ)は髪だけではない。

近頃、ちょっと強く出ているのが足のしびれと麻痺。(下記のお茶会とは関係ないよ~これは常に。)

 

最後の投与からもう2年半以上たつ。

いいかげんおさまってほしいのだけど、こればかりは、どうも攻めようもなく、日によってかなり頭にくるほど強いときが未だに続いている。

再建ブログ・・・・胸の再建は落ち着いてきたけど、まだまだ「乳がんからの全ての再建」ゴールは霧の中。

ま、そんな日もあるさ~の繰り返し。・・・・・・

 

ちょっとメモっておきまっっす

 

今日は口内炎も痛いなぁ~。暴食のせいか・・・・・


驚愕の3カ月待ち

2012年04月17日 12時08分04秒 | 乳がん

 

この頃めっきり薄毛のぼやきをしてなかったけど、決して手のひらつけ毛や御髪様にお祈りしたことで守りに入ったわけでもなく、

また、順調に髪が増えて満足しているわけでもない。

私は攻めますよ!

「薄毛は病院で治せるんです!お医者さんに行ってみよ~」

みたいなCMもあったかと思うが、私は、抗がん剤の後で薄くなったので、通常とは違うなぁ~とは思いつつも、攻めの姿勢で、その治療をしている、大阪では唯一(らしい)病院に予約をしてみた。

もちろん、女性の薄毛専門。

そしたら、なんと!!

それが、来週あたりぃ~と気楽に構えていらた、3カ月待ちとのこと。

世の中、薄毛で悩んでる女性がそんなにいるんだ!

まぁ、全ての人が、抗がん剤の影響ということもなく、むしろ色んな要因での薄毛と言った方が大半なのだろうけど、私のような場合でも、一応診察の対象にはなるようなので、7月の初診を楽しみにしている。

血液検査などもして、薬が飲めるのかどうかも調べるみたいだ。もちろん乳腺の先生にも確認はするつもり。

場合によっては、がんとの関係で治療ができないと判断されるかもしれないけど、聞かないであきらめるのもなんだし・・・ね。

とにかく、攻めでいってみよう!

で、一割でも増えてくれれば(本音は3割増し・・・・いや理想は今の倍でも充分いい)治療の甲斐があるって気持ち。

そんな薄毛生活だけど、ちょっと悟ったことがある。

前髪、伸ばすのを目標にしてたけど、切ってしまった。

この薄さだと、ベリーショートか、そのちょい長めくらいが一番いいみたいということに気がついた。

ってか、西田敏行の髪を見ていてそんな悟りに至ったのだけど。

前髪を伸ばしはじめてから、よけいにヒョロヒョロで薄さが際立ってみえてしまっていた。長いぶん痛むし腰のなさが目立つのだ。

以前は眉毛より上の前髪は考えられず、前髪はかきあげるものと思っていたけど、今はベリーショートもまたいいと思いだしたし、時代もそんな気がしてきた。なんでも都合よく見るのが私流。

これも、ハゲからのスタートのお陰なんだけどね。

そうじゃなかったら、ずっと長い髪にとらわれていたかもしれない。たとえ白髪が増えようが、ホントに加齢で髪が痩せようがなんであろうが・・・・・

そんなわけで

今の私。

ピンボケ状態や角度によって、少し薄さが解らなくなる程度。

このトップや額の生え際がどうなることか・・・・・また、薄毛報告はしま~~す!

着物の時とかの手のひら付け毛もこれくらいの方がおさまりいいみたい

お風呂上りのしょぼさも緩和されるみたい

 

 

 

 


初桜は気ままに京都で♪

2012年03月28日 00時07分24秒 | 乳がん

 

今日は、本当に気持ちの良い行楽日和。

京都のナビさんから、綺麗な桜があるから見にきませんかぁ~との嬉しい御誘いにいっそいそ~で出かけて行った。

昨日までの寒さが嘘のように、春が突然あらわれた感じ。

出町柳のそばに見事な1本桜

ピンクの色も少し濃いめであたりの気配からひときわ目を引くあでやかな桜だった。

この寒かった冬をいっきに忘れさせてくれるような光景に、テンションあがりましたよんもっと、綺麗な写真はナビさんブログをどうぞ

しばし見とれて、京都の町をタクシーで移動しながら、今日のランチのお店へ。

これがまた素敵で、さすが京都!!ねねの道のすぐ脇の旧家をお店にしたもので、京都ならではとしかいいようのない風情のお店だった。次は夜にも来たい!いや、この10日以内に必ず行くと思うわ!!

ワインをつくる葡萄でできたノンアルコールのワイン風ジュース。これが癖になるくらい美味しかった。で、なにげに酔った気分までしてきた。でも、ノンアルコール。これ、かなりいい

そんなこんなで、平日とはいえ、観光客でにぎわう京都の町に酔いしれ、笑い転げ、あっという間のひとときを過ごした。

お茶は長楽館へ。ナビさんの案内ですっかり観光ね。

こちらも、ランチのお店とは違った趣。貸切状態で、筋肉痛になるほど・・・・・おっと、肋間神経痛になったといってるお方もいたなぁ・・・・ってどんだけ笑うのかってほど、つぼにはまった。

笑は免疫あげるわ!

今年の春って・・・・・突然にやってきた。京都は最高

気のおけない病気仲間も最高

ちょっと番外編ランチのお店のお庭でみつけたボケの花のつぼみ。ボケてしまった。

うはは~~

 

 


空気のように・・・

2012年02月09日 17時01分18秒 | 乳がん

 

乳がんってものにかかわって・・・・・つまり告知されて、気がつけば今日でまる3年がたっていた。

すごく熱い思いで闘病していたころ。

色んなことを調べまくって、何度も自分の気持ちと葛藤していたころ。

身体的にも、精神的にもしんどくって、乳がんという病名すら忘れてしまうくらい、いったい何の病気か?と問いたくなるような副作用。

きっと、この3年、嫌なこと、つらいことのほうが多かったはずなのに、今はそんなこともなかったかのように、けっこう「おもしろい」3年だったような感覚がある。

その時々の自分を客観的にちょっとだけふりかえると、「おもしろい」・・・・そんな感覚。

人って、変わっていくのだなぁ~と思う。

今は、乳がんも私にとっては空気のような、そんな存在になりつつある。

そりゃ~、検査だの、再発のおそれだのと、時折空気どころか、強烈な主張を孕んで襲いかかってくることもあるけど、その時はその時。

今は、もう、乳がんになった私があたりまえの生活の一部かなぁ。

相変わらずの手足のしびれも、忘れてるような気になるようなの日々だし、再建した身体は、今は、修正後でまだテープとかの手間暇あるけど、身体的には胸がある事になじんでいる。もう、かれこれ1年なんだものね。

 

3年間の色んな事、あげればきりがないけど、今は、ことさらにそれをあげて書きたいとか、深い何かの思いとかもこみあげないほど、いい意味で冷めている。それが「空気みたい」という真意かなぁ。乳がんが特別なことでもなくそこに、私とともにいる感じ。

3年目って、もっとあれこれ考えたり思い出したりで、感情が揺れるのかと思ったけど、あ~3年ねってくらいで、くぎりに、何か書いて残しておこかいなぁ。そんなくらいになってる。空気にあえて、これ以上色をつけることも今はないのかなぁ~

そうなれたのも、おもしろい。・・・・きっと走り続けた私がいたからなのだと、とても充実の気持ち。

だから、これからは、3年分の時間を踏み台にたくさんの所に行ったり、したりしたいなぁ~なんてうかれてる、まるまる3年間を終えたアタシ。

ずっと空気のように、うまい関係でいれたらと、それだけはよろしくね。こんな穏やかに病気を思う時期があってもいいと思うなぁ~

ところで、

今日は外来で乳頭の軟骨を削ってきた。なんだか、それはそれで良い感じになりそうそんな予感!?

振り返れば、去年の同じ日に岡大に行っていたのよね。まさに再建手術の検査の為にね。そして今日も偶然にも岡大に行っている。その再建の綺麗な仕上がりのメンテ&チェックの為にね。偶然にも、告知の日は再建の病院と縁があるのね。

私が今穏やかな気持ちでいれるのも再建が少なからず影響している。(それとリンパ浮腫のオペもね。きっと)

なんだか、そんな小さな偶然を祝し…今日こそは、と、きびだんごを買って帰ってきたとさ。

 

PS

きびだんごって・・・・・中身ないのね


(追記済み)術後2年目検査の結果

2011年12月12日 14時11分25秒 | 乳がん

う~ん、80点というところかな。
乳がんの再発転移は今のところ無し。ただ肝臓に新たに小さな血管腫が数個見つかり、多分良性だとは思うけど、経過観察しないと、いまのところ小さくて判らないとの事。2ヶ月後また再検査。まぁ、いずれにしても当分は元気でいられるかな~

ほっ…(^o^;)って感じぃ~

 

追記(今は夜の7時半)

え~と、この最初の記事、つまり上記までは、病院で御会計待ちのとき、なんだかなぁ~、嵐ちゃん聴く感じじゃないなぁ~と思いつつ辛島美登里にオンしたら、嬉しいこと~~悲しいこと~~♪などととても美しい声が流れてきちゃってぇ~、パツパツ打ってる間に、もうサイレントイブなんて超しんみり

で、

なんとなく、気分はドナドナの年末よ~

って時に書いたので、80点ですが、今は93点に変更します(*^_^*)

帰って、ホームドクターに電話して、

これこれしかじかで、と、まぁ検査結果と主治医の話をしたら、それは乳がんとは関係ないと思うし、そんなにナーバスになることはないと。

つまり、「肝臓の血管腫」というのは、ほぼ良性で、大きくなったりしたらまた処置が必要かもしれないけど、血管腫は「俗に言う腫瘍」ともちょっと違って、細かい毛細血管の塊みたいなものだから「俗に言う腫瘍」とは別な写り方をしているはずで、その点でも他の腫瘍との判別は明確だと思うので、まず、心配ないでしょうとのこと。肝機能も正常だしね。

ややっこしい名前つけないで~と思ったさ~。初めて聞く単語に弱くって、達也(乳腺の主治医)の言ってる意味が、その場ではちゃんと理解できないんだよね。でも、後でちゃんと聞いたら、あ~、そういう事かと分かった。

達也は2カ月後に再度検査してみるけどその時に変化があったら消化器系を紹介しますと言っていたのが、「ほ?」乳がんの転移とかともちがうのか?とちょっとよくわからなかったんだけど、その時はそういう疑問自体もぼやけていたんだけど、今、ホームドクターに聞いて分かった!

一応、前に無かったものが、乳がん転移の可能性のある臓器に「腫」という名でできていたらドナドナになるよね~

ま、そういう事です。単純にいえば、これが肝臓で「血管腫」という名前だからややこしかったんであって、要するには、膝にアザができてますねって感じの事だということです。

と、今の私は思っているのだけど、これは楽天的すぎ!?

ま、いいかぁ~~

とにかく、なんとか2年目もクリアでした


虹を渡った旅

2011年12月06日 00時14分07秒 | 乳がん

曇り時々雨…現実のお天気はそんな2日間だったのに、私達が外に出る時は必ず雨が上がった。まるでいつでも見えない虹がそこに架かるように。

「さあ、ここを歩いて」といってるかのような天の粋なはからい、そんな2日間だった。


私は本当の虹を見たのは初めてかもしれない。これまでは映像か夢か幻…幼い日の記憶の幻影か…

いずれにせよ、この旅で架かった虹ははっきりと私達に貴重な一時を授けてくれるように、いつも其処に在った。本物も幻影も。

今なを治療を頑張ってるnonnoさんと、頑張ってきた私とに与えられたご褒美以外ありえないタイミングだった。

このブログのテンプレートには虹が描かれている。私達はこのブログで出逢った。nonnoさんがこのブログのコメントに深夜書き込んだ、骨転移の結果に私は泣いた。その事を素直に書いた時から、きっとこの虹が架かっていたのかもしれない。

私は、彼女が、「遊ぶ我が子の後ろ姿に自分の幼き日を重ねて見つめている」と書いてくれた海をいつか見たいと思っていた。

あの夏の日から季節が流れ、冬の始まりの日本海は深い翠のうねりがキラキラしていた。遠くに望む立山連峰の銀色の輝きと溶け合って、波しぶきも雲の切れ間もすべてがキラキラしていた。美しく…とても美しく…その中で遊ぶ彼女の娘さんの後ろ姿が天使のようだった。ここで、彼女は力をもらっていたのがすぐにわかった。そのパワーを私も今回貰った。虹はずっとその時間私達を見守っていてくれた。感謝。

雨晴海岸から望む立山連峰。私のカメラではここまでしか表現できないのが残念。神秘的で、極楽のようだった。

世界遺産の合掌集落。ここまでの道中も山々の紅葉にどんどん癒されていく。自然の強さとエネルギーが絶え間なく私の目に、身体に、心に、降り注いできた。

もちろん、車中では、景色を見ながらも、喋り続け、nonnnoさんの娘ちゃんとも、文学的超高度なしりとりもして遊んだ!娘ちゃん凄い!!

夜からは、nonnnoさん一家(旦那さん、お兄ちゃん、ずっと一緒の娘ちゃん)に「リコちゃん」と呼んでもらいながら、今回の

カニ食べ行こう!のメインを迎えた。

カニ、カニ~~旨かった

びっくりしたのが、このりんご!富山の中だけで流通している幻って感じのりんご!激うま!だった。

nonnnoファミリーはホントに仲良しで、ここにnonnnoさんの強さ、しなやかさがあるのだな~と、私まで嬉しくなった。

お兄ちゃんとは嵐談議をし、最高齢のガールフレンドとして、来年バレンタインにはチョコを渡すつもり「リコちゃん、次はうちでご飯食べて泊ってと誘われちゃった~~」うはは~、年下過ぎ~~~←この発想自体、私ってアホまるだしね。

そんな私に心優しいnonnno家の皆さんはは2日目は自宅を空けてくれて(単に、仕事と学校なんだけど~)、お言葉に甘え自宅にお邪魔して、一息お茶をした。ざっくばらんで自然の恵みを沢山うけてるnonnnoさんの生活振りを感じながら、さてさてと、場所を移し、ここからは、女子2人のとっておきのお楽しみタイム。

 

神通川の畔に建つ、リバーリトリート雅楽倶にて、フランス料理フルコースにエステ・スパ。

最高の時間

小さなガラスの器に揚げたてふかふかの小魚。

カボチャのスープはクリーミー。

白海老にチーズ、柿などをなんたらかんたら~した兎に角美味しい一皿。その後メインやパンなどなど、もう繊細なお料理と店内の優雅さに大満足。そして最後のデザート。

 

これは、もう、泣けた。 フランス語で、BonAnniversaire(ボン・アンヴエルセール)Rikoとかかれてる。nonnnoさんからお店に頼んでおいてくれたサプライズ。記念日という意味みたいだけど、先日誕生日だった私にとってはもう、うるうるものだったよ~。46歳はやっぱイケテル~~て予感ありあり~~

くずれちゃったお顔はすっきり流しましょう!

優雅に一人で入る露天風呂で温まる。

眼下には神通川、湯気の向うには綺麗な銀杏の紅葉がまぶしい山並み。

は~~至福のひととき。

 

 

二日間にわたって、過ごした時間の最後はバッタバタのお別れになってしまったけど、それはなんとなく、お互いわざとそうした気がする。ちゃんとさよならなんてしたら、せっかく綺麗にしたお顔がまたぼろぼろになりそうだから・・・・

その変わりに彼女は

「ぜいたくな言葉・・・・『またね』をつたえます」とメールをくれた。

もう、景色も見えない夜の車内で私は必死でこらえたさ~。『またね』って本当に、贅沢な言葉。それに気がつけたシアワセな旅だった

ありがとう、「またね」

 

 


術後2年目検査

2011年11月24日 15時47分00秒 | 乳がん

診察予定票に打ち込まれる年齢、「45歳」もラスト1週間を切り、来週の次回検査2日目のこの診察予定票が最後になる。

 

今日は二回に分けた術後2年目検査の1日目。

 

朝から病院缶詰。

 

先ずは腹部エコー。こういうのくすぐったいけど、先生がアタリでけっこう楽しかった♪

お腹を再建で切ってるせいか、感覚が以前ほど敏感ではないのだろうか、又は本当にアタリの先生で彼が上手なのか、楽だった。

 

再建オペ前、血管探す為にお腹にエコーのようなものあてた時は笑いに次ぐ笑いと痛さで苦しかった~。

あれは、ちょいとキツかったぜ!

まぁ、大切な血管確保の為だからその時の先生も私も必死でそれどころじゃない感じだったけど、ちょいと思い出したわ('∇`)

 

話戻して、肝心の検査は、もともと乳がん告知当時から肝臓にのう胞があったのだけど、これはほっておいていいとのことだったけど、一応変化をみるみたい。

 

あとは、先生はあくまでポーカーフェイス。結果報告は主治医のお仕事。

 

続く、恐怖のマンモはこれまた技士さんが優しく上手だった。

 

こういう風に書いていると随分素晴らし病院のようだけど、まぁ、どこでもあるように当り外れの多少はある。だけど、相対的に満足できるレベルの病院である。 私は好き。

 

で、このマンモだけど、これ、実は今日で二回目。

 

だから今日が上手く前回が酷いとは一概に言えないんだけどね~。

 

前回は正に告知の時で腫瘍のある胸を押さえつけ撮影したわけだし、何しろ初体験だから衝撃もあるわよね。今回そんなに苦痛を感じなかったのは、腫瘍が無い為かと考えたら、益々何よりね。

 

そして、朝一から薬を入れて挑んだ骨シンチ。

 

これは心配だな。

 

実は夏過ぎ頃から術側の鎖骨が時々痛い。触診でその時大丈夫と言われたけど、未だ痛みはたまにある。

 

見た目、少し腫れて骨がでこぼこに見えるのは、私の気持ちの目が見てるだけで、日替わりな気もする。が、やはり気になる。

 

へろへろになりながらも、予約で待たされることは無く、最後CTもとり、第1日目は終了。

 

次来週まで、なんかリフレッシュしないと。

 

 

毎年、誕生日前はこれが試練になるのね。

 

「検査クリア」が何よりのプレゼントが私の巡り合わせ・・・・・再発・転移が命に直結とは思わないけど、命の誕生を祝うプレゼントが命の時間と重みを知らせてくれる事になるとは…私らしいと思う。

 

私って、刹那的になりがちだから。ふぅ~

 


11月20日

2011年11月20日 13時14分50秒 | 乳がん

 

よく乳がんの方は、その手術をした日をセカンドバースディという。

特に、術前ケモをした人なんかは、その思いも強いのかもしれない。

がんを無くした身体として再び産まれ生きるという意味なのだろうか、セカンドバースディ。

私も、そんなイメージで術前ケモを受けていた。だけど、実際オペをしてみたら、バースディという言葉はあまりに悲しい気がした。私には。

 

11月20日。2年前の今日、私は乳がん手術をした。

だけど、今でも、あの日はセカンド「バースディ」とは思えないな~

何かが生まれた日とするなら・・・・・・

それは、多くの愛が生まれた日だった。

私のために、ずっとオペが終わるのをまってくれた彼、彼に付き添い気分を紛らわせてくれた人達、宇宙人のお嫁さんと笑う姑はがんに効くという神社までお参りに行き私の胸にかけるバスタオルにお祓いをしてもってきてくれた。

そして、たくさんのメール。その頃のブログや掲示板にうちこめられる私の名前。頑張れ~と。

ベットサイドには、色紙やお守り、手作りのお花。みんなの愛の花がひらいて溢れてた。

あのオペの日・・・・・・・私が産まれこの世に生を受けた日より、おおくの愛があった・・・・・・私が誕生した喜びより、喪う事の無いよう祈ってくれた多くの人の愛が咲いていた。そんな日だった。

その意味では、やはりセカンドバースディと言ってもいいのかなぁ。

ありがとう。あの日を思うとそう素直に言える。

2年前の入院の時の懐かしい写真。あの頃は髪も無く、18階の窓から大阪城をみつめながら、この街に嫁に来てからの日々を思い、夜景の中に埋もれる自分のうちを探していたなぁ。

あのとき、看護師さん達に「ご主人、すごいいい動きですね~~完璧な看護です!」と看護師さん達もビックリのダンナッチ。この人で良かったとあらためて思ったよなにもしてくれなくても、側にいてくれるだけでよかったよ (←もうすぐ、ホントの誕生日なもんでちょっとこれくらい言っとこ)

病室に帰ってきたとき、子供のように、彼のこと強く見つめていたのを思いだす。帰らないでほしかった。

 

11月20日と言う日は、色々な思いが交叉するけど、記憶として残る事実として、

2年前の今日、私は多くの幸せと大きな悲しみで包まれていた。その気持ちの感覚はもう薄れてきてるけど、あの入院生活で毎日飲んでいたドトールのホットカフェモカを飲むとキュンと切ない記憶だけはまだ残っている。

「おめでとう」は検査を無事クリアしたら初めてそんな感情がわくのかなぁ~

それまでは、「ありがとう」と心に刻む日として、11月20日を過ごそうと思う。それが一番ピッタリの日だ。

「ありがとう」が生まれた日

では、その気持ちを抱きしめ、出かけてきま~~す。

2年前のハゲ&浮腫み&すっぴんの3重苦の写真だけではちょっとね~なので、2年たった今日の1枚、即効でとってみたよん

抗がん剤による色素沈着もとれ、髪もちょっと乗っける手のひら付け毛で何とかOK!

これ、前髪は自前よん

 

 

ちなみに・・・・・・

うちの婿はん、乳がんの時はあんなに病院も付き添ってくれてたけど、再建手術に関しては、もー、ノータッチなのよん

なにゆえか、

「そんななぁ、嫁はんの胸つくるのに、ああだこうだって付き合ってられるかいな、変態と思われるやんか!岡山までいけるかいな~」とのこと。

まっ、実際再建の診察うけてると、それもいえてるな~~と思うのでした。

 

 

 


オフ会は女子会で定期診察のようなものね♪

2011年11月15日 20時02分12秒 | 乳がん

 

急に寒さが増し、秋めいてきた今日、5月のあの日以来半年ぶりに地元大阪で、サクララ(乳がんフレンド)のオフ会をした。

特に、前から次は「半年後」と決めていたわけでは無いが、気がつけば、半年たっていた。

普段、もう乳がんであることをほとんど忘れ日常を過ごしている私達。乳がんであることを忘れる・・・・それは、現実のガンの恐怖という意味なんだけど、告知された頃の何ともいえない不安や、治療中の時の辛さは時とともに薄らぎ、やがて普通の日々の波に支配されて普通の日常が戻ってくる。同時に病院へ行くことも少なくなってきたりで、そうして、皆、病気前の感覚に戻っていく。健康になっていくのだ。

でも、ある日、急に不安に支配されることもあるんだな~。

定期検診が近ずいてきたり、痛みが走ったり・・・・・・

あっ、自分は「がん」なんだ、と、「がん」というものの恐怖が再現されたりする。

そんな時によりそい、逢いたいと思いめぐるのが、同じ病気の仲間。まるで、第二の・・・・いや、ある意味一番の主治医的存在なのかもしれないな~

うちのダンナッチは、動脈硬化系の疾患で、血圧には気を付けているけど、白衣をみると血圧が自然と下がるという人。

きっと、サクララもそんな感じ。逢えば不安の連鎖が溶けていく。少なくとも、私にとってはそんな感じ。

今月は術後2年の検診がある。そう思うと、急に、とてつもなく大きな恐怖に包まれることがある。

そんな恐怖を感じている友達の事も、自分のことのように敏感に感じたりする。

だから、呼び合うのでしょう。

逢いたいとおもった。主治医を求めるように、逢いたいと思う。それだけで、安心する。そんな、身勝手な~と思うかもしれないけど、お互い様との思いが通じるのも、このサクララさん達。まさに予約外だけど定期に駆け込みたくなる定期診察のようなものなのだ。

そして、「特別主治医さまの皆さん」から、たくさんの笑をもらい、あ~、大丈夫と思う私なのだ!

  東の空の絶景を眺めながら、

 女子6人はうるさいことはお店も承知!?で隅っこのナイスな席をキープしてくれちゃって~

 今回はグリルが自慢のお店でお魚派とお肉派で楽しみ~

 バッチリ、デザートまで完食

私は飲まないけど、お酒も皆さん堪能してましたよんだけど、飲まない私は飲んでる人並みのテンション!?

あ~、今日の「診察室」もルンルンね~~。女子トークも満載で楽しさいっぱい!

さて、昨日の腕もまだ痛いけど、少しマシになったから、大丈夫かな~なんて、すっかり気持ちもリフレッシュ。

この「特別主治医さまの定期診察」次は、またどこからともなく・・・・・沸き起こるのでしょう

オフ会はいいね

 


三年目のかぶり物~その2

2011年11月02日 17時24分47秒 | 乳がん

 

さて、もう11月。今年まだしてない事。それは着物、まだ着てないの。

なにゆえか、それは髪。

薄い、薄いとしつこく書いてますが、夏のチープなドレスとか、着る物によっては、以外とこの薄毛も見ようによってはモードな感じ?なんて思える日もあったりして、トップが伸びるまでと、裾を切り続け、なんとかやり過ごしてきたけど、その間、ショートのウィッグはもう必要ないでしょ~との希望と願いを込め、震災の被災地の方達のために寄付をした。(その事に後悔はまったくない)

節電の夏も過ぎ、再建のお腹の傷も落ちつき、着物も着たいな~なんて思いだして、ちょっと羽織ってみたりしたんだけど、やっぱ頭が負ける。

でね、何が何でも自髪!!っていう呪縛・観念を捨てることにした。

その日の気分や着る物、お顔の出来によって色々かぶって楽しめばいいじゃん!!

って、心底思っちゃったのね~。これはもう、悟りといってもいいわ

もちろん、自髪を増やすことも大切にすることも続けるけど、その間、もう3年目なのに・・・とか思わないで、服を着替えるように遊ぼうと決めたらスッキリ!

で、

即、行動即買い!

3年目のかぶり物は、乗せ物っていってもいいかしらん

トップにボリュームを出すだけの、よくCMとかで見る手のひらサイズのほんのちょっとの髪の毛。

でも、これだけのことで、着物姿が全然自然。頭が負けてないのよ!

これで、45歳の着物姿が残せそう。そうなんだ~~、45歳、ラストのイベントだらけの今月ざんす

今、まさに脱毛が始まったとかという方達には、3年しても~~って感じるような、ショックな記事かもしれないけど、これ、本当に個人差があるし、

薬とか年齢、体質、いろんな要因があると思うから、深く考えないでね。

実は、私が完璧を求めてこだわり過ぎてるところもあるの。

生えたての子供のように柔らかい髪も、けっこうキュートなものよん

 

 

 


優しいコンサート

2011年10月29日 14時47分03秒 | 乳がん

 

今年の私は嵐に癒されまくり~

というか、嵐は私の人生の新しい一部になったといってもいいくらい好き。彼らの音楽聞いて、身体が自然と動けば、私の心も身体も今日も健康!と思えるバロメーターにさえなっている。

嵐の存在は、多くの人の心に響く。

あの5人の、5人で一つとなるときの力や声は世代を越えて人を魅了させる。偶然がうみだしたのか、計算なのか、なるべくしてなったのか、そんなのもうどうでもいいんだけど、この今誕生してくれてありがとうって感じよん。そして、嵐を進化させ努力し続けてる本人様達に感謝

そんな事思いながらちょっと検索にひっかかった、ある、知らない方のブログに目がくぎずけ!

その方は乳がんを始め、他の癌も併発されていて現在も闘病中の方。

私より少し年上。

そして、嵐の大・大・大ファンという事はブログで直ぐにわかった。

抗がん剤エンドレスの中、車椅子で嵐のコンサートへ行ったとの記事がアップされていた。

その方にとって、嵐の存在は生きてく力の一つであり、とても大きなものなのだと言う事はすぐに読みとれるブログ。

嵐のコンサートに、車椅子席が用意されている事、その事に先ずは感激

コンサートや劇場に車椅子で行けることは知ってはいたけど、まさか嵐!と・・・・嬉しくなった。単に、私がそういう事にうとく、知らなかっただけかもしれないけど、でも、なかなかチケットのとれない嵐のコンサートでそういう配慮がされてることが、嬉しかった。彼らの歌に心癒されている私には、そんな歌を歌うにふさわしい配慮がなにより嬉しい。

その方は、ご自身のブログで、嵐を語るなか、「嵐」が結んだ縁で中学生のお友達ができたという。その事もまた、生きる力の一部となる。

すごいな~~嵐。

真のエンターテイナーって、そういうものなんだろうなと思った。そして、とても大切な存在なんだと思った。

そして、そして、そんな「私のエンターテイナー」と出会えた事に感謝カンゲキ雨嵐。

しんどい、と思うことがあったから彼らの歌がよけいにすっと入ってきたのかもしれない。そう思えば、しんどいって経験も良い事だ。そんなそれぞれの思いが重なって一つになるコンサート。その中に同じ経験の人もきっといるのだろうな~

私もやっぱ、コンサートチケットゲットに燃えよ~。

来年は行こう!!

 

ちなみに、私の健康のバロメーター。嵐の他には、食欲。

これ、あり過ぎるときは、身心共に、不健康だということもこの頃の発見!食欲コントロールできて、今日も軽やか~って時は

全てが良い感じ

 

 


三年目のかぶり物

2011年10月26日 19時54分32秒 | 乳がん

今日の大阪は寒い。一番寒いのは頭!この前までホットフラッシュでフラフラさ~とは言っていたものの、それは一瞬の事で、只今相変わらす継続全開の薄毛には頭の寒さの方が堪える。

で、乳がん3年目にしてまた被り物に手を出さなきゃ~って、もう半分開きなおり
(`∀´)

それに、冬系の素材の服には何か負けてるの、頭のボリュームがね~
(_´Д`)ノ~~


この際、被り物もイメチェンの楽しみとして気楽に楽しもう(^-^)/

でないと、気持ちが快適に過ごせないからさ~

前にちょっと書いた脂肪幹細胞の治療は諦めたの…ガン患者は禁忌との事。

仕方無いね~失うものの替わりにアタシには何かがあるわ!きっと(^-^)/

鏡の前で悩んでいたら、遅刻するわさ~~

 

 ←久々でちょっとテレってのを表現かしらん。

ま、なにはともあれ、頭イメチェンして秋空の中、音楽効きながら出発。

ちょっと涙・・・・な事あったけど、帽子と付け毛でカバー出来てラッキーだったさ~~

ビミュウにメイク取れてるが・・・・・・・3年たって前髪だけ自前になったのが楽しくて、帰宅後いろいろ帽子かぶってみたよん。お疲れ顔になっても、被り物あると落ち着くわ。不思議ね。思わず、携帯自分撮り

さて、今日はお楽しみの「家政婦は・・・・」のドラマだわこの2枚目の帽子、何気に似てるような・・・・・

 


秋っていえば…

2011年10月19日 16時02分43秒 | 乳がん

秋っていえば…松茸でしょう♪って思っているんだけど、いつの間にかカボチャのオバケがはばをきかせるようになった。

時代は代わっていくものなのね…って、まぁそうタイソウな振りの話しでもないんだけど…

秋になり、涼しくなり、確信したことがある。

私はホットフラッシュが出ているわ!

暑い時は暑さだと思っていたけど、この涼しい、時に寒いくらいの中、突如としてカァーと頭から暑くなって汗が吹き出す!

よくホルモン療法の人は副作用でなると聞いていたけど、私はホルモン療法はしてない。副作用と言っても、つまりは更年期の状態がホルモン療法で作られるからなるわけだから、単純に考えれば更年期だとなるという事なのね。

私も更年期なのね…

病気治療でそうなったのか、年齢的にそうなのか…

今となってはどちらでもいいから、とにかく、この更年期が今の一回のこのシーズンで終わって欲しいわ。
ワンシーズン限定なら松茸に代えてカボチャのオバケ祭りしてもいいからさ~